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【デュエプレ】殿堂・ナーフ解除選手権 Tier?(番外編) 《真聖教会 エンドレス・ヘブン》

こんにちは。あろうです。

早いもので、このシリーズも第5回となりました。前回でTierSのカードも終わり、区切りも良いので今回は「Tier?」と称した番外編を書かせていただきます。

尚、この記事は前回と同様に20いいねが付いたら続きを執筆するので面白いと思った方は是非いいねをお願いします。

前回の記事

Tier表について

この企画は各カードをS〜Dの5段階に分けて解除のランクを示したいと思います。

ランクの内訳はざっとこんな感じです。

S……解除される確率はほぼ0に等しい。解除された暁には間違いなく環境を支配する、あるいはゲーム性そのものを大きく歪めてしまうほど禁忌的な力を持ったカード達。
A……解除するのは危険。解除された場合、このカード達を採用したデッキが環境トップの一角に食い込むと予想される。
B……解除出来るかギリギリなライン。解除された場合、このカード達を採用したデッキが環境入りすると予想される。
C……解除の可能性も十分あり得るライン。高いカードパワーを持つが、現代のカードプールで言えば標準的なラインに収まるカード達。
D……解除されても全く問題なし。恐らく誰も使わないと思われるほどパワー不足、あるいは既に上位互換が出ているカード達。

今日のTier?のカード

今回のカードはこちら。

(ナーフ前)
■自分のクリーチャーが破壊された時、自分のシールドが9つ以下なら、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。
■龍解:自分のターン終了時、自分のシールドが相手より多ければ、このドラグハートを《真・天命王 ネバーエンド》のほうに裏返す。

(ナーフ後)
■自分のクリーチャーが破壊された時、自分のシールドが9つ以下なら、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。(自分の《真聖教会 エンドレス・ヘブン》のこの効果は、各ターン中1回のみ発動する)
■龍解:自分のターン終了時、自分のシールドが相手より多ければ、このドラグハートを《真・天命王 ネバーエンド》のほうに裏返す。

罪状:無限盾追加による無限遅延罪


今回のカードは《真聖教会 エンドレス・ヘブン》(以下エンドレスヘブン)です。

その効果は、「自分のクリーチャーが破壊される度に盾を1枚追加する」というもの。要するに、光文明のデッキらしくブロッカーを並べて、破壊されても盾が増える状況を作ってガッチガチに守りを固めてね〜、というコンセプトのカードです。実際、採用されていたのは主に【天門】や【白単サザン】等の光文明のデッキでした。

しかしまだこのカードは本領を発揮していません。
他のドラグハート達と同じように、このカードも龍解条件を満たすことでその真の力を引き出します。

その条件は、「自分の盾の枚数が相手よりも多い」という非常に簡単なもの。このカードを出した《ヘブンズロージア》が1点小突いて相手の盾の枚数を減らすも良し、《エメラルーダ》なんかで自分の盾を増やすも良しです。

そして龍解した姿がこちら。《真聖教会 エンドレス・ヘブン》のかんっっっぺきで究極な真の姿。その名も《真・天命王 ネバーエンド》です。(以下ネバーエンド)

ちなみに僕はこのカードが大好きです

■T・ブレイカー
■自分のドラゴンが攻撃する時、相手のクリーチャー1体をタップしてもよい。そのクリーチャーは次の相手のターン開始時にアンタップされない。
■バトルゾーンを離れる時、パワーが0より大きければ、かわりに自分のランダムなシールド2つを手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。そのターン、このクリーチャーは、パワーが0より大きければ、バトルゾーンを離れない。
(龍解前:《真聖教会 エンドレス・ヘブン》)

自分のドラゴン全員に攻撃時フリーズ効果を付与しながら複数回の除去体制を持ち、しかもパワー14500のTブレイカーという異常なまでの盤面制圧力を持ったカードで、このカードが龍解しただけで踊り狂って死ぬようなデッキも少なくありませんでした。

実際、【白単サザン】なんかは天敵である【黒単ヘルボロフ】に対して「序盤は小型クリーチャーの展開なんかせずに全力でハンドの枚数をキープし、《ヘブンズロージア》から《エンドレスヘブン》を貼って《ネバーエンド》の龍解を狙いに行く」というプレイを取ることで、本来なら不利であるはずの相性を微不利〜五分程度まで押し上げてました。

相性差をここまで大きく変えてしまうとは、如何に《ネバーエンド》が強かったか、という事が分かりますね…。

他にも白系統のデッキのみならず、【赤緑モルトNEXT】に採用されて《調和と繁栄の罠》をケアしたり、【5cニューゲイズ】に同型先出し最強カードとして活躍する…等八面六臂の活躍を見せ続けました。

ナーフされた理由

とまぁ、ここまで散々このカードの強さを語ってきましたが…このカードがナーフされたのは別にこのカードが強すぎたからではありません。

ナーフされる理由となったデッキがこちら、通称【トリガーロージア】になります。

どういう動きをするデッキなのか説明すると、まずは《ドラゴンズサイン》から《ヘブンズロージア》を出し、《エンドレスヘブン》を貼ります。ここまでは普通のデッキと変わりません。

ですがこのデッキは、《ネバーエンド》への龍解を狙いません。一生《エンドレスヘブン》のままでいてもらいます。

何が起きるのかというと、まずは30枚前後入ったトリガーで相手の攻撃を一旦受け切り、その返しにトリガーで出てきたクリーチャー達で相手の寝てるクリーチャーに自爆特攻をします。すると、《エンドレスヘブン》の効果でその数だけ割られた盾を回復させる事が出来るんですよね。

こうして、トリガーで受ける→盾を増やす→増やした盾からのトリガーで受ける→また盾を増やす→…という作業を延々と繰り返して無限に耐久しよう、というわけです。

そして相手の攻撃を捌き切った後、隙を見て《世紀末ヘヴィデスメタル》を出して盤面をリセット。そのまま安全にフィニッシュする…というのがこのデッキのざっくりとした動きです。

このデッキ、何が問題なのかというと、強さどうこうという話以前に「トリガーで受ける→盾を増やす」という工程を延々と繰り返すせいで決着までクッッッッソ時間がかかるんですよね。

特にミラーは地獄で、「決着まで70ターン近くかかった」「決着まで1時間かかった」なんて方もいらっしゃいました。


流石にここまで長時間の試合を要求するデッキは、通勤・通学時や10分程度の休憩時間に気軽にプレイ出来ることが魅力のスマホゲーに相応しくないと判断され、2024/6/25に盾追加がターン1制限となるナーフが決定されました。

ナーフ直後は【トリガーロージア】のリペアなんかもちょくちょく見かけましたが、流石に1と無限の差は大きく、現在はもっぱら【天門】や【白単連鎖】なんかでちゃんと正規の使い方で活躍してます。

解除の可能性は?


で、ナーフ解除の可能性なんですけど、正直強さ的な観点から見たら全然大丈夫だと思ってます。別にこのカードの盾追加が無限だったおかげで環境入り出来てたのって【トリガーロージア】くらいのもので、他のデッキに関しては本質的な強さとは何ら関わりないですからね。

ただ、ナーフされた理由が強さ云々ではなく「デュエプレというスマホゲーに相応しくないから」である以上、帰ってくる事は無いんだろうなぁとも思ってます。そういった理由から、今回は「Tier?」とさせていただきました。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事はここで終わりとなります。

次回はマナ武装7にされて怒ってる英雄について書く予定です。この記事に20いいねくらい付いたら書こうと思うのでよろしくお願いします。

それでは。

スペシャルサンクス


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