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御在所岳

滋賀県と三重県の県境に御在所岳という標高1209mの山があります。

これまで何度も行ったことがあり、厳しい暑さが続くので、車で日帰りできる標高の高い所へ行こうと思い、場所は御在所岳、上りはロープウエイを使い、下りは歩いて降りると決めました。

車を走らせて13時過ぎにロープウエイの湯の山温泉駅に行き、駐車場に入ると一階は夏休みのせいか、ほぼ埋まってました。

ロープウエイ駅

切符売り場に行くと十人くらい並んでいて、片道切符を注文すると、係の人から「御在所岳の登山道は本格的な登山道なので、降りるにしても2時間半から3時間くらいかかりますよ」と言われました。

1200mの山だからと安易な気持ちで、上から降りて、迷って困った人がいたということでしょう。

これまで何度か御在所岳に来たことがあると説明して、ロープウエイに乗りました。

下界


頂へ

御在所岳ロープウエイから見る景色は、山は岩肌がむき出しになる崖が、下側は山、平野、海と続くのが見えて壮観といった感じで、何度乗っても飽きません。

御在所岳の山頂では気温計は30度でしたが、風が気持ち良く吹き、空気もさわやかで、下の平地よりは涼しく感じました。

山頂にいた家族連れやグループも楽しそうで、良いレジャー日和になったことでしょう。

30分ほど自分も爽やかな空気を楽しんで、14時すぎに一の谷新道から降りることにしました。

一の谷新道は花崗岩の風化した白砂が露出したザラザラした箇所や、ロープや木の根を持って斜面にしがみつくように下る箇所が次々に現れる道でした。

急峻

前にこの道を降りた時は、仲間と2人か3人で降りたのですが、今回は1人なので、道を踏み外さないように慎重に道を下ったため、前回より長い時間歩いている感じがしました。

案内板

なんとか16時半過ぎに湯の山温泉駅にたどり着きましたが、急坂が続いたせいか、山頂で涼んだのに、駅に着くころは汗が吹き出していました。

こんな太陽がギラギラする日は、山頂にずっといた方が良かったですね。

御在所岳ロープウエイの湯の山温泉駅からバスで10分くらい下った所に、日本で最長の路線網を持つ鉄道会社である近鉄の、湯の山温泉駅があります。

御在所岳ロープウエイと近鉄の関係をググってみると、御在所岳ロープウエイ株式会社の親会社が三重交通株式会社であり、三重交通株式会社の親会社が三重交通グループホールディングス株式会社で、三重交通HDの株式の
13.25%を近鉄HDが所有していました。

御在所岳ロープウエイは、近鉄に関係のある会社が経営しているわけですね。

御在所岳ロープウエイは、今回行った時は夏休みで、晴天も重なって賑わってましたが、閑散期は人出がもっと減り設備の更新も費用がかかるので、経営は簡単ではないと感じます。

三重交通と近鉄はコロナ禍の2021年3月期は最終損益が赤字になりましたが、翌年からは黒字に回復しているので、御在所岳ロープウエイの設備の更新を続けて、これからも観光客を楽しませてくれるように希望します。

またいつか晴天の日に御在所岳に行きます。


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