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ヴィーナスカップの環境変遷について #BEANSDATAのウラガワ
リンクを押してくださりありがとうございます。
最近娘を抱っこしながらランクマするのが様になってきました。「ピヴォ」と申します。
第三弾のnoteもたくさんの人に読んで頂いたようで、本当にありがとうございます。
まだ前回の記事見てないよ!という方はこちらにリンク張っておきます。良かったらご閲覧ください。(こちらも10000字超のnoteなので暇なとき推奨です。)
さて「#BEANSDATAのウラガワ」第四弾は好評のランクマ環境変遷についてまとめていきたいと思います。
今回の「ヴィーナスカップ」はバトルアリーナ3rdの優先権やささぼーNewYearCupと人気の大会もありいつも以上に活況なランクマ環境でした。大会に向け様々な構築や思惑や採用カードの変化もあり、ドルバロムカップとはまた違う環境になったと思います。
きっと皆さんは次回の8弾環境の方が気になって仕方ないと思うので
今回はできるだけシンプルに書いていければと思います。(いつも長いので)
さて前置きはこの辺にしておいて早速始めましょう。
今回のnoteもNEWディヴィジョンの話です。
あ、もちろん無料です。
【第1章 環境破壊!ヴィーナスカップ序盤】
2021年の始まりとともにヴィーナスカップも始まり、世間様はお正月真っただ中!
毎シーズン恒例行事の(?)最終レジェンド達のデッキリストが次々とtwitterにアップされていきました。
多くがグレートメカオーデッキのリストの公開が多い中、
脚光を浴びたのが竜虎カチュアシュート、通称「デアリカチュア」でした。
前のnoteでも記載した通りでツヴァイランサーデッキ、グレートメカオーデッキなど小型獣を並べるデッキに対して優位をとれ、大きくランクマ環境でシェアを伸ばしました。
詳しい竜虎カチュアデッキの説明は前のnote「ドルバロムカップの環境変遷」をご覧ください。
しかしながら昨今のカチュアデッキは防御シールドトリガーも薄いため、早期にシールドを割ってくるデッキを苦手としていました。
そこに呼応するようにダイヤモンドブリザードデッキも数を増やしていきます。
ツヴァイランサーデッキ、ヘブンズゲートデッキ、アポロヌスドラゲリオンデッキはそれらには劣るものの採用札、カラーを変えながら環境へ居続けていました。
この頃から4ターン目、5ターン目に出てくる「カチュア」をどう対策するかがデッキ構築のポイントになってきたと感じています。
カチュアミラーも増え、どちらが先にカチュアを出せるかが勝負という殺伐としたランクマ環境だったと記憶してる人も多いと思います。
まさに環境破壊といわれるデッキの台頭でした。
【ヴィーナスカップ1/1~7の環境イメージ】
カチュア 15~18%
ダイヤモンドブリザード 13~15%
ツヴァイランサー 10~14%
グレートメカオー 10~13%
天門 10~12%
アポロヌスドラゲリオン 8~12%
除去サファイア 8~9%
【第2章 世まさに大天門時代】
しかしそんなカチュア環境も突如終わりを迎えます。
世間様の“正月休み“の時期も相まってか、早くもレート1700を達成する猛者が現れました。(BEANSの大エース ポニーさん(@poniponi00)が1位とった時期です。)
レート1700を達成、そしてランキング1位を獲得したデッキが公開されました。それが「緑抜き4Cアクアン天門」でした。
アクアンを軸にして手札リソースの回復、ロスチャゲートサファイアもしくはザーディアやバルホルスで相手の動きをロック、ライブラリーアウトを狙うコントロールデッキです。
どのデッキへも明確な不利対面がなく、対応力も高いことからプレイングを洗練させることで勝ちを重ねられることが証明された瞬間であったと思います。
ちょうど人気youtuberもこの「緑抜き4Cアクアン天門」を紹介したことから一気にランクマ環境トップシェアに返り咲きました。
動きに不安定さをもつカチュアデッキのシェアも落ち着きを見せ、ヘブンズゲートデッキを軸とした環境へと加速していきます。
