意外とやれる?ハチ公ワンショット
こんにちは、國本です。
今回はvaultのフリーでよく使用しているハチ公ワンショットについて、確定枠や自由枠等考えをアウトプットしていこうと思います。
1.普段使用しているリスト
こちらが普段フリーで使用しているリストになります。少し変わったカードも採用されていますが、ここ最近は採用カードに変更はありません。
2.固定枠、必須枠
このデッキを組むにあたって最優先で入れなければならないカードを紹介します。
特攻の忠剣ハチ公×10
逆転王女プリン×4
轟く革命レッドギラゾーン×4
生命と大地と轟破の決断×1
熱き侵略レッドゾーンZ×1
まずこの20枚は固定枠で、どんなにデッキを作るのが下手なプレイヤーでもこの20枚を基盤にデッキを作ると思います。自分はここにさらに
Q.Q.QX./終葬5.S.D.×4
ここまで含めて24枚が必須枠だと確信しています。採用理由等は後ほどまとめて記載します。
3.採用カード解説
上記画像の順に解説していきます。
《特攻の忠剣ハチ公》×10
このデッキのデッキコンセプト。このデッキの良いところは、このカード自体が多く入っているため、ありがちな「○○が引けなかった〜」という試合展開になりにくいところです。仕掛ける際に山札に5〜6枚残っていて欲しいので10枚採用しています。
《逆転王女プリン》×4
ガチンコジャッジで捲れると場のハチ公やQ.Q.QX.をアンタップ出来るので4枚必須です。また、最低限の受けトリガーとしても活躍できます。ごく稀に《「我が力、しかと見よ!」》から捲れることで2面受けられることがあります。
《シビレアシダケ/インビンシブル・パワー》×4
ただのガチンコジャッジが強い初動です。下面はガチンコジャッジでのみ使用します。先手後手を選ぶカードになりがちですが、このデッキ自体手札をたくさん抱えるデッキでも無いので強気に4枚採用しています。《レッツ・ゴイチゴ》と同じタイミングで手札に来た時は盤面に残る1打点より、手札をキープ出来るゴイチゴを優先する事が多いです。
《Q.Q.QX./終葬5.S.D.》×4
個人的には4枚確定だと考えており、1枚でも減らしている方はデッキへの理解度が足りていないと思います。このカードを出すだけで山札を見る全てのカードを無効化できる上に、ハチ公のガチンコジャッジを不戦勝にしてくれます。ガチンコジャッジで捲れた場合もコストが8と非常に高いのも魅力です。また、《ドンドン火噴くナウ》等の受けトリガーも無効化するため、殴る際に横に居るだけで強力です。先3で出すことで相手のデドダムを無効化出来る点も見逃せません。以上のことから、4枚確定です。
《轟く革命レッドギラゾーン》×4
確定4枚です。基本的にはハチ公3体目の攻撃で革命チェンジしますが、《Q.Q.QX.》や《レッドゾーンZ》との相性も良く、コマンドがブロックされない効果も重宝する盤面が多いです。
《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》×4
ガチンコジャッジの強い初動その2です。多色である点とブーストが運任せな点が玉に瑕ですが、それを補える程のカードパワーを持っていると判断した為採用しています。確実にブーストをしたい方は《ボルシャック・ゾーン》を採用しても良いと思います。
《"乱振"舞神G・W・D》×2
このデッキの苦手とするメタカードを処理するために入っています。特に《とこしえの超人》を処理するために使用することが多いです。また、ハチ公で勝負を決めきれなかった時等に、後ろにスピードアタッカーの後続として抱えておく事で、次のターン援軍として送り出すことも出来ます。
《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》×2
初動8本じゃ絶対足りないので増やしてます。たまにこの手のデッキで、《バンビシカット》4枚、その他2コストブースト4枚の合計8枚しかブーストカードを入れてない方を見かけますが、個人的にはあり得ないと思っています。ガチンコジャッジが7なので少し頼り無いですが、その分手札に来た時には積極的に使用します。
《めっちゃ!デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》×2
フォロワーにおすすめされて採用しました。オニカマス等の選べないメタカードに対して相手クリーチャー全体を対象に効果を無視します。屈強なブロッカーの横並びに対しても1枚で対応でき、シールドトリガーとしてもある程度役割を果たしてくれます。たまに《零龍》を破壊します。
《熱き侵略レッドゾーンZ》×1
相手の盾の期待値を下げてくれるカードで、《轟く革命レッドギラゾーン》と組み合わせて2枚焼却したりと活躍の幅は広いです。基本的にはQ.Q.QX.を優先しますが、どちらも使える場合はさらに強力です。相手が盤面を触りきれないと判断した場合には、3体目のハチ公に侵略してターンを返すことがあります。
《生命と大地と轟破の決断》×1
必須です。
《フェアリー・ギフト》×1
