三日坊主の一人暮らしまで #1
先日、福祉センターの『ピアカウンセリング』をしてきました。
知っている人もいると思いますが、『ピアカウンセリング』は何らかの障害を持つ人と話ができるというものです。
障害をもっている人同士の方が分かることもあったりするので、助かるサービスですね。
今回話した人は同じ筋ジス(DMD)の方ではありませんでしたけど、一人暮らしができるまでを大まかに教えてもらいました!
1. 住むところ
まず第一歩として住むところを決めないと始まりません。
「現住所の市内で家を探すのか」、それとも「近くの市に引っ越すのか」と2つの選択肢がでてきます。
私のいる市は、深夜帯の支援が受けづらく特例として認めてもらわないと利用できません。近くの市は深夜支援を特例でなくとも利用できるようなのでためらわず他市へ引っ越すようになるでしょう。
特例なんてしんどいしんどい
住む地域はサービス面や制度で何となく決めたとします。次は住居ですね。
住居に関しては普通に家探しですから、予算や要望に応じて物件を見て不動産屋巡りや契約などめんどくさいことてんこ盛りですよ。三日坊主の根気続くのかな?
お話しした方が言っていたので知らなかったのは、生活保護などを使うようになるので『受給者お断り』の物件もあるみたいですね。イメージが悪くなるとかあるんでしょうか
なんだか気が滅入りますが悪いことばかりでもありません。
住むところが選べるというのはとても楽しみです。あまりに遠すぎるのは難しいですけど、いきたいところにいけます。海や山があるのとかもいいですね
住まいが決まると少し道のりが見えてきましたね。絵で言うと、紙の大きさが決まったみたいなことですかね。
2. ヘルパーの確保
住むところが決まったら次はヘルパーの確保です。
『生活していく』というよりも『生きていく』のに一番大事なところですね。
うーん、これはどうしたらいいんでしょうか・・・。自分でヘルパー事務所を探して→電話して→支援をお願いするの?
そんなことはなくて、ケアマネージャー的な人に頼んで探してもらいます。ノウハウもツテもない素人よりも仕事としてるプロにお願いしたほうがいいでしょう。
私の場合、地域の福祉センターの担当相談員がいてそこを窓口にいろんなお願いをしています。ヘルパーの確保だけでなく、介護用品を買う時に助成してもらえるか、訪問看護や訪問リハビリなどの案内など生活に即したこと全般を相談する時に利用しています。
ちなみにこの福祉センターは民間ではなく公立なものです。
その福祉センターがどういう立ち位置かは知りませんが、市に何か申請する時に「間を取り持つ」ということなんでしょう!
私は要望はしますが、書類に記入しての申請のような細かいところは両親に任せているので完全に把握できていません。ですが、今はこの画像のようにしています。
自治体によってどういう体制で福祉サービスをしているのか変わってきます。相談する時にどうしたらいいか役所に聞くと分かると思います。
話が脱線しましたが
一日、一週間、ひと月と生活にどれくらい支援が必要なのかを考えます。その上で、何人いるのか時間はどのくらい必要かを申請します。
そして、相談員にヘルパーを探してもらって支援してくれる事業所と契約します。
私の場合、吸引など医療ケアも必要ですので医療ケアができることも条件に入ります。
吸引は資格があるとヘルパーでもできるそうなので資格を取ってもらわないといけません。毎日看護師が来てくれるなら問題ないんですけどそうもいきませんね。
あとは非常時はどうするのかも考えておきます。緊急入院とか体調が悪くなると普段と変わっちゃいます。
絵で言うと、住まいで『紙のサイズ』が決まってヘルパーで『絵の内容』も決まったくらいですかね
3. お金
生活していくのにはお金が必要になってきます。
ただ働くことが難しい私はお金をどう作るのでしょうか?
2つの制度を使った方法でお金を使っていきます。
それは、『障害年金』と『生活保護』です。
『障害年金』は、文字通り障害のある人が受けられる制度です。年金というと65歳以上の人がもらう年金が浮かぶと思いますが、それはまた違います。
簡単に説明させてもらうと、病気やケガをした人の障害の度合いで等級(ランク)を決めて、そのランクに応じて決められた金額をもらいます。
『生活保護』は言わずもなく生活に困っている人がもらえるものですね。
この2つで生活していく予定です。
現在このやり方で生活している人が言うには、お金をどれくらい使うのかは生活してみないと分からないそうです。
でも考えてみると、新生活を始める人なら誰でもそうですよね。
こういうのは生活していくと分かっていくので、その都度考えていきます。
家賃や光熱費などの生活に必要なものにお金を使うのはわかるんですけど、趣味や出かけたりするのにお金使っていいかわからないんですよね。
もちろんバカみたいな使い方はしませんよ。
始まる前からうだうだ言っても仕方ないですけど、正直疑問があります。
絵に例えると、
住まいで『紙のサイズ』が決まり、ヘルパーで『絵の内容』も決まり、お金で『道具』も決まったところですね。
どんな感じに完成するかは一人暮らしが始まってからですね。