そこに追い風でささぼーNewYearCupの開催も発表されたこともあり、
バトルアリーナ3rdの練習もかねて“大会用”と安定さを求めた人たちが使用したことも一因に考えられます。
一方、ヘブンズゲートデッキが環境トップに上り始めたころから地味ながらもランクマ環境へ姿を現し始めたデッキがあります。
それがグールジェネレイドを軸としたガルザークデッキです。
割合は5%と少ないながらもガルザーク、ザークゼヴォルと盤面処理に長けていた点、ドラゴンが除去札で破壊された場合のグールジェネレイドへの対策がエターナルガードくらいだった点から除去を主体としたコントロール系へ優位がとれたデッキでした。打点数と盤面獣差でブロッカーを越えていきます。
しかし、ヘブンズゲートデッキや除去サファイアデッキには優位が取れる一方、ダイヤモンドブリザードデッキ、ツヴァイランサーデッキ、アポロヌスドラゲリオンデッキには打点速度で負けてしまうため多くは使用されなかった印象です。
因みにこの頃から除去サファイアデッキは環境割合10%をどんどん下回り環境から消え始めてしまいます。(除去サファイア不遇時代でも名付けましょうか。)
【ヴィーナスカップ1/8~14の環境イメージ】
天門 12~19%
グレートメカオー 12~16%
ダイヤモンドブリザード 13~15%
カチュア 10~15%
ツヴァイランサー 10~13%
アポロヌスドラゲリオン 9~12%
除去サファイア 6~9%
【第3章 ささぼーNewYearCup開催直前!】
相も変わらず大天門時代。
ヘブンズゲートデッキの使用率はほぼ20%に近づくランクマ環境でした。
むしろヘブンズゲートデッキに当たらない日の方が珍しかったです。
1/13に開催された”ささぼーNewYearCup”のテスト大会でBEANSのでしゅのさん(@deshuno_DMP)が5C天門を使用し優勝したことがさらに加速したのか、ランクマでも5C天門の使用者が激増しました。
(BEANSの統計データは細かいデッキタイプまで収集していますので数値の裏付けもあります。)
グレートメカオーデッキのフェニックスを超えるエリクシアのパワーラインと、最強のフィニッシャ―カードのボルバルザークを採用できることにより、ヘブンズゲートデッキの防御力は残しつつ攻撃性能も向上する構築が陰ながら開発が進められていました。
そしてその結果、“4Cヘブンズゲートデッキに強いヘブンズゲートデッキ”
としてドルバロムカップでは絶滅していた5C天門が奇跡の復活を遂げるようにまでなりました。
しかし4C天門に5C天門と、ここまでヘブンズゲートデッキが環境に蔓延すると対策されられるのは当然の摂理です。
ツヴァイランサーデッキはトリプルブレインを採用し長期戦に備えられるようにしたり、またこの頃からアクアポインター、メルニア、トラップコミューンが採用された青黒ツヴァイランサーデッキも少しづつ環境へ進出していきました。
グレートメカオーに関してはソーラーコミューンの採用やマーキュリーギガブリザード、キャプテンミリオンパーツの枚数を増やしたりと対ヘブンズゲートデッキに対し強度を増した構築へシフトしていきます。
そう、来るささぼーNewYearCupもヘブンズゲートデッキが環境トップになることは想像に易かったのです。
【ヴィーナスカップ1/15~21の環境イメージ】
天門 19~21%
グレートメカオー 13~15%
ダイヤモンドブリザード 12~13%
ツヴァイランサー 10~13%
カチュア 9~11%
アポロヌスドラゲリオン 9~11%
除去サファイア 6~9%
【第4章 大天門時代の終焉】
バトルアリーナ3rdの大事な参考大会にもなるささぼーNewYearCupが1/24に開幕しました。
大会参加者デッキ分布も皆様も予想の通り、
ヘブンズゲートデッキを筆頭に、グレートメカオーデッキ、ツヴァイランサーデッキ、ダイヤモンドブリザードデッキ、カチュアデッキ、アポロヌスドラゲリオンデッキとランクマ様相に近い形になりました。
このnoteをご覧の皆さんなら大会の盛り上がりと内容については周知の事実でしょうか。
最大母数を見るとヘブンズゲートデッキが予選を通過するかと思いきや、
予想に反し決勝トーナメントに進んだBEST8にヘブンズゲートデッキの突破者はゼロ。
