原理試作から量産支援まで。モノづくりを支えるテックスタッフたち。
技術面のサポートを行うテックスタッフたち。
DMM.make AKIBAには技術面のサポートを行うテックスタッフが約20名在籍しています。原理試作やメカ設計、電気設計、モック作りなど、さまざまな業種で製品開発に幅広く携わってきた経験豊富な技術者たちが、機材の使い方や技術的な相談に乗ったり、個人や企業からの受託開発を行ったりしています。得意分野が異なるメンバーが揃っていることで様々な課題に対応することが出来ます。
ハードウェアの開発には多くの困難が伴います。例えば3Dプリンターなどのツールが使えたとしても、量産を実現するために必要となるノウハウや技術はまったく別のもの。そうしたハードルを越えるため、DMM.make AKIBA(以下、AKIBA)では、テックスタッフに加え専門的なスキルを持つ幅広いパートナーの協力のもと、プロダクトの完成をサポートしています。
コンセプトメイキングから量産支援まで。
AKIBAのテックスタッフ独自の強みは、経験豊富なスタッフと外部との豊富なパートナーシップによって、コンセプトメイキングから量産支援まで、プロダクト開発の工程すべてに対応できることです。壁打ち相手として、相談相手としての存在だけでなく、「テックオーダー」として受託開発も可能です。本来であればモックに特化した会社、試作に特化した会社というように内容に応じて個別に依頼するものですが、テックオーダーではそれらすべてを一括でオーダーすることができます。
テックオーダーでは図面がない状態で相談に来られることも。そんなときでも、これまでスタートアップを日常的に支援してきた経験を活かし、依頼主のやりたいことを汲み取ってプロダクトに反映させることが出来ます。
試作以降のプロセスである量産や認証まわりのサポートについても、規模に合わせて大手から小回りの利く企業まで多くのEMSを紹介できますし、パーツ屋さんと連携して量産時の部品選定を行ったり、認証まわりであれば専門機関へお繋ぎしたりすることも可能です。
さらに、AKIBAのスポンサー会員やパートナーシップを結ぶ工場・メーカーとのつながりも他にはない特徴です。
長年モノづくりに取り組んできた大手企業の開発ノウハウや、テックスタッフと個人的に親交のある職人の技術などを活かし、AKIBAだけでは難しい内容であってもサポートすることが可能です。最先端の技術が必要な場合には、連携している大学の研究室と相談の機会を設けることもできます。
スタートアップが量産の壁を越えるために。
これまでも個人の制作案件から大企業の新規事業案件まで、さまざまなサポートをしてきました。特に企業においては保有する技術を応用したプロダクトから、ゼロベースで始まる企画まで、その性質もさまざまです。なかでも、初めてプロダクトを立ち上げ、量産を目指すハードウェアスタートアップのサポートには力を入れています。
近年では、ほぼ無料で使える優秀なCADソフトが登場し、スタートアップも簡単に3Dモデルを作ることができるようになりました。しかし、ソフト上でモデリングしたデータが、そのまま量産できるわけではありません。CAD上では完成していても、実際に製品にしたら成り立たないようなケースは多く見受けられます。成型や量産のプロセスを経験していないハードウェアスタートアップに対し、型の作成や実用強度・利用する素材や表面仕上げといった要素をしっかり検討し、量産を前提とした設計に作り替えるためのサポートは重要視して取り組んでいます。
時には型という概念をイチから説明することもありますし、要件定義や発注時の指示書の書き方を教えることもあります。こうした教育的なサポートも交えながら、ハードウェアスタートアップが成功して自立していくための支援を行っています。依頼はリモートかAKIBAに足を運んでいただいています。実際の製作を担うテックスタッフの姿や設備を見ながら、依頼内容について打ち合わせを行っています。
テックオーダーで製作したモックアップの事例。
例えば、Juniper Networksさんからの依頼で取り組んだ「QFX10K MOCK-UP PROJECT」では、実物の設計データがない状態から、短期間でネットワークスイッチのハイクオリティなモックアップを完成させました。
主に採寸に基づくデータ化、切削機や3Dプリンターを用いた造形、塗装や印刷などの表面仕上げといった工程の全てをAKIBAの設備で行っていました。
さいごに。
DMM.make AKIBAには多様な業種で試作、開発、量産に携わってきた経験豊富なテックスタッフがスタートアップから大手企業に至るまで、さまざまなプロダクト開発を支援しています。
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