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【全文無料】闇王ゼーロ型サガループ解説【アドバンス】

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はじめに

こんにちは、あろうです。
今回は最近自分が使っていた闇王ゼーロ型のサガループの解説になります。

世間ではロストウォーターゲイトやエマージェンシータイフーン等でサガをサーチする型が主流ですが、あえて自分が闇王ゼーロの型を選択した理由は零龍を使ったビートによるサブプランの強さにあります。

とこしえの超人やDGパルテノン等のメタカードに脆いことはサガループの共通の弱点でしたが、闇王ゼーロ型の場合は闇王ゼーロを1発打てば零龍の儀を全て達成出来るため、そういったメタカードを無視して零龍によるビートプランを通しやすいです。(とこしえが場にいる状態でも