ツヴァイランサーデッキ、グレートメカオーデッキ、ダイヤモンドブリザードデッキ
それに加えて、
ネクラWSデッキ、赤緑t青ドリームメイトデッキ
と環境外デッキが決勝トーナメント進出という結果になりました。
特に筆者は上記の環境外2デッキの進出はデュエプレの面白さが凝縮されている結果だと思ってます。こういう隠れ強デッキがあるのも面白いですよね。
(余談ですが、優勝はまたもBEANSから輩出。ブラケさん(@blackCape1111)のネクラWSでした!おめでとうございます!)
これはランクマ環境が動くぞ!
翌日からの統計が楽しみだ!ワクワク
と筆者も息巻いていましたが
結果はWSもドリームメイトも環境に姿は見せず…
この結果を受けてもヘブンズゲートデッキは引き続き環境トップに君臨していました。
しかし、その一方でランクマ環境では猛烈な勢いでツヴァイランサーデッキが母数を伸ばしていました。
この要因としてインビンシブル系統呪文に調整が入り、その中のインビンシブルテクノロジーが7マナで唱えられるようになり、ツヴァイランサーデッキが強化されたことがあげられます。
インビンシブルテクノロジー唱えてしまえば、膨大な手札から複数体のツヴァイランサーとマーキュリーギガブリザードまで飛んでくるのでまさに即死級のムーブを起こせるようになりました。
その裏でその増加したツヴァイランサーデッキを刈るためにカチュアデッキも再度母数を伸ばしました。某人気youtuberがカチュアデッキでレート1700の報告とリスト公開をしたことも要因に挙げられると思います。
【ヴィーナスカップ1/21~28の環境イメージ】
天門 13~18%
ツヴァイランサー 15~18%
グレートメカオー 11~13%
ダイヤモンドブリザード 10~12%
カチュア 12~18%
アポロヌスドラゲリオン 9~10%
除去サファイア 5~7%
【第5章 バトルアリーナ3rd優先権を巡る戦い】
泣いても笑ってもヴィーナスカップもあと3日。
500位以内に入ればバトルアリーナ3rdの出場優先権がかかっているとあってランクマ環境も“ガチ”のデッキが多かった印象があります。みんな本気で勝ちにきてます。
ヘブンズゲートデッキへ有利をとれるツヴァイランサーデッキ。
ツヴァイランサーデッキに有利がとれるカチュアデッキ。
カチュアデッキに有利が取れるダイヤモンドブリザードデッキ。
そして、どのデッキにも5分の勝負が可能な安定性が高いグレートメカオーデッキとまさに横並びの環境となりました。
ドルバロムカップとの違いとして、各シーズン終盤で増加傾向にあったダイヤモンドブリザードデッキが母数を伸ばさなかったのが今シーズンの特徴です。
これはヘブンズゲートデッキが環境トップに君臨していることに加え、アポロヌスドラゲリオンデッキの多くがカウンター型の赤白の構築だったことも要因に挙げられると思っています。
おそらく過去一番で対策するデッキカードが多すぎて、環境にあるすべてのデッキを対策仕切れず、“勝ちにくい”シーズンだったと思います。
(ささぼーNewYearCupの各デッキの勝率も掲載されましたがすべてのデッキが勝率60%超えないという衝撃的な結果でしたね。)
終わってみれば明確な1強という状況もなく、様々なデッキタイプがほぼ均等な分布図を構成している“良”環境でヴィーナスカップは終わりました。
これを狙ってやっているのであれば運営の調整力はバケモン級ですね。
【ヴィーナスカップ1/28~31の環境イメージ】
天門 14~17%
ツヴァイランサー 14~15%
カチュア 14~16%
グレートメカオー 11~13%
ダイヤモンドブリザード 10~12%
アポロヌスドラゲリオン 9~10%
除去サファイア 3~7%
【第6章 アポロヌスカップの現在】
以上、第5章までがヴィーナスカップの環境変遷でした。
ランクマ環境様相的には“スーパー良環境“と言って過言ではないと思っています。
さて、ここまでまたも読んで頂いた方向けに、今回も少しだけアポロヌスカップの環境変遷がどうなっているか書こうと思います。
なんとアポロヌスドラゲリオンデッキが母数を伸ばし環境上位に食い込んでいます!きっと筆者のnoteの反響でしょう!
