【第49回 狂犬ツアープレミア】最先端の公民連携施設 盛岡バスセンターに参加して
今回は、狂犬ツアーin盛岡に参加して来ました。盛岡には初めて降り立ちました!関東が春の陽気に近づく中、東北はまだ冬でした。
会場は盛岡バスセンター。駅からどう行ったらいいやら下調べが足りなかったので、現地の観光案内所に聞きに行きました。
盛岡中心市街地循環バス 『でんでんむし』が走っていて、気にはなりましたが、通常の路線バスの方が早く到着するということで、通常の路線バスで向かうことに。
盛岡バスセンターって言うので駅前にあるのかと思いきや、wikipediaを読むと、元々は路線バスが会社ごとに発着所を開設していたので、1959年に、盛岡市、バス会社、地元商店街などが出資して、株式会社盛岡バスセンターを設立。2つの商店街が揉めた結果、建設地が中ノ橋通に決定したそうです。
あーなるほど、そんな経緯で駅前ではなく、離れた場所に建設されたんですね。
と、言うわけでバスに乗り込み盛岡バスセンターに向かいました。
首都圏の駅ビルは立派で、電車を使うから多くの集客が見込めるという感じですが、盛岡駅前は、お店がたくさんあるという感じがしませんでした。コロナでさらにお店がなくなるとなれば、それを維持するためにはマルシェやフードホールなどお店が集まった場所が必要になるのは合理的なんだと思いました。
テナント募集ではなく、入って欲しいお店に営業活動を行ったそうです。賃料も10万以下で長く入り続けてもらえるよう配慮しているそうです。
サウナを楽しんだ後は、狂犬ツアー本番です。盛岡バスセンター建て替えのときのコンセプトが「ローカルハブ」であるということ。また、本気で公民連携に取り組むために、同じ岩手県内のオガール紫波の岡崎さんに依頼をして、岡崎さん任せではなく、行政も民間もみんなでまとまって同じベクトルに向かって、リノベーションを進めて行ったそうです。
この建物はジャズコンサートが出来る建物にするために、防音として白樺の木が敷き詰められています。写真の上の部分に輪切りになった白樺は市民の方に1,500円をお支払いいただき、メッセージを書いてもらったそうです。こういうのって、ワークショップ形式にして、しかもタダって良くありますよね笑。
一番驚いたのは、このリノベーション予算は14億だということです。熊本のサクラマチが600億なので驚きでした。いろいろなところで工夫して、事業計画を立てて、実行されているんだなと思いました。
オガールの岡崎さんの話で印象的だったのは、同じフロアで完結すること。チェックインして、食事をして、お風呂に入って、で部屋で寝るということ。エレベーターで外に出たりすると世界観が変わってしまうことを意識されてのことだと思いました。確かに当日は、一日中館内から出ませんでした。
この通りはパン屋さんもあります。オガールからも出店しているそうです。
行政はテナントの賃料とバスターミナルの維持管理、つまりはインフラに注力して、お店やホテルは民間事業者にお任せしている構造ができています。隣に、マンションが立っていて、やはりこういったお店ができると周りが変わっていくのかなと思いました。
写真を撮り忘れましたが、ご飯とビールが美味しかったです!!飲みたさに負けて、写真撮り忘れました笑。木伏緑地、盛岡中央公園ビバテラスなど公民連携まちづくりが活発に行われた施設を見ることが出来なかったので暖かくなったらまた盛岡に行きたいと思いました!
動画や写真など詳しく知りたい方は木下所長の記事をぜひご覧ください!
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