ポケポケ スターミーex+ゲッコウガ+ カモネギ デッキ解説
アップデート履歴
2024/12/11
・0. 戦績、3-1「リザードンex・ウィンディex・ファイヤーex」、6. Q &A
の項目を追加
挨拶
皆さん、おはこんばんにちは。
DAIと申します。ポケポケライフ満喫していますでしょうか。
この度、Team Rocket Poket Cup #13で13戦全勝した
「スターミーex・ゲッコウガ・カモネギ」デッキの解説をさせて頂きます。
この記事によって
このデッキに対しての疑問の解消や、
新しい発見などのメリットが生まれることを望みます。
0.戦績
12/10 raiさんが151人規模の国内大会で優勝
(ご本人から直接DMにてご連絡を頂きました。本当にありがとうございます。)
1. このデッキの概要
このデッキはみずタイプを主軸とした、アグロデッキになります。
主軸である「スターミーex」や「ゲッコウガ」のフィニッシャーを早期に展開し、序盤から攻める速攻デッキです。
このデッキの選択理由としては、
当時海外大会では
「リザードンex・ウィンディex・ファイヤーex」デッキが
ピカチュウex系統の母数を超すシェア率を誇っていました。
この猛威を振るっているほのおタイプデッキは
単純に「リザードンex」だけが強味ではなく、
「ウィンディex」や「ファイヤーex」で攻撃するプランもある
見た目以上に器用な立ち回りが可能です。
そして、ほとんどのポケモンが高耐久ですので、
序盤の軽い手札事故程度なら「リザードンex」や「ウィンディex」が
間に合ってしまうこともよくあります。
この「リザードンex・ウィンディex・ファイヤーex」のメリットをまとめますと、
「リザードンex」の「ぐれんのあらし」で現在のカードプールでは全てのポケモンを一撃でHPを0にできる
「ウィンディex」や「ファイヤーex」で「リザードンex」に強依存しない闘い方が可能
環境トップデッキである、「ミュウツーex・サーナイト」デッキには有利
同じくトップデッキである、「ピカチュウex」系統にも良い勝負ができる
などです。
では、この強力なデッキに対して弱点を分析すると、
「ファイヤーex」で育てている、「ガーディ」や「ヒトカゲ」を「ナツメ」を使用し攻撃できれば優勢に立つことが可能
メインアタッカーがみずタイプに対して弱点である
「ファイヤーex」が「れっかのまい」をしている間に、高打点で攻める
と考察しました。
そこで知人とみずで強いデッキは何かないかと相談した結果、
「スターミーex」というカードに目を付けました。
この「スターミーex」は以下の強味を持っています。
2個の水エネルギーで90ダメージという破格のダメージ
にげるエネルギーが0個
HPが1進化で130と高耐久
これは「リザードンex・ウィンディex・ファイヤーex」の弱点考察の
1~3に対して嚙み合っていると判断しました。
このカードを採用したアグロデッキを開発した結果が以下のリストです。
2. 採用カードの説明
2-1. ヒトデマン2枚 スターミーex2枚
今回メインプラン1つです。
「1. このデッキの概要」で説明していますので、この部分は軽く説明させて
頂きます。
基本的にはこのカードで攻める +「ゲッコウガ」を育てる壁役の二つの大きな役割があります。
ただし、壁役とは言っても序盤から倒されてしまうとこちら側の選択支がかなり減少してしまいます。
状況にはよりますが、イメージとして1ポイント-1ポイント-2ポイントで取られるを意識してプレイをすると勝率が向上するかと思います。
場合によっては「スターミーex」に進化せずに「ヒトデマン」で殴るプランがありますので、知っておくと得するかもしれません。
2-2. ケロマツ2枚 ゲコガシラ2枚 ゲッコウガ2枚
メインプランの2つ目です。
このカードは非exにしては唯一無二の効果を持っているカードです。
ベンチにいながら特性で好きな敵ポケモンに20ダメージを与えることができ、「ナツメ」に依存しないベンチポケモンへのダメージ手段として活躍できます。
このカードを「スターミーex」の相方にした理由は
ベンチで育てている相手ポケモンへの直接ダメージが現環境に強いと判断したからです。
「リザードンex」や「ウィンディex」、「ミュウツーex」などの
大型ポケモンにHPが満タンの状態で攻撃を仕掛けられると、押し切られて負けてしまうでしょう。
そこでゲッコウガの特性を生かし、徐々に削っていくプランを取ることで、
大型ポケモンたちが出てきたときに、「スターミーex」や「ゲッコウガ」などで倒しきることができる場面が出てきます。
これが「スターミーex」の相方として「ゲッコウガ」を採用した大きな理由になります。
そして、このカードが倒されても1ポイントしか取られないのは大きな強みです。このポケモンはロングゲームになればなるほど、強くなれるカードになります。
基本プランの一つとして、「ゲッコウガ」をあえて逃がし、特性による20ダメージを稼ぐこともよくあります。覚えておいて損はないと思います。
2-3. モンスターボール2枚 博士の研究2枚
この2種類のカードはどのデッキにも必須級であり、
安定性を増大させる効果を持っています。
基本的に大きな理由がない限り、どのデッキにも最大枚数取るべきカードと判断しています。
2-4. ナツメ2枚
このカードも「1. このデッキの概要」で説明していますので、軽く説明させていただきます。
「スターミーex」が早期着地したときにも強いですが、
遅延目的にも使うと「ゲッコウガ」の特性のターンを引き延ばすことが可能です。
今回のメインプランであるポケモン2種類にも大きく嚙み合っているので、
2枚確定としています。
2-5. カモネギ1枚
