【1日で18勝0敗2連続優勝】新環境でなぜ青魔導具が強いのか
0.前置き
初めまして、関東のcsで活動しているしゃけ/霧雨魔理沙(@DMsalmonrice)です!
まず初めに、簡単な実績をご紹介をさせていただきます。
CSの優勝回数 9回 (5回青魔導具)
DMGP best32 2回 (1回青魔導具)
2023年度下期全国41位
自分はかなり青魔導具が好きなのですが、旧環境での立ち位置は、お世辞にも良いとは言えないものでした。
原因は、旧環境トップの赤青マジックと黒緑アビスの両方にエレメント除去のカードが入っており、マジックに関してはどれだけ構築を寄せても、勝率3割を切るというのが実情でした。
しかし、殿堂施行後赤青マジックと黒緑アビスが激減したため、現在の青魔導具の立ち位置は非常によく、自分もcs戦績18勝0敗2連優勝という成果を収めることができました。今回2連続優勝できたことをきっかけに、今の青魔導具の強みをより理解してほしいと思ってこの記事を書くことに至りました。
この記事では、なぜ、今の環境で青魔導具が強いのかをはじめ、構築や各対面の大局観はもちろんのこと、青魔導具というデッキを使うにあたっての考え方や、リソース管理などかなり深いところまで踏み込んだ読み物となるように尽力しました。
また、これからもCS等での大会レポートや新対面への戦い方なども追記させていただく予定ですので、1度ご購入いただければ自分が使っている間の青魔導具に関することは、すべてここに記載する予定です。
青魔導具の調整記録としても楽しんでいただければ幸いです。
1.なぜ今の環境で青魔導具なのか
2024年8月現在自分が考えるtier表です。
ファンタジーbest登場以降猛威を振るっているファイヤーバードとドリームメイトが強く、環境が遅くなったことで巨大型よりも青白の天門のほう母数が多いと考えています。
また、tier3には旧環境から一定数存在していた、ゴスペルやニヤリーゲットの殿堂解除で環境に返り咲いたジョーカーズが散見されるといった形です。
では、青魔導具の立ち位置は現状どうなのか、
結論から申し上げるとサガ環境と同じか、それ以上に立ち位置のいい環境だと自分は考えています。
なぜ、青魔導具の立ち位置がそんなに良いのかというと、その要因は大きく分けて2つあります。
1つ目は、旧環境のエレメント除去を使ったデッキが軒並み弱体化し、一度設置した【卍新世壊卍】がほとんど場を離れないからです。
前述したように旧環境では、赤青マジックや黒緑アビスにエレメント除去が採用されており、その2つのデッキにはどうしても【卍新世壊卍】をどかされてしまうとしんどいゲームになっていました。
しかし、現在の環境でのエレメント除去としてしっかりと採用されているのは、青白天門の【理想と平和の決断】やジョーカーズの【勝熱と弾丸と自由の決断】くらいでほかのデッキでは設置した【卍新世壊卍】を除去できない構築になっています。
その結果、早期に【卍新世壊卍】を設置できた際の勝率が、飛躍的に上昇し4ターン目の【卍新世壊卍】などでもしっかりとゲームを作れるようになったことが1つの要因です。
2つ目として、2つのメインプランを自在に使いこなすことができる柔軟性があげられます。
現在の青魔道具には【卍新世壊卍】を早期起動を目指さすプランと、シールドトリガーを使いゲームを伸ばし、一気にソリティアプランへと移行するプランが2つあるのですが、青魔導具の強い点として、その2つのプランを平行しながら進められる点があげられます。
後の章で詳しく解説しますが、うまくいくと相手に7ターン目以降を渡さずに、ゲームを終わらせることができます。これは、言い換えると相手に6ターンという制限時間をつけながらプレイさせることができており、こちら側の上振れもある非常に強力なソリティアデッキとなっています。
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