ユーザーの目線になって「コレ欲しい！」を商品化！スマートスピーカーの壁付けグッズがヒットした理由

2021年8月20日 18:00

DMM.makeクリエイターズマーケットで出品中のクリエイターインタビュー第1弾はスマートスピーカーやWiFiルーターの壁掛けホルダーなどの「あると便利だけど、実際には売ってないモノ」を形にしているクリエイターのrin_ofumi様にクリエイターズマーケット出品やヒット商品を生み出せた理由を伺いました。

DMM.makeクリエイターズマーケットとは
3Dデータを出品して、造形物の販売が行えるサービスです。出品販売手数料が無料でどなたでも商品の出品やショップの開設が行えます。完全受注生産なので在庫を抱えるリスクはありません。
https://make.dmm.com/market/

──まず始めに簡単な自己紹介をお願いします。

クリエイターと名乗れる様な経歴はありませんが、「あると便利だけど、実際には売ってないモノ」を形にしております。3Dプリンタと3D CAD歴は6年半です。クリエイターズマーケットのショップのアイコンは家で飼っていたうさぎの「りん」ちゃんです。

Q1（うさぎ写真）

DMM.makeクリエイターズマーケットへの出品のきっかけはTwitter

──クリエイターズマーケットにはどんな作品を出品していますか？

スマートスピーカーやWiFiルーターなどの壁掛けホルダー、紛失防止タグのMAMORIOの自転車用ホルダー、小型パソコンのGPD WIN用背面カバー、Oculus Goペラいカバーなどを出品しています。個人的な”推し”は写真真ん中のシチズン懐中時計用卓上置時計風ケースですね。

Q2（作品写真一覧）_差し替え版

クリエイターイチオシ商品
商品名：シチズン製ソーラーテック電波懐中時計REGUNO用
「卓上ミニ置時計型ケース」
価格：4,816円～

──クリエイターズマーケットに出品したきっかけはなんでしょう？

クリエイターズマーケットへの出品のきっかけは、Twitterですね。私の制作物を見た方から「マーケットに出品するならぜひ購入したい」とコメントを頂き勇気を貰いました。

ニーズあるならDMMのクリエイターズマーケットに出してみようかな？
DMM仮見積もりだとナイロン最安ナチュラルで800円くらい
ナイロンの他色だと1500円くらいでした
— norifumi (@norifumi5001) January 30, 2017

──どのように作品の3Dデータを作っていますか。
　（ソフトウェアの話、試作や改良の話）

アイデアを3D CAD(DesignSpark Mechanical)で形にし、自宅の3Dプリンタで試作、実際に使ってみて更に改良するというサイクルです。
コストも含めて商品化レベルに達したモノをDMM.makeでお試しプリントし、問題無ければ出品しています。

Q4（「Insta360 Go」用ネックストラップアダプタ）

こだわりのデザインとコストを抑える設計

──作品のデータを作る上でのこだわりや苦労している点を教えて下さい。

自分が使うだけだと思うとやっつけデザインになりがちですが、そこで終わらせず、第三者の目線になって「コレ欲しい！」と思えるレベルまで作り込んでいます。
他には、造形費用を抑えるためにデータを分割したり構造を変えるなどしています。

Q5（Synology「RT2600ac」用壁掛けホルダー）

──クリエイターズマーケットではどのくらい作品が売れていますか。

スマートスピーカーの壁付けグッズはネットメディアでご紹介頂けたこともあり、かなり販売個数が伸びました。お買い上げ下さった方、またメディアでご紹介下さった方々、ありがとうございます！

Q6（メディア記事抜粋）

Google Home Mini向け
商品名：Google Home Miniの壁付けホルダー rev 2.0
価格：1,914円～

Amazon Echo Dot向け
商品名：Amazon Echo Dot 壁付けホルダー
価格:2,218円〜

今後の活動と読者に伝えたいこと

──今後のクリエイターとしての活動を教えてください。

現在は、メーカー既成品のオプショングッズが主ですが、オプションではないオリジナル作品も作っていきたいと思っています。もっとヒット商品を生み出して、自信をもってクリエイターと名乗れる様になりたいです！

──読者に伝えたいことはありますか？

モノ作り履歴はブログで公開してます。データ公開してるモノもあるので、良かったら覗いてみて下さい。また、他にもお役立ちグッズをBOOTHで販売してます。Twitter(@norifumi5001)も良かったらフォローして下さいね♪

rin_ofumi様のショップはこちら

DMM.make編集後記
今回は「あると便利だけど、実際には売ってないモノ」を形にしているrin_ofumi様にお話を伺いました。
デザインやアイディアを考える際に、第三者目線を大切にし、価格を安くするための設計に力を入れていることがわかりヒット商品が生まれる理由がわかりました。DMM.makeでの試作の前にもご自身で何度も3Dプリントして形状の確認を行っている点も素晴らしいですね。
スマートスピーカーは実際に使っている人は多いと思いますが音声で操作するため、壁にかけたい人は多いのでは？
「コレ欲しい！」が叶うクリエイターrin_ofumi様が生みだす商品は今後もいろいろ登場しそうで楽しみです。