このデッキの柔軟性を大きく上げたカードになります。
序盤からエネルギーの種類を問わず1個で40ダメージを出し、
倒されても1ポイントの部分がこのデッキを大きく噛み合っています。
スターミーexとのお互い交換先としても強く、弱点も一緒であるため、
でんきタイプ以外には強く攻めることができるポケモンと認識しています。
種ポケモンの5枚目としての採用ですので1枚のみの採用になっています。
2-6. カスミ2枚
先手後手を有利な方へひっくり返すカードとして採用しています。
このデッキでの「カスミ」へ要求されるものは1個の水エネルギーと考えています。
考え方としては、先行(50%)のときに「カスミ」を手札に持っている状況で一枚目が表であること(50%)で75%の優勢に持っていくイメージです。
(あくまでもイメージとして考えていただけると幸いです。厳密な計算はおそらく違います。)
先行の時に必ず引きたいので最大枚数の2枚を採用しています。
2-7. サカキ1枚
最後のフィニッシュの時に絶妙に足りないのを防ぐカードです。
このカードのおかげでフィニッシュ力が上昇しました。
このカードの役割は大きく分けて以下の2つです。
「サカキ」を打つことでそのターン相手のポケモンを倒す
「サカキ」を予め打っておくことで、「ゲッコウガ」の特性で倒しきる
1.「サカキ」を打つことでそのターン相手のポケモンを倒す
これはわかりやすいかと思います。
例に挙げると、HPが120の「ピカチュウex」、「ミュウツー(非ex)」などを
「サカキ」+「ゲッコウガ」の特性+「スターミーex」の「ハイドロスプラッシュ」で
10 + 20 + 90 = 120
で一発で落とすことができます。
ここで、「2-1. ヒトデマン2枚 スターミーex2枚」で紹介した
ヒトデマンであえて殴るプランの一例をご紹介します。
「リザードンex」のHP180の状態で「きずぐすり」を一回使われる場合。
攻撃1ターン目: 「ヒトデマン」の「ひらてうち」+「ゲッコウガ」の特性
攻撃2ターン目:「サカキ」+「ゲッコウガ」の特性+「スターミーex」の「ハイドロスプラッシュ」
攻撃1ターン目: 40 + 20 = 60
攻撃2ターン目: 10 + 20 + 110 = 140
攻撃1ターン目+攻撃2ターン目 = 60 + 140 = 200
これで「きずぐすり」を一回 打たれても倒しきることができます。
なぜこのプランを紹介したのかといいますと、このプランしかない場面が多く見られたからです。
こちらもすでに1ポイント取られており、
相手には「ぐれんのあらし」が打てる状態で「リザードンex」が存在すると、「スターミーex」をバトル場にだしてしまうと高確率で負けてしまいます。そこであえて「ヒトデマン」で殴るプランが生きてきます。
ケースバイケースですが、このプランも覚えておいて損はないです。
2.「サカキ」を予め打っておくことで、「ゲッコウガ」の特性で倒しきる
これはかなり強気に「サカキ」を打つことを想定しています。
ここで意識することは一つ、
20の倍数を意識する。
です。
例えば、「スターミーex」の「ハイドロスプラッシュ」は90のダメージになりますが、HP120のポケモンに対して攻撃した場合、残りHP30になってしまいます。
これではゲッコウガの特性を最低でも2ターンかけて倒すしかなくなります。ですが、「サカキ」をあえて打っておくことで後でゲッコウガを引いたときに「きずぐすり」がなければ、そのターンで倒すことができます。
(「きずぐすり」を打たれても2ターンで倒せます)
このプランはその場に「ゲッコウガ」がいないときに使う場面が多いです。
「ゲッコウガ」はかなり難しいカードです。是非、まずはこのリストで遊んでみてください。
3. 各対面考察
3-1「リザードンex・ウィンディex・ファイヤーex」
体感 微有利~有利(この部分は特に詳細に後日、アップデートしていく予定です)
このデッキに対して、意識することは前項でも記載した通り、
「ファイヤーex」で育てている「ヒトカゲ」系統と「ガーディ」系統を倒す or ダメージを与える
スターミーexを最初に倒されない、1-1-2を意識する
などです。
1. は「ナツメ」を利用して攻撃や「ゲッコウガ」の特性を利用して攻撃していきます。
2. は主にリザードンの攻撃を他の1ポイントポケモンで攻撃+倒されることを意識します。例の一例は「2-7. サカキ1枚」で記載したヒトデマンプランを参考にしてください。
重要カード 「ナツメ」、「サカキ」、「ヒトデマン」
他対面は後日追記予定
4. お礼の言葉
この大会で優勝できたのも相談に乗ってくれた方々や、日頃仲良くしてくださる方々、大会の運営や対戦相手の方々がいてこそだと思っております。
本当にありがとうございます。
ここまで読んでくださった方々も本当に感謝しております。
また後日に各対面の考察も追記予定です。
この記事は随時アップデートをする予定です。お楽しみに!
問い合わせは私のXアカウント(@dm_dmps)のDMまでお願い致します。
直ぐに対応できるかはわかりませんのでご了承ください。
読んで頂きありがとうございました。
5. 参考文献
6. Q & A
Q1.
ケロマツ一枚スタートかつ、そのまま他のたねポケモンが引けない場合はどうすればよいか?
A1.
ゲッコウガで攻撃するプランになります。
そして他のたねポケモンが一枚も引けないパターンは確率的にかなり低いのではないかと判断しております。
下記のサイトによりますと初手でもう一枚のたねポケモンが引ける確率は以下の結果になると記載されております。
個人の主観にはなりますが、今回の質問者様のパターンは基本的に割り切りになると考えています。それで敗北してしまうのは仕方がないと考えています。