ラバーガードは身体が硬くても出来ます
みなさまこんばんは、まごっとです!
Twitterですごい動画が流れてきました。
動画には「ラバーガードはみんな使えるわけじゃないよ!」と英語で書いていますが、ツイートに書いてあるとおり、これはラバーガードではありません。
相手の右肩が入っていないので、これはアームレストライアングル、別名ファントムチョークに近い状態です。
しかし、こう思う方がいるでしょう。
ポジション的にラバーガードじゃなくても、正しくやっても身体が硬ければ結局こんな感じで怪我しちゃって、誰でも使えるわけじゃないのでは?
いいえ、違うんです!!ラバーガードは身体が硬くても出来ます!
私が身体が超絶硬いのが証左です。いつも練習でラバーガードをするので柔らかいとは思われがちですが、実はそんなこと全然ありません。
ポイントをおさえていれば、身体が硬くてもできるのです!!
1.力に頼らない
まずは、全体を通して重要なことをいくつか書きますが、絶対に力に頼ってはいけません。グラップリングは力比べではなく、技術比べがメインです。技術的ポイントを抑えずに力に頼ろうとすると、先程のツイートのようにボキッブチッといってしまいます。
「これは持っていけないな」と思ったら、力でどうにかしようとせず一旦リリースして違う揺さぶりを仕掛けてみましょう。
2.技術的に正しいことをする
技術的に間違ったことに執着せずに、技術的に正しいことを順を追ってやりましょう。たまに技術的に間違ったポイントで熱心になっている人がいたりしますが、怪我の可能性もありますし、無駄に疲れてしまいますし、良いことがありません。
そのためには、「技術的に正しいとはなにか」を知る必要があります。
上記2点を、冒頭の動画は抑えていませんでした。まず、力に頼ってとりあえず自分の足を無理矢理引っ張っています。さらに、技術的に意味のないポイントに執着しています。アームレストライアングルに行くわけでもなく、ラバーガードでもありません。おそらく、上の選手がどちらかに回れば簡単に頭は抜けてパスされたでしょう。
では、創始・Eddie Bravoの動画をもとに「誰でもできるラバーガードのやり方」を見ていきましょう。
3.正しいラバーガードのやり方
まずは、相手の姿勢を崩して、頭をひきつけます。英語だとPosture Breakです。これが非常に重要です。よくやりがちですが、相手の頭が上がっているのにとりあえず自分の足首を掴むと相手を引きつけるのに無駄な力比べが発生してしまいます。そうなると非常に危険です。怪我の可能性特大です。
その後で、自分の足首を持ちます。深く持ちましょう。相手の頭が最初から完璧に引きつけられていたら、相手の頭は上がらなくなり、無駄な力比べの必要がなくなります。が、このポジションのままだと完成度は30%程度で、体格差がある相手に無理に頭を上げられたら自分の膝がちょっと危険です。
次に、ZombieからNew Yorkポジションを作りましょう。動画で言うEddie Bravoの左手をにゅっと出して、相手の右腕を抱えます。深く深く抱えます。これさえ完成すれば自分の膝への負担はゼロです。これにてラバーガードは一旦完成です。これまで順を追っていけば身体が固くても問題なく出来ます。
ここからは、オモプラッタ、ゴゴプラッタ、十字、ソーサラー、Dead Orchard・・・・など展開が山ほどあります。
4.実際にやってみた試合動画を見てみよう
上記のは解説動画でしたが、試合でどのように順を追ってやっているか見てみましょう。
これはグラップリング界の一部で超有名なRubeer Guard Assassinsが拡散してくれた、私の試合動画です!笑
投稿に書いてあるとおり、以下の順で極めています。
Posture Break > Mission Control > Zombie > New York > Double Bag > Clears The Neck > Chillbag > Far Side Armbar
先程書かれたポイントはすべて抑えている・・はずです。さらに、他にもいろいろなポイントがあったりします。
私は身体が超硬いですが、ポイントを抑えて順を追ってやればこれだけできるのです!
ということで、安全にラバーガードをやっていきましょう!