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アンミカさん小藪さんゲスト回のあちこちオードリー「宗教すぎる」

アンミカさん小藪さんゲスト回の『あちこちオードリー』が面白くて5回見た。

特にコンプレックスの話が面白かった。
アンミカさん「講演会をよくやらせてもらうんですけど、初対面の隣同士の席の人で5分間話をしてもらってお互いに素敵なところを3つずつ挙げてもらったら9割9分コンプレックスが褒められる。」
自分のことは見飽きてしまう、自分に慣れてしまっているから突出した自分の個性が嫌になってしまう。だからそこを嫌いと言っているけど実はチャームポイントなのだ、と。

9割9分というのはもちろん体感だろうが、素敵なところ3つの中に相手のコンプレックスが高確率で入っているというのは興味深いし面白い話だ。

今からみんなでアンミカさんの講演会に行ってみよう。(想像で)

チャクラ全開でアンミカさんの有難いお話を聞いていると、途中で“隣の人とちょっとお話してみてください”と言われる。あなたは言われるがままに隣の人のほうを見る。映画館のような椅子なので身体はあまり動かせないが、失礼にならないよう相手の顔をよく見ようとする。相手はパーマのかかった茶髪の女性で、歳はあなたと同じくらいか少しだけ上かもしれない。鮮やかな緑色のワンピースを着ていて、それほどコミュニケーション能力に自信はないらしいが、常に笑みを湛えて話をしてくれる。
アンミカさんの講演会に来るのは3回目で、1回目は親と2回目は知人と来たが、今日はひとりで来たらしい。アンミカさんの下積み時代のエピソードに感銘を受けて興味を持ったらしい。
「あちこちオードリーって見ましたか?」と訊いてみると「もちろんです」という返答で、“北を向くとおでこが痛くなる”っていう話面白いですよね、と笑って話していたらあっという間に5分が経過した。

この緑のワンピースの女性はもちろん空想の人物だが、ちょっと想像すれば彼女の素敵なところを3つ挙げるくらいは簡単にできるだろう。

①     物腰が柔らかい
②     笑顔が素敵
③     フットワークが軽い

アンミカさんの話によれば、①~③のどれかはこの女性のコンプレックスである可能性が高いわけだ。
どれだと思いますか?
②とかありそうだ。自分の笑顔が好きになれないという人は多いと思う。
とても素敵な笑顔なのに。空想だけど。

コンプレックスは見方を変えたら個性になりうる。わたしのコンプレックスである、声が小さい、フットワークが重すぎる、飽き性、虚弱体質、何もかもを考えすぎる、これらも個性になりうる可能性があるのだろうか。

そして、小藪さんが大切な補足をしてくれる。

「(アンミカさんは)ポジティブガールやから、みんなに聞き心地のいい優しい教祖なのよ。そうか、アカンところも個性なんや、ほな、鼻くそほじくって寝よ~って寝んねん。いや、それはアカンと!
自分がアカンと思ってるところは、もしかしたら視点を変えたらポジティブかもしれんから、そんなくよくよせんと、広い目で見て、色んな人を見ながら、あ、自分も生きていいんだな、というポジティブマインドでいきましょう、ということですよね」

す、素晴らしすぎる…!

小藪さんが「このあちこちオードリーを一度も止めずに見れるやつはだいぶ猛者」と言っていたけれど、まんまと何度も止めて「うわぁああ」とか「そうだよなぁああ」とか感嘆の声を漏らしながら見た。ありがとうございました。


#エッセイ
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#小藪千豊 さん

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