漫画『レッドブルー』に言いたいことがある
こんにちは、まごっとです。
私は格闘技関連のアカウントをSNSでえらいフォローしているのですが、その中で漫画『レッドブルー』というものがあるのを知りました。
公式ホームページより、あらすじとしては・・・
とのことです。
私はやるのはノーギグラップリング専ですが、総合格闘技も見るので一気に現在出ている4巻をKindleで買って読みました。
その中で、やたら私がシンパシーを感じる登場人物がいました。
雨地渉というキャラクターです。
シンパシーを感じたポイントとしては
①普通の会社員をしている
②それなのにジム内で強くて寝技に詳しい
③使ってるメガネの形が一緒(自分は練習中はコンタクトですが)
④長袖ラッシュガード派
⑤ラバーガードを使う
⑥なんか髪型も似てる
しかし、違うところも多々あります
①雨地はサイコパス系でぶっきらぼうだが、私はいつも優しく対応します(にっこり)
②仕事の種類が違う
③下は短パン。自分はギ派
これはさておき、『レッドブルー』に言いたいことがあります!
主人公が通っているジムがやばすぎて、代表が飲酒してるわ会員とスパーしていじめるわ即会員を試合に出すわめちゃくちゃなのですが、これはフィクションとしてさておき
技術的な面から言いたいことがあります!!!!笑
1.ラバーガードの腰のずらし方が逆
第17話に雨地がラバーガードからフットチョークを決めるシーンがありますが、ニューヨークのときの腰のずらし方が逆です。
抱えた足とは逆の方の腰を地面につけるのが正しいです。
雨地方式だと足が入らなくて首をクリアするのが難しいです。
足を抱えたほうの腰を地面からこれくらい離す感じにしましょう。
2.ラバーガードのときの足の抱え方が中途半端
上記と同じコマで、雨地がニューヨークっぽいポジションになっていますが
腰をずらす方向が逆なのも相まって、左腕で足を抱えるのが「膝裏に手を添える」くらいになってしまっています。
これだとあまり相手を引き付けられず、自分の膝にも負担がかかって、良いことがないです。
上記の画像のように、自分の肘の内側が自分の膝に当たるくらい、深く深く抱えましょう。
3.リアネイキッドチョークのときの腕の深さが浅い
同じ第17話で、雨地がリアネイキッドチョークをしているシーンがありますが、ちょっと形が中途半端です。
まず、顎に入れる腕がちょっと浅めなのと、もう片方の手が相手の首の後ろに入っておらず、その手で圧力をかける方向も横になっていて、十分に絞まらない可能性がたかいです。
以下のダナハー先生のように、腕は深く入れて、まっすぐ下に圧力をかけるのが正しいです。
4.アウトサイドヒールのときの手の組み方が違う
第19話で雨地がアウトサイドヒールを極めるシーンがありますが、手の組み方がよくわからないことになっています。
見た感じSグリップか、そもそもクラッチを作ってない気がしますが、どちらも正しくないです。
超ベーシックなのはゲーブルグリップ、できたら自分のリストを握る形やFigure 4に移行したほうが良いでしょう。
というようにいろいろ書きましたが、あくまで『レッドブルー』は漫画でフィクションです。
むしろ、「こんな技まで出てくるんだ!」と驚かされることばかりです。
漫画としては、漫画の王道×MMAという内容になっていて、非常に面白いです。
今月3/16には第五巻が発売。
MMAファンのみならずノーギグラップラーも楽しめる内容だと思います。ぜひ読んでみてください!!