ピックデュエル実践レポート 23/6/24
環境を構築し、そこで出た考察から実際に大会を開いてみました。
参加人数は4人と、少々物足りないですが、それでも得られるものが多かったので報告していきたいと思います。
使用バイオーム
旧枠環境をベースに、以下のバイオームを使用しました。長くなってしまうので、当日参加者に配布した資料をそのまま載せてしまいます。
反省
まず、5話「整備」にてピック時の時間を設定しましたが、その時間が少々長いことが分かりました。
参加者の視点に立って考えると、最初はシンプルに強いカードを、中盤から方向性を固めるカードを、終盤はデッキ確認で感じた違和感を修復するカードを選ぶわけです。そうするとたしかに、「別に長々と束を眺めることはない」わけです。
そこで、MTGのドラフトの制限時間を確認してみました。
ブースタードラフトの時間
個人戦ブースタードラフトにおいては、通常、以下の制限時間内に選択を終えなければならない。
残りカード 制限時間
~中略~
8 枚 20 秒
7 枚 15 秒
6 枚 10 秒
5 枚 10 秒
4 枚 5 秒
3 枚 5 秒
2 枚 5 秒
1 枚 N/A
これに加えて、ブースター・パックをドラフトし終わるごとに、ピックしたカードを確認するために1パック目は60秒、2パック目は90秒(以下30秒ずつ追加される)の時間が与えられる。
そして、今回のピック時間
8枚 30秒
7枚 30秒
6枚 20秒
5枚 20秒
4枚 20秒
3枚 10秒
2枚 10秒
1枚 N/A
デッキ確認時間2分
デッキ編集時間5分
はい、長すぎです。
何を見たかとか、色々メモしたり確認したりする時間を考慮して長めに時間を取りましたが、結局無駄に待たせることになってしまいました。4人の方ごめんなさい。
今後はおとなしく、MTG方式の制限時間でやっていきたいと思います。
次の反省点は、バイオームは人数によって変えるべきということです。
今までのバイオームは、400枚を8人で取り合うという前提で作っていました。しかし今回の参加者は4人。仮に全員が50枚ピックしたとしても、200枚も残ってしまいます。
そうなると、本来意図したカードが供給されず、上手くデッキが構築できないといった事態になります。事実、今回負けてしまった方のデッキシートを確認したところ、デッキ内のフィニッシャー不足が目立ちました。
ピックの運要素を極力排除するため、4人ならば200枚のバイオームを用意するべきだったと感じました。
参加者を募集する際、8人と4人をそれぞれ単位として考え、人数状況に合わせてそれぞれの束を用意するのが良いのかなと思います。
4人用旧枠バイオーム
というわけで色々調整しました。急いでこしらえたのでExcelファイルそのままです。
全体的に枚数を減らしただけですが、アーキタイプとしてビートがきちんと機能するように注意しています。テストプレイはまだですが、おそらく大丈夫でしょう。
ちなみに今回優勝した方のデッキはこんな感じでした。
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やっぱりボルバルは強かったです。でもボルバルがなくてもちゃんと勝てます。ボルバルがない分をどうするかは、その人のデッキビルド力と、プレイングスキルの両方に託されます。難しいですが、そこは自分を最後まで信じることが大事です。
嬉しいことに、今回参加してくださった4人の方には、また機会があればやりに来たいと言っていただけました。大会として開けるように整備を進めた成果が報われたような気がしました。そして期待に応えるためにも、さらに研磨していかなければと思います。