移住:フロリダでの居住地を探す。
コミュニティカレッジを卒業し、カリフォルニアからフロリダへと移住日がいよいよ来た。まず1本目、フロリダまで飛行機で行き、部屋を見に行き、その周辺地域に事前に何軒かアポイントを取っておいた。最初の大移動の時は友人のホームステイ先の夫婦にがっつり手伝ってもらったが、アメリカ生活も3年を経過し、たくましくなった。飛行機はなんのその、現地でレンタカーもして、不動産のアポを取り、契約までもっていくのだ。当時は当たり前のようにやっていたが、こうやって記録に残すことで改めて成長を感じた。
合計3件ほど回ったが、1軒は地域の雰囲気やアクセスが良くなかったため、リストからはずした。
2軒目は学校から歩いて2分、信号を渡った先にあり、新築、スーパー(Publix)なども徒歩圏内であったため、ここに決めようと思ったが、Citizenshipがない場合は少なくとも銀行の預金(Deposit AccountかSaving Account:アメリカでは銀行口座を作ると両方のアカウントが発行された)に40,000ドル(当時円換算で400万円)以上が必要でStatement(この場合銀行が発行する証明書)を持ってこいと言われた。
残念なことに、その時にアカウントに入っていた額は38,000ドル。2,000ドル足りなかったのである。
保護者は海外に住んでおり、保証人はおらず、アメリカの住民でもない私への条件はかなり厳しいものであった。2,000ドルも少なくない額であるが、送金手続きにかなり時間がかかる事を伝えて、OKをもらおうと交渉したが、どうやってもNGであった。
今思うと、40,000ドルを事前に銀行口座に保有していて証明しろと学生にいうのもかなり酷な話ではないだろうか。最初からNGだったのだろう。。。
そんなこんなで学校から1番遠いところには住めず、20分くらいフリーウェイで南に行ったところに3軒目を見に行くことにした。
そのアパートはアメリカでも大手の不動産。家賃は高い方だが、カリフォルニアでもかなり立派で安全で、信頼のおける物件であった。
Camden Town Square の1Bed roomを見に行き、アポはここが最後。
ここがダメだったら急ぎあちこちに電話して決めなければならない。。。
やはりCamden、最高の施設であった。値段も先ほどの学校より300ドルくらい安く、こちらに決めようと思っていた。契約も問題なく、先ほどのような酷なRequirementもなく簡単に進んだ。引っ越しの心配はなくなった。
車で5分のところにはCelebrationという以前ディズニーが所有運営(?詳しくは知らないのだが)していた地域があり、レストランやカフェで優雅なひと時を過ごせる場所である。前3軒の物件より楽しく過ごせてQOLが上がり、勉強にも集中できる環境が整った。休日はやはりCelebrationへ行き、カフェラテとドーナッツを朝食に池の湖畔でレポート、プレゼンの作成に励むことになった。ディズニーには車で10分。スーパー、お土産屋さん、レストラン、いろいろとにぎわっている地域であった。
引っ越し先が見つかり、キャンパスもメインキャンパスとホスピタリティマネジメント専用キャンパスを見に行ったりして、入学手続きなども完了し、いよいよフロリダでの生活基盤を整え、カリフォルニアに戻る日が来た。1週間くらいの滞在であったがフロリダでの生活がすごく楽しみになり、わくわくしていた。ただ、一点。フロリダはとても蒸し暑く、スコールが毎日。。。
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