コンバット柔術フェザー級トーナメント感想
現地時間2020年3月8日に行われたコンバット柔術フェザー級トーナメントの感想です。
1.やはりオーバータイムは恐ろしい
私が前回の記事で優勝候補筆頭と上げていたRichard Alarconがまさかの初戦で敗退でした。
対戦相手のElias Andersonはこれまでの試合を見たところ守りが硬い印象でした。
実際、普通に戦ってはRichard Alarconには勝てないでしょう。オーバータイムに持ち込んで、そこで競り勝つというルールを理解した戦い方だったと思います。
最後にRichard Alarconはわざと腕を伸ばしてすぐにエスケープするという賭けに出ましたが、それが裏目に出てしまいました。
やはりオーバータイムはPKのようなもの。恐ろしい!
ちなみに、Richard Alarconは高校生時代からハンパない強さだった模様。
2.なんか掌底が少ない・・・
私が実際戦う選手の気持ちを理解できていないのでしょうか?掌底があまり出てなかったような気がします。途中Tom Halpinが撫でるような掌底を出しており、びっくりしました。
今回もKO勝ちはなし。
自分が出たら、めちゃくちゃ掌底出すけどなあ・・・という外野の意見です。
3.ADCC本戦レベル強し!Tom Halpin
私が試合前ガイドで挙げていたTom Halpinですが、やはり強かったです。
今成選手のイマナリロールに放ったカウンターは用意してきたのでしょうか・・・
あの後ろからのヒールは最近流行りです。もうサドルや50/50からではなく、後ろからやったほうが一方的に安全に極められます。
しかも、たしか全試合極めて勝っていたと思います。本当に強い!
Kevin Berbrichが結構調子良かったので、最後の試合はオーバータイムにいくかなと思っていました。
4.今成選手の肩固めエスケープがバズる
今成選手が初戦で放った肩固めエスケープ。
前から知っていましたが、このレベルでも通用する技なんだと感動しました。
でも、一般人なら十中八九この形になったら終わりですよね・・・・自分はこんなうまく逃げれる自信がありません。こうならないのがベスト。
5.タップ続出で楽しかった
結構噛み合ってる試合が多くて、その結果タップが多くて面白かったです。
唯一気になったのが、やはり掌底の使い方でした。
次回はVagner Rochaが出る模様ですが、あの暴力柔術使いのVagner Rochaにピッタリのルールなのではないでしょうか。