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蓄電

2011年3月11日の東日本大震災によって福島第一原子力発電所の事故が起き、被害額がいくらか検索すると、震災から3年後のNHK NEWS WEBの記事で「11兆円を超えることがわかりました」と記されてました。

甚大な原子力発電所の事故の後に、これからの日本の発電をどうするかについて、ソフトバンクの孫正義氏が「自然エネルギー協議会」を設立して、再生可能エネルギー普及の活動を始めたことを、当時のニュースでよく報じられていたのを覚えています。

2011年のころの自分は、太陽光発電や風力発電のような再生可能エネルギーは、電力供給が不安定でコストも高くなるから、いくら発電能力を向上させても、10年後の世界では、欧州のデンマークのような人口の少ない国か、カナダのような水力発電容量の豊富な国で普及してるだけだろうと思ってました。

私の予想は外れました。

国際エネルギー期間(IEA)が2024年の世界の再生可能エネルギー発電能力が45億kwになると6月1日に公表した、と6月2日の日経新聞が伝えていました。

日本原子力文化財団の資料によると、日本の2020年の発電設備容量は3億1283万kwとなっていて、来年の世界では、日本の14倍以上の再生可能エネルギー発電設備が存在するわけですね。

再生可能エネルギーを促進した孫正義氏のソフトバンクは、世界の様々なスタートアップに投資するファンドを組成しているので、再エネ事業に関係する会社に出資していないか調べると、Swell Energyというアメリカの会社がソフトバンク・ビジョン・ファンド2から資金調達したという記事が見つかり、実際に投資先にその名前がありました。

Swell EnergyはVPPを事業とする会社でVPPをChatGPTに尋ねると、次の回答がありました。


仮想発電所: VPP は、仮想発電所の略称であることもあります。仮想発電所は、太陽電池パネルや蓄電池システムなどの分散型発電ユニットのネットワークであり、相互接続され、統合システムとして管理されます。これにより、分散型エネルギー リソースをより効率的かつ柔軟に利用できるようになり、再生可能エネルギー源を電力網により適切に統合できるようになります。

chatgpt

VPPは火力とかに比べて不安定な再生可能エネルギーを、安定して使うのに役立ちそうですね。  

VPPについて検索してみると、EVで有名なテスラが沖縄の宮古島で2021年からVPP事業を始めていたという記事がありました
https://imec.jp/tesla-%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%A9-%EF%B

日本でもVPP事業に取り組む会社は二桁以上あり、VPPの記事などを読んでると、VPPが普及すれば、今の人々を悩ませてる一般家庭の電気料金の高騰も抑えてくれそうな気がします。

20年後には太陽光発電設備と蓄電池を備えた家庭が、日本各地で普通に見られるかもしれないと思うようになりました。

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