ウーバー上場は終わりの始まりか
以前2019年は大型IPOが目白押しという投稿をしたが、この記事ではマクロのマーケット後退論もさることながら、そもそもの資質として上場に耐えられるのかという疑問を呈している。
確かに昔に比べると、赤字上場も増えたし、何より評価額が格段に上がっている。技術的なハードルが下がり誰もが似たサービスを簡単に作れるようになった。その為、市場優位性を担保できる、要は金でユーザーや顧客、リソースを買う為の資金を集められたstart-upが勝つという歪な競争が生み出した評価額になっている。その一方で、コストを度外視して赤字を垂れ流すユニコーンが増えたと記事では言っている。砂上の楼閣のようなユニコーンたちだ。
全てのユニコーンがそうではないが、そうやって作られたものも中にはいるだろう。でも、仮にウーバーがそういった類だったとして、上場により化けの皮が剝がれるようなことがあった場合、ユニコーン全体に対する見方や、今のstart-upに対するバリュエーションに影響は出る。
バリュエーションが下がることは歓迎だが、資金が集まる流れが逆回転を起こし、投資自体がシュリンクしてしまうことが心配だ。いずれにせよウーバーの上場で終わりの始まりがくるのかどうか分かるだろう。