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「推しぬい」第6弾〜千と千尋の神隠しの千尋とハク〜

先日、ハクのぬいを作ってみたのですが、ハクだけだと寂しいよねということで千尋も作ってみました。

服装はTシャツにズボンにスニーカーとまぁ難しくはないですし、ポニーテールもどろろの百鬼丸https://note.com/dmieo7/n/n76e264be1426
で経験はあったのでまぁ苦も無く作れたのですが問題は肝心の顔でした…汗
いや、本当難しかったです…。

拘った点

個人的に千尋のチャームポイントだと思っているのが赤いほっぺです。
公式で美少女ではないと断言されてるけど(苦笑)このほんのり赤く染まった頬のおかげで、歴代のジブリヒロインのような美人系の顔ではなくとも愛嬌のある顔立ちという印象を持たれやすいではないでしょうか。

というわけで、今回初めてぬいぐるみ用のチークを購入してほんのり頬にさしてみました。

(人間用のチークだとぬいぐるみの生地にはあんまり良くないみたいですね…)


それと、百鬼丸のときもそうだったのですが、ポニーテールのキャラってせっかく後ろ髪をつけても真正面から見ると普通のショートヘアにしか見えない、というのがどうも個人的に気になりまして…汗
そんな自分の独断で、後ろのポニテは風に揺られているように斜め&少し上の方につけています。
気にならない人は気にならないでしょうし、拘ったというかあくまで個人的に気になった点なのですが。汗

難しかった点

なんといっても、お顔が難しかった…。汗
ハクのようにはっきりした顔立ちの方がまだ描きやすいんですが、千尋って本当にぼんやりとした顔立ちで何度下描きしてもなんだか別人になっちゃうんですよ涙

とりあえず特徴としては目と目は離れ気味・表情は柔和な感じを意識しました。
瞳もあまり大きい方ではないんですが、ぬいぐるみとして見たときに瞳が小さすぎるとそれはそれであんまり可愛くないよなー、と思ったので大きすぎず、でもぬいぐるみとしては小さすぎずの微妙なラインを目指したのですがこれまた難しかったですね…。

あと、刺繍が終わって頭部を縫って綿詰めまでした段階で、白目の部分の刺繍をするのをすっかり忘れていたというアクシデントが発生しまして…汗
せっかくコの字閉じした後頭部を開いて綿を全部出して、急ピッチで白目の刺繍を追加してなんとか挽回できました。

後から慌てて刺繍したのでめっちゃ雑ですね…苦笑

下描きの段階で難しかったし、思わぬアクシデントもあったりで本当にお顔の作成は大変でした…。

千尋の容姿については、映画公式のパンフレットで作画監督さんがはっきりと可愛くないと公言されていまして…汗
でも、私から見れば所謂二次元のキャラ(ジブリアニメも含めて)が皆美男美女ばかりなのであって千尋の顔立ち自体はどこにでもいる典型的な日本人顔の女の子だと思いますよ。
そもそも小学校4〜5年生の女の子なんてまだまだこれからどんどん身体つきも顔立ちも変わっていくことでしょうしね。

パンフレットでは更に、顔の造形自体は最初から最後まで変わらないんだけど表情がだんだんと豊かになっていくにつれて美少女になるのではなく可愛く見えたら良いなと意識していた、と書かれていたのが印象に残っています。
確かに始めと終わりとでは全然顔つきが違って見えるのが凄いですよね。

服装について

ピンクの水干(湯屋で着てたもの)と元の世界で着ていた私服の二パターンあるのですが、やっぱり千尋の本来の居場所は元の世界だから&ハクと最初に会ったときと最後に別れたときはこの格好だったから、という個人的な考えで私服バージョンにしました。

よくよく見てみたらグリーンとショッキングピンクとイエローって凄い配色だな〜と思うのですが、それでも見ていて別に目がチカチカすることがないのはTシャツの白地で緩和してくれてるおかげなんでしょうかね。

ところで地味に気になったんですが、映画の中で千尋が銭婆のところに行くとき、水干からもとの私服に着替えているんですが、外でサッと上から着ていたところを見るに中に着ていた下着(腹掛けとあと下はパンツの代わりに何履いてたんだろう…昔の女性は一定の時代になるまで基本ノーパンだったらしいけどまさかなぁ…汗 その辺も気になります汗)はそのままだったんじゃないでしょうか。
もしそのまま着て帰ったとしたらお母さんにあんたそれどうしたの?って突っ込まれるんじゃないでしょうか。
個人的にはあんな異世界での大冒険のお土産が下着一枚っていうのはなんだか寂しいものだなぁと思ってしまいますね…(銭婆たちの作ってくれた髪飾りという大事なプレゼントも勿論あるにはあるのですが)
私だったらとりあえずオオトリ様を一羽ぐらい連れて帰りたいですね。
新しいペットですって言い張ったら何とか通るような気がする(ダメかな?)

