KASAI Pro 6の感想
日本時間8/18の早朝に行われたKASAIの感想書いていきます。
①Joao調子が良い
この前確かSubversivでGeoにオーバータイムながら負けて、どうかなと思っていたら私イチオシのRichard Alarconからタップ取ってびっくりしました。
思い返してみれば、Geoに負けたのもオーバータイムだし、それまでは結構押してたからまだ最上位の強さであるのは間違いないと思います。
あと、KASAIはなんだかんだポイントゲームだから、柔術に慣れたJoaoが勝ったのも納得です。
決勝ももう一人はJunny Ocasioというポイントゲームが強いUNITY勢が勝ち進んでいます。
逆にSub Onlyを掲げる10th PlanetのGeoが苦手なのも、まあまあしょうがないかな、と思いました
②Geo Martinezの良さが光る
個人的にすごい良いと思ったのは、私が一番好きなグラップラーがGeoというバイアスがめちゃくちゃ入っているのですが、Geo VS 今成正和。
試合開始までは、前のQUINTETで体重が違うとはいえGeoはMartin Heldから足関節でタップを取られており、同じ足関節狙いで苦戦するのではないかとちょっと心配でした。
しかし、実際はGeoらしい、そして10th Planetらしい戦いが見れてめちゃくちゃ興奮しました。
詳しく書いていきますが、まず、リバースデラヒーバで強制スイープです。
Geoは結構やっているのですが、リバースデラヒーバの形からキス・オブ・ザ・ドラゴン風にクルッと回ったらあら不思議、スイープになって2Pというやつです。
そこからの頭を突っ込んで強制レッグドラッグ風ポジションになってからパス。
一番感動したのがTruck(トラック)へのエントリーです。
10th Planetを象徴するポジションは2つあって「ラバーガード」と「トラック」です。
トラックは、ツイスターに入る手前のシングルバックのようなポジションなのですが、これの入り方が本当にうまかったです。
グレープバインのように足をかけてから回る中で足を組み替えて、カーフスライサーの形に。
もう極まったと思いましたが、試合を見る限り今成の顔は微動だにしませんでした。
そこからトラックポジションをずっと維持しつつ、チョークやツイスターを狙い続けて、まさに10th Planetな戦い方でした。
すごい勉強になるところが多かったので、取り入れていきたいと思います。
結果Geoは決勝には進めませんでしたが、やはりSub Onlyの10th Planetなのでやむなしとは思うものの、ADCCに向けて一抹の不安を覚えました。
ちなみに、今成選手とスパーさせていただいたことがありますが、体重が違うと言えども全身岩のように重くて硬く、気づいたらヒールの形に入っていて、次元が違うと感じました。
その今成選手に勝ったGeoやJon Calestineってどれだけ強いんだ?!?!と想像が付きません。
③Richard Alarconそれでも強い
Joaoに敗れてしまったものの、Jon Calestineにしっかり勝って3位になっており、期待通りでした。
まだまだ勢いがあるので、ADCCも非常に楽しみです。
④Matheus Dinizが強い
ワンマッチで気になったのはMatheus Dinizでした。
ADCC予選を通ったJosh Hingerからタップ取って、ちょっと前はCraig Jonesにポイントで勝って、ADCCでは要チェックだと思います。
Gianni Grippoとともに、マルセロ・ガッシア勢に勢いがあります。
あと、細かいことですが、今成正和の所属が「Team ROKEN」になってて、それって相当前なのではと思いました。笑
明日朝のCJJもできるだけ見たいと思います。
Vagner RochaとDiego Sanchezがいつの間にか消えててちょっと残念ですが、Nathan Orchardは楽しみです。
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