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電子音楽の話 後編

お疲れ様です、お世話になっております、私です。
昨日の続きを書きます、はい、書きます。
今日も研究室に行っていました、偉いと思います。
前編で中学までの話を書きましたので高校以降の話を書こうと思います、それでは、よろしゅう。

高校の頃

高校生になっても生活に大きな変化はありませんでしたが、音楽ゲームからゆっくりフェードアウトしていっていました。引きこもりの性分は変わらなかったので、その分の時間は読書に置き換わった感じです。昔からハマっていた東方Project関連の趣味がこじれすぎて、東方キャラの元ネタに関連する書籍を片っ端から読み漁っていました。前編で書き損ねましたが、東方の原曲も私の根底にあり続けている音楽です。
中学から高校に行く間に音楽ゲームは SOUND VOLTEX、 beatmaniaⅡDXの方をメインでやるようになっていました。ボカロシーンでは、n-bunaやOrangestarがブイブイ言わせている中、ぬゆりやバルーンといったお洒落カッティングミュージックも台頭してきていたイメージです。そんな3年間で特に私に影響を与えた曲を6個だけ選びます。

・Milkeyway memorable こふ
・Sayonara Planet Wars 黒魔
・world.execute(me); Mili
・Scars of FAUNA 猫叉master 
・スロウダウナー ろくろ
・てんしょう しょうてんしょう きくお

Milkeyway memorableは私がこの世にあるインスト曲で一番好きな曲です。あのシンセの音があればもう他に何もいりません。smooooch・∀・同様、人生のエンディングのような、そんなものを、致死量の哀愁を 受け取ることが出来ます。
Sayonara Planet Wars 出ましたね、黒魔さん、私が今 最も愛するアーティストの1人です。この人も最強のエモシンセの使い手で、涙腺が自然と緩む魔法がかかっています。本当です。特にこの曲は壮大なストリングスの中で交錯するシンセ、アルペジエーター そして、テンポが早い。また、曲の中で起承転結を作るのが非常に上手いなと感じて、音楽を物語の演出の1つとしてとらえている人な気がします。
World.execute(me); は多分、人生で1番聴いた曲だと思います。最初に聴いた時に雷に打たれたような衝撃を受けました。この曲しか聴きたくないという時期も未だにあったりします。言うまでもなく有名なベースリフから始まるトランスミュージック、作者自身はダンスミュージックと言っていたので、感じ方は人それぞれだと思いますが、最高に中毒性のある曲という点では意義はないでしょう。
Scars of FAUNA ドラムンベースの名手、佐藤直之さんの曲。彼の"音楽の真髄はドラムにある" という意思を受け継いで、私もビート作りにはこだわりを持っています。ビート感もさることながら、もうひとつ、この人の特徴として挙げられるのが、曲の中に民族楽器の音を用いているところです。そんな民族音楽×ドラムンベース の組み合わせを存分に堪能できるのが このscars of FAUNAという曲です。是非聴いてください。
スロウダウナーは当時に一番聴いていたボカロpを思い出した時に、ろくろさんの名前が出てきたので上げました。他にも聴いているボカロpはいましたが、バンドサウンドが多いのでここでは割愛。ろくろさんのサウンドもバンドチックなところもありますが、それでもこの人を挙げた理由は、この人のドラムが特徴的だからです。自分は音楽を聴く中でドラムを重要視しているので、そんな私がこの人の曲を聴いた時はハマりまくりました。シンセの音もタメとノリをドラムに合わせているなと感じるところがあり、この人の持つグルーヴ感に説得力を持たせています。私が1番復活を待ち望んでいるボカロp。
きくおさんの てんしょう しょうてんしょう は死ぬまでに1回でいいので箱で暴れ回りたい曲です。きくおさんのDJライブに行きたすぎる、次あったら絶対に行くぞ。トランステクノが好きな私がハマらないわけが無いです。また、「ごめんね ごめんね」も同じく、非常にテクノとしての洗練度が高いです。4つ打ちを身体の芯の芯に叩きつけて 自然と身体が動く感覚、海外で人気の理由も納得させられる。改めて聴いてみてください。

大学生

大学に入ると、バンドを始め、その流れで電子音楽からは離れていたのですが、その反動で時々に電子音楽を聴きに帰ってくると今まで以上にハマることもあったりしました。また、ボカロシーンでも電子音楽が増えたりしていて、広い方向で範囲を広げることが出来た、大事な時期でした。記憶も新しいので10個ほどかければいいかなと思います。