これ↓
はい。冗談です。
恐らく7弾環境ももうすぐ終わりの中で今までアポロヌスドラゲリオンデッキを触ったことがない人たちも“アポロヌスカップ”にちなんで使用しているのだと思います。
“今“の情報を知りたい人はまめさんのtwitterアカウントフォローしてください。(宣伝)
昨日の統計です!
— まめ#BEANS (@sumamame) February 7, 2021
NDはまた天門が減ってアポロが出てきました!
メカオーとアポロは同率です
ADはなんとリースWSが登場し始めました!
ここにきてまだメタが回るのか🤔
WS好きだから流行ってほしくなかったのに...#デュエプレ #BEANSDATA pic.twitter.com/CyYJybaT8m
7弾環境も残りわずか、、この環境を味わえるのも残り数日なので存分に楽しんでいきましょう!
【まとめ】
さて、ここで結びの章でございます。
まずはここまで読んでいただきありがとうございます。
巷では8弾の情報もどんどん解禁されている中で残りの7弾環境を楽しんでいるところでしょうか。
現在開催中の「アポロヌスカップの環境変遷」はまた時間が経ってからnoteにまとめたいと思います。
さて、本題ですがヴィーナスカップの総括としては、
とにかく“環境のメタが回る”ということを可視化することができたシーズンだったと感じました。
2か月も時が進むと各デッキの研究も進み、プレイングも研ぎ澄まされていき、構築テンプレートやプレイテンポ、採用札などが洗練されてくるため採用札の枚数で多少の違いは出るものの大きくデッキの“本質”が変わることがなくなってきました。
各デッキの強み、弱みが当然ある中でその強みを押し付けることができるデッキタイプ。
逆にその弱みに付け込まれるデッキタイプとが環境でひしめき合い、
それが複数のデッキでうまく“じゃんけん形式”で嵌っていったのが今の環境になったのだと思います。
カチュアデッキが増えたり、ヘブンズゲートデッキが増えたり、またツヴァイランサーデッキが増えたり、とまさに環境の“妙”を感じられた良いシーズンでした。
特に5C天門がシーズン終盤に姿を出して今や環境トップにいるのにはまさに“現“環境の賜物ですね。
と、以上でこのnoteを締めたいと思います。
次のテーマで書いてもらいたいテーマとかあればtwitterとかのDMやリプライでコメントください。(決してネタに困ってるわけではないですから。ネタがないわけではないですから。)
このnoteが面白かった!と思った方は
筆者のモチベーションになるのでよろしければ♡を押してくださいね。
それではまたご縁がある時まで。Goodbye!
◇スペシャルサンクス◇
まめさん(@sumamame)
ポニーさん(@poniponi00)
でしゅのさん(@deshuno_DMP”)
ブラケさん(@blackCape1111)
#BEANS
#BEANSDATA