ニューロサイエンス専門家 青砥瑞人さんインタビュー
皆さんこんにちは。電通マクロミルインサイト(DMI)の工藤です。
本日は、DMIの人と生活研究所での取り組みの第二弾研究をお送りします。
※前回の記事はこちらです。
第二弾研究は、先日の「これからのウェルビーイング/コロナ以降のメンタルの良い変化分析」自主分析に対して、青砥瑞人さんに神経科学観点での見解をお伺いしました。そのインタビュー内容の一部を皆様にご紹介したいと思います。
青砥さんの経歴は以下になります。
日本の高校を中退。米国大学UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の神経科学学部を飛び級卒業。
脳の知見を、医学だけでなく人の成長に応用し、かつAIの技術も活用するNeuroEdTech®︎とNeuroHRTech®︎という新しい分野を開拓。
同分野において、幾つもの特許を取得する脳神経発明家。
人の成長とWell-beingに新しい世界を創造すべく、2014年に株式会社DAncing Einsteinを創設。学校、企業、学生、先生、社会人、
などの垣根を超えた人の成長とウェルビーイングのデザインに携わる。
書籍に『BRAIN DRIVEN』『Focus 脳が冴えわたる4つの集中』
『HAPPY STRESS ストレスがあなたの脳を進化させる』
『最新の脳研究でわかった! 自律する子の育て方工藤勇一 , 青砥瑞人共著』。
インタビュー内容とダイジェスト
アンケート調査(コロナ以降のメンタルの良い変化)に関して、神経科学観点からご意見を伺いました。専門家ならではの興味深いお話を伺うことができました。
詳細は、レポートにまとめております。
ここでは、いくつかの内容を簡単に紹介します。
関わりの変化として多くの方が上げていた「ストレス・しがらみからの解放」については、以下のような見解を頂いています。
「ネガティブをより意識しやすいネガティビティバイアスから、ストレスがなくなった差分を印象強く感じがち。だがネガティブが解放されるだけで、気持ちがポジティブになるとは限らない。今回ポジティブに感じている人達は、解放を認知でき、且つそこでできたゆとりの時間から、もっとポジティブなことを探索できていることがポイ ントだと思う。」
その他にも家族関係の深化については、
「当たり前化している家族という存在にポジティブな要素を見いだせるのは、どんな状況にもポジティブに反応しやすい脳状態に近い。 オキシトシンは敵対存在が現れると高まり、イングループへの絆を高める効果も。 今の危機的状態だからこそ、より家族や仲間への絆を尊く感じやすくしている可能性も」
このような形で、私たちが漠然と感じる意識に対して、なるほど脳ではそんなことが起きているのかといろいろな発見がある内容です 。
詳細レポートにまとめており、以下のURLから無料でダウンロードできます。
“人と生活研究所”では今後、青砥瑞人さんご協力ご監修のもと、 人が幸せを感じる状態の類型化・マーケティングツール化を行ってまいります。 企業様が自社の商品やサービスを通じ、生活者のウェルビーイングを促進・アシストしていく、そんな活動のヒントとなる施策を作成中です。今後もnoteで情報発信をしていきますので、次回も楽しみにしていてください。
今回の記事が気に入った方は、「スキ」や「コメント」をお寄せいただき、ご自身のSNS等でシェアをしていただけると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。