Fitbit:IPO価格から90%も下回るも、復活の兆し
だいぶご無沙の投稿だが、Fitbitが堅調と言う記事の紹介。
2015年のIPOから約4年が過ぎたが、その間株価は90%も下がった。デバイスの販売台数が不振で、2016年から右肩下がりで減ってきた。”スマートウォッチ”のカテゴリでは、後発のappleやSamsungにシェアを奪われ厳しい状況にあったが、光が見えたのは原点回帰であり、fitbitのそもそものDNAであるフィットネス・ヘルスケアにフォーカスすることだった。
保険会社と組んで、従業員の健康状態のモニタリングや、運動を促進し目標に達成すれば保険額が低減されるようなプロモーションを行なっている。そして、記事にはないが、Fitbitが提供するフィットネスコンテンツが非常に充実してきている。
実はうちのポートフォリオもこのコンテンツに貢献しているのだが、彼らから聞いた話だと、非常にactive userが多くcharnも低い。factデータはこの記事で確認できるが、デバイスの販売数は右肩下がりであるが、active user数は右肩上がりで推移している。fitbitのおかげでそのstartupの売上も上がっており、fitbit様々な状況だ。
よくライバルの陰に怯えて、身の丈以上の事を行なって失敗するケースが多い。その点fitbitは、自分のポジション、強みをよく理解していて、機能を絞り、安く、電池の持ちが良いプロダクトを提供し続けた。そして、そのデバイスが生かされるソフト面(エクササイズコンテンツや保険・医療との協業)の充実を図り、さらにポジションを固めて行った好例だと思う。見習うべき点が多い。