このカードに関しては好き嫌いが非常に分かれるカードかと思います。ガチンコジャッジで捲れた際にほぼ確実に負けてしまう上に使えるターンが限られているので、ノイズになる場面も少なからずあるかと思います。自分はこのデッキにおいて、早期に《ハチ公》及び《Q.Q.QX.》を建てるメリットが非常に大きいと思っているので採用していますが、採用しない理由も大変納得できます。
《単騎連射マグナム》×1
《ハチ公》が馬鹿正直に盾を殴るデッキなので盾から出てくるクリーチャーを無効化出来るだけで強いと判断して採用しています。先手のカードになりがちで、ガチンコジャッジも弱いので入れない理由もよくわかります。2ターン目をパスしてしまった際、3ターン目に置けると嬉しいです。
4.個人的に入れないカード
自分が長く使っているデッキなので視野が狭くなっている事もありますが、個人的にそれは無いな〜ってカードを紹介します。
《閃光の守護者ホーリー》
色が弱く、手から使えないのが好みではありません。自分はこれを入れるぐらいなら《罠の超人》等を採用します。
《伝説の禁断ドキンダムXGS》
自由枠にガチンコジャッジが強いだけのゴミを入れるスペースは無かったと思います。
《綺羅王女プリン/ハンター☆エイリアン仲良しビーム》
多色なのが大変厳しいです。また、効果で出てきた所ですぐに攻撃に参加出来ないのも気になります。ガチンコジャッジが強いのと、トリガーとして強いのは評価できますが、自分は採用しません。採用する場合はバンビシカット等の多色を削る必要がありそうです。
《S・S・S》
色が弱い多色なので採用は無いです。どこかで勝ったリストに入っていたみたいですが、自分は絶対に無しです。これを入れるなら逆にホーリーを入れます。
5.構築論
このデッキの長所、短所をおさらいしながら自分の考える構築論について述べていきます。
5.1.長所
長所を全て挙げるとキリが無いので、このデッキにしか無い長所を挙げていきます。
①ハチ公を1枚でも引ければゲームが作れる
②Q.Q.QX.による相手のデッキコンセプトの阻害
大きく挙げてこの2点になると思います。
5.2.短所
こちらも挙げ始めるとキリが無いので特筆すべきものを挙げます。
①パワー3000以上のブロッカーが大変厳しい
②2ターン目をパスしてしまうと3ターン目もやることが無い
暗黒鎧ザロスト等の3000以上のブロッカーが出てきた場合相当厳しい戦いを強いられます。出て来たら詰みというわけではありませんが、ほぼ間違いなくテイクターンされてしまいます。
5.3.構築論
以上のことも踏まえて、自分がこのデッキにおける構築最低基準を述べていきます。
①2コストブーストは10本入れる
2ターン目をノーアクションで返すことはこのデッキにおける大幅なテンポロスであるため、2コストブーストは10本入れましょう。バンビシカットを含む8本のみはあり得ないと思っています。
②Q.Q.QX.は最大枚数
2コストブーストを多く採用する都合上《Q.Q.QX.》が腐るタイミングはかなり少ないです。ハチ公とのシナジーは大変良好で、単にガチンコジャッジを不戦勝にするだけでなく、《Q.Q.QX.》の攻撃の後、ハチ公が攻撃した時、攻撃の後のガチンコジャッジで《逆転王女プリン》が自分のデッキから表向きになれば、《Q.Q.QX.》をアンタップしてもう1枚のシールドを無効化できます。また、コスト8を持つため、山札に存在するだけでハチ公のガチンコジャッジの勝率を上げてくれる点も見逃せません。ハチ公が苦手としているトリガーそのものを踏む確率を減らすだけでなく、《ドンドン火噴くナウ》のような踏むとゲームを終了させうる致命的なトリガーをも、山札を見られなくする効果により無効化出来ます。
余分に手札に来た場合でも、最低限初動に必要な緑マナ単色としてブーストの礎になってくれます。
おまけ.絶対に入れてはいけないカード
デッキというものは、大抵の場合何を入れていても「個性」として受け入れられることがありますが、このカードだけは入れてはいけません。
《禁断〜封印されしX〜》
ハチ公はフレイム・コマンドであるため一見相性が良さそうに見えますが、実は相性が最悪です。
このハチ公ワンショットというデッキは、ハチ公のガチンコジャッジにより山札からハチ公をリクルートするデッキです。そのためハチ公が山札に残っていなければ次のハチ公をリクルートすることが出来ません。
ゲーム開始時にシールドゾーンに行ってしまったハチ公は、基本的にハチ公の効果で踏み倒すことが出来ません(当然ですが)。禁断を採用してしまうと、ハチ公そのものが山札に無いというリスクをただ倍増させます。禁断解放によるメリットよりもハチ公が山札に無いデメリットの方が大きいです。採用しているのを見かけたら、まだ数学を習っていないんだな、と優しく微笑んであげてください。
後書き
レッドギラゾーンも再録したし安くなったやろ!って思ったらなんかまたレッドギラゾーンの値段上がってました。この下書き自体は2ヶ月ぐらい前からあったんですけど結局うまくまとまらずにこんな感じで公開になります。ハチ公のレシピで迷ってたらフルコピーして使って下さい。
2022.2.27
國本
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