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【デュエプレ】殿堂・ナーフ解除選手権 TierS(その4) 《龍覇 ワルボロフ》

またもやお久しぶりです。あろうです。
前回の記事も沢山の方に読んでいただけたようで何よりです。ありがとうございます。

前回の記事に20いいねが付いたので約束通り「その4」を執筆したいと思います。前回と同様にこの記事に20いいね付いたら「その5」を執筆するのでよろしくお願いします。

前回の記事

Tier表について

この企画は各カードをS〜Dの5段階に分けて解除のランクを示したいと思います。

ランクの内訳はざっとこんな感じです。

S……解除される確率はほぼ0に等しい。解除された暁には間違いなく環境を支配する、あるいはゲーム性そのものを大きく歪めてしまうほど禁忌的な力を持ったカード達。
A……解除するのは危険。解除された場合、このカード達を採用したデッキが環境トップの一角に食い込むと予想される。
B……解除出来るかギリギリなライン。解除された場合、このカード達を採用したデッキが環境入りすると予想される。
C……解除の可能性も十分あり得るライン。高いカードパワーを持つが、現代のカードプールで言えば標準的なラインに収まるカード達。
D……解除されても全く問題なし。恐らく誰も使わないと思われるほどパワー不足、あるいは既に上位互換が出ているカード達。

今日のTierSのカード

今回のカードはこちら。

■スレイヤー
■このクリーチャーを召喚する時、自分の手札からファンキー・ナイトメア1枚を捨ててもよい。そうした場合、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。
■バトルゾーンに出た時、自分の超次元ゾーンからコスト4以下の闇のドラグハート1枚をバトルゾーンに出してもよい。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)

罪状:4ターン目から毎ターン0コストで除去+全ハンデスはエグいって

という訳で今回紹介するのは《龍覇 ワルボロフ》です。(以下ワルボロフ)

登場したのは第23弾「双剣王凱旋-DRAGHEART SOLUTION-」で、《二刀龍覇 グレンモルト王》や《龍覇 MAS》、《龍覇 ザ=デッドマン》に《龍覇 セイントローズ》等の強力なドラグナー達が収録されていた弾です。

そんな中、こいつは上に挙げた4文明4体のドラグナー達と肩を並べる闇文明の高レア枠ドラグナーとして収録されました。

(ちなみにさも「自分、紙の頃からいますw」的な面をしてますが、こいつはデュエプレ産のオリカです。紙のこの頃には何故か闇文明だけ高レア枠のドラグナーがいなかったので、その埋め合わせとして生まれたんでしょうね) 

カードの性能を見てみると、素のコストは7と若干重いですが、手札からファンキーナイトメアを1枚捨てることで2軽減して出す事が出来るという効果を持っているので実質のコストは5と考えて貰って大丈夫です。

しかも捨てたファンキーナイトメアは装備した《滅殺刃 ゴートゥヘル》(以下ゴートゥヘル)で蘇生出来るためデメリットではない、いやそれどころか手札にある任意のカードを蘇生出来るためむしろメリットになってるという噛み合いっぷり。なんで?

登場して間も無く、ランクマッチではこのカードを主軸とした【黒単ファンキーナイトメア】が環境トップに立ちます。

バトルアリーナ2024WINTER優勝
がのととととすGlänz選手使用構築

デッキの回し方は、序中盤は古来より伝わる由緒正しい黒のコントロールデッキらしく《タイガマイト》(以下マイト)や《タイガニトロ》(以下ニトロ)によるハンデスで相手の妨害をし、最終的にはブロッカーで盤面をガッチガチに固めてから盾を殴り、ターン終了時には《ニトロ》で全ハンデスして安全に詰めていく…というものです。

黒のコントロールデッキと言えば妨害は得意でも自分から攻めることは苦手なことに定評がありますが、《チャージャー》→《ワルボロフ》や《ニトロ》で早期に自分からアグレッシブに攻めていくことも可能です。

このデッキに先攻《ボンチャ》→《ワルボロフ》+《ニトロ》のコンボをされて幾度も端末の画面を叩き割りそうになった人も少なくないのではないでしょうか。僕もそうです。

そんな感じで登場してからしばらくは環境トップの座に居続けますが、やがて「性能的に上位互換となる《極龍覇 ヘルボロフ》と《ウェルカムヘル》の登場」や、「デッキの性質上《暗黒鎧 ヴェイダー》のような、種族にファンキーナイトメアを持たない優秀なカードを採用しづらい」等の理由から、その座を同系統のコントロールデッキである【黒単ヘルボロフ】に奪われ、《ワルボロフ》及びこのカードを採用した【黒単ファンキーナイトメア】は環境トップとしての座を降りる事となります。

ただちょっと、《デュエにゃん皇帝》(以下皇帝)登場後は話が変わってきます。

というのもこのカードの登場により、《ゴートゥヘル》+《ドラグナー》+《皇帝》の3枚を揃えれば、最速4ターン目から0コストで毎ターン相手のクリーチャーを破壊、更にそこに《ニトロ》が加われば最速4ターン目に全ハンデス出来るようになったんですよね。(下に手順載せときます)

このコンボ自体は《ゴートゥヘル》を装備出来る《ドラグナー》なら何でも良いので別に《ヘルボロフ》でも可能ですが、特に手札に来た《皇帝》を墓地に捨てられて、コストも軽い《ワルボロフ》との相性はピカイチでした。

この強力なコンボを獲得したことで、【黒単ファンキーナイトメア】、もとい【黒単デュエにゃん皇帝】は再び環境トップの座に返り咲く事になります。

BATTLE ARENA 2024 SUMMER
TOP4:pottar/CR選手使用構築
同TOP4:がちモッフル選手使用構築

上述した《皇帝》絡みの強力なコンボ2種による押し付け性能の高さに加え、黒単由来の妨害力の高さ、《シバカゲ》や《ゲンセ》によるリソースの太さ…等のあらゆる要素を持ち合わせたこのデッキに死角は無く、《ボアロパゴス》により無限の軍勢を生み出す【緑単サソリス】や、《ドキンダム》こそ無いものの《レッドゾーンZ》を手に入れ、完全体一歩手前となった【レッドゾーン】等の強力なデッキ達を抑えて堂々たるTier1の座に君臨し、環境は【黒単デュエにゃん皇帝】の一強となりました。

そんな感じで《皇帝》と組んで環境を荒らし続けた《ワルボロフ》君ですが、最終的には《皇帝》が登場してからの約2ヶ月後の7/23日に殿堂入りが決定しました。

解除の可能性は…まぁ流石に無いんじゃないですかね?

このカードを解除するということは、イコール「最速4ターン目に毎ターン除去を飛ばしたり全ハンデスする(しかも結構な確率で決まる)デッキを許容する」という事だと思っているので、そういう意味では解除しない方が無難じゃないですかね。解除された暁には環境に何かしらの爪痕を残す事は間違いないでしょうし。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回はエンドレスに盾を増やすドラグハートについて書く予定です。この記事に20いいねくらい付いたら書こうと思うのでよろしくお願いします。

それでは。

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