世界はひとつじゃない
とりとめもなく寂しい気持ち。新年から鬱気味だ。
紅白で源くんを見た。目を逸らさないように腕組みをして見た。星野源のパフォーマンスは凄かった。鬼気迫る演奏だった。今でもわたしの網膜に星野源の眼光が焼き付いている。
バナナマンの設楽さんはバカリズムさんと星野源さんのことを"タスマニアデビルみたい"と言う。
「かわいいぬいぐるみのような見た目なのに、口のまわりを血だらけにして飯を食う凶暴性がある。」
タスマニアデビルは小型犬くらいのサイズだが、顎の力が異常に強く大きな頭蓋骨もバリバリと噛み砕いてしまう。
そう、星野源は、顎の力が強いのだ。(そうなの?)
だから、紅白でもいつもみたいに歯を食いしばって「ばらばら」を演奏してくれた。"世界はひとつじゃない。"
だけど、星野源の身体と心は一つだ。きっと疲れただろうなぁ。
わたしは弱虫なのでなるべく穏やかに2025年が過ぎていって、1年後の紅白で源くんの笑顔を見たいと思ってしまう。
まぁ、そんな簡単なことではないのも分かっている。
紅白のあとの星野源のオールナイトニッポンでは涙する場面もあった。わたしも何度も息を呑んだ。
だけど、そんな中でもわたしが笑ってしまったのは、ニセ明のオールナイトニッポンのコーナーを経た後の源さんの声がそれまでより少し明るくなっていたことだ。ニセさんと源さんの声帯は同期されているのでニセさんの喋りを挟むことによって源さんの喋りのトーンも少しだけ上がっていた。
やはりニセさんは偉大である。歳は重ねるものだ。わたしもニセさんに相談メールを送ってみようかなぁ。
今は星野源の『光の跡』を聴いている。
ALWAYS MIDNIGHT. WW61
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