・闊歩するケモノ 黒魔
・うたをうたうひと 椎名もた
・おやすみエクスプレス ぽわぽわp
・アンダワ 日向電工
・ラグトレイン
・Future Candy YUC'e
・東京神話 DJ TECHNORCH feat.宇宙海月 vs U1-ASAMI
・グリーングリーンズ 星のカービィ
・Emergency2 Lobotomy Corporation
・Angel's Salad かたぎり

闊歩するケモノは私の話で何度も出てきていると思いますが、黒魔さんのアルバム「愛を喜ぶ街」に収録されている曲で、本当にこの曲に何回も救われました。ただひたすらに優しい音で包み込んでくれます。この曲を知ることが出来て心から良かったと思えている曲。
うたをうたうひと 知れば知るほど この人の凄さが分かっていく。今のボカロシーンを見ても、この人が昔にやっていた技法が使われていたり、時代の最先端を引っ張っていた人だったんだなと思います。そんな彼のシンセを堪能出来る1曲。最後のベースのオクターブ弾きを聴いた時に、どうしようもなく感情が溢れてきて、音楽ってこれのことなんだな と思いました。大切な曲です。
また、おやすみエクスプレスはそんな彼が若くに出した曲で、アンビエント系の音楽を聴くようになってから狂うように聴いている曲。水の中に漂うように ふんわりと音の中に沈んでいく感覚、恐ろしいほどの感性を持っていたんだと思います。
アンダワ は最近オキニの日向電工、聴けば聴くほどもっと他の曲も評価されるべきだと思っています。Aメロ,Bメロはベースとドラムだけで構成され、サビでバッキングが音の壁を作り、その上をシンプルかつキャッチーなメロディラインが駆け巡っていく音楽。電子音楽と言えば、トラック数の多いきらびやかで複雑なイメージがあると思いますが、この人の曲を聴くと、その認識は間違っていたなと思い知らされます。アンビエントにハマっていたこともあり、今年は音を減らす意識が強くなりました。
ラグトレインの稲葉曇も海外で高く評価されているアーティストの1人ですが、この人だけがもつ雰囲気というものがあります。真似る人も出てくれど、誰もこの人のこの人たる音には辿り着けないだろうなという確信をもてる人です。これから彼がボカロシーンでどの立ち位置で活動をしていくのかが気になっています。
Future系の話を全くしていなかったので、YUC'eの話をしようと思いました。Future系と聞くと kawaiiも付随して思い浮かべる人もいると思いますが、この人もkawaii Future系です。でも、ただのkawaii Futureじゃねぇぞ、ド級のkawaii ドkawaiiだ 。
というのも、めちゃくちゃに音がゴツいです。強いFuture系が聴きたいなと思っている人は聴いてみてください。
東京神話は初めてボカロ曲を作っていた時にめちゃくちゃ聴いていた曲です。TECHNORCHのマッドな雰囲気にU1-ASAMIのアンビエントな雰囲気が掛け合わさった化学反応。World.execute(me);に似た 浮世離れした感覚を味わうことが出来ます。
グリーングリーンズはゲーム音楽を狂ったように聴いていた時期に 至った到達点です。最高のゲーム音楽とは何かの1つの自分の中の正解です。冒険の始まり を彩るにふさわしい、完成された曲だと思います。
Emergency2はめちゃくちゃにかっこいいドラムンベースで、聴いて一瞬でカッコイイ と分からせられます。激しいドラムが好きな私が選ぶ ドラムのカッコいいゲームBGM1位です。
Angel's Salad 次はかたぎりの時代が来ると言い続けていますが、なかなか来ません。壊音楽、今で言う 人マニア に近い音楽です。全然違うと言われればそれもそうですが。早くこの人にボカロシーンで名前を上げて欲しい。めちゃくちゃな音楽が好きな人は聴いて損は無いと断言します。

10個って言っちゃったけど
Youまん と アメリカ民謡研究会 の事もめちゃくちゃ書くか迷ってました。常にこの2人の凄さについては話しているので 今更語ることもないと思います。youまん は音楽が上手すぎる 意味がわからなすぎる。アメリカ民謡研究会は雰囲気作りと言葉選びが上手すぎる 意味がわからなすぎる。


もう書くの疲れたぜ、卒論に戻ります。
これからも色々な出会いがありますように。


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