余談ですが、ネットでよく言われてる「ハクの正体は死んだ千尋の兄」説に関しては個人的にはないんじゃないかなぁと思っています。
上にきょうだいがいて、更にそんな家庭の事情を抱えている子だったらもっと親や周りの大人の顔色を窺うような子になってたんじゃないかなぁと思うので。
車の中であんな足を投げ出してゴロゴロしてる態度(笑)とか見る限り、まぁ典型的な甘えん坊の一人っ子そのものだなぁと同じく一人っ子の自分としては思います。
悪く言えばわがままで甘えん坊だけど良く言えば自我が強くて周りに流されない、自分の気持ちを素直に出すし周りの人の話も素直に聞く。
一方で自分の身を守るため、明らかに怪しいものや自分にとって危険になりそうなものには近づかないという防衛本能も強い。
自分の目から見た千尋という女の子はそんな印象の子ですね。
わがままで甘えん坊、というのも短所として挙げるにあたってあえてこういう書き方をしましたけど、まだ子供なんですから甘えられる時にちゃんと甘えられるのはむしろ良いことだと思いますよ。
親に甘えられない、周りの大人の顔色をうかがっていい子でいようとするタイプの子の方がむしろ私としては心配です。(とはいえ親の過保護が過ぎて坊みたいになってしまうのもそれはそれで良くないですが)
最初のうちはちゃんと挨拶ができないことをリンさんに叱られていましたけど、人の言うことは素直に聞く子なのでそれもきちんと身についていきましたしね。
容貌や内面的なことも含め、色々な意味で将来の成長が楽しみな女の子だなーと思います。
(ちなみに映画の公式パンフレットの宮崎監督のコメントで千尋が主人公たりえるのは別に特殊な力を持っているとかではなくて喰い尽くされない力にある、といったことが書いてありました)

ハクのぬいも作り直しました

とりあえず首周りをもっとしっかり縫い付けて、耳もしっかり縫い直して、あと草履が明らかに足のサイズに合っていなかったので草履も作り直しました。
型紙は千尋のものと同じなのに千尋より背が高く見えるのは多分髪の毛のボリュームのせいでしょう汗
(千尋の方は前髪パーツを坊主頭に貼り付けるタイプの髪ですがハクの方は前髪と後頭部パーツを縫い合わせて被せるいわゆるウィッグタイプの髪なんです)

ちなみに、ハクの方の肌の生地は生地屋さんで買ったものなのに対して千尋の肌の生地はダイソーで買ったものなので、並べて実際見てみると生地の色や質感が微妙に違うな〜というのが分かると思います…。

昔映画を観た時の印象ではハクって初対面時から険しい顔つきで帰れとか言ってくるし(まぁそれも千尋の身を守るためだと後から分かるのですが)最後の最後に自分の本当の名前を思い出すまではちょっと思い詰めているような表情が多かった印象があったので、顔の下描きをする際、千尋におにぎりを渡しているシーンを見返して千尋と接しているときのハクはこんなに穏やかな笑顔をしていたんだな〜…と思いました。
映画館で観たときは本当に千尋に感情移入しながら観ていたし、金曜ロードショーなどで見返すことがあってもやはりおにぎりのシーンでは千尋とシンクロして見てしまうので(笑)あまり千尋以外のキャラにまで目が行かなかったんですよね…。
今になって振り返ると湯婆婆にこき使われ、職場でも立場上は湯屋の責任者として振る舞わないといけないハクにとっても千尋といるときは素の自分でいられる場面だったのかな、と思いますね。
(でもこの後銭婆のところに判子を盗みに行かされるんですよね…内心どんな思いで千尋と話してたんだろう)

作中では中盤までずっと千尋がメンタル的にぎりぎりの状態だったため、リラックスした状態でハクと会話するシーンというのがなかったのでもし二人がいつか何処かで再会できるときが来たら、あのときあんなことがあったなぁと普通に笑いあえるような関係性になっていたらいいなと思いますね。

千尋とハクぬい 作ってみた感想

今回、初めてボディーから生地を切って自分でぬいを作ったわけですが、その記念すべき第一弾が自分が幼い頃に観た、主人公と同じ年頃の思い出深い映画のキャラクターというのはなんだか良いなぁと思いましたね。
もちろん、慣れていないので上手くできたとは全然言えないのですが(むしろ下手すぎる方かと汗)、
それでも、一から作った世界にひとつだけの自分だけのオリジナルのぬいぐるみです。
ぶきっちょでも可愛く見えてくるものだなぁと思いますね。

ぬいぐるみを作ったことと、最近pixivで素敵な二次創作に出会ったことで、自分の中で千と千尋ブームが来ている感じがします笑
とりあえず、評判の良かった舞台版の円盤を購入して、また改めて映画の方もレンタルして見返したいなぁと思いますね。
(全然関係ないですが、聲の形という映画を見たとき、主人公の声のクレジットの名前を見てハクの中の人今はこんな声なんだーとびっくりした覚えがあります笑
同じく千と千尋に出ていた神木隆之介くんや、耳をすませばに出ていた高橋一生さんも二人共素敵な俳優さんになられましたし、何気に子役時代にジブリに出てから色々経験を積んで羽ばたいていった役者さんって多いですよね。)

以上、千尋とハクぬいの製作記録&感想記事でした。

※あくまで趣味の範囲内での個人制作です。公式のグッズとは一切関係ございませんのでご了承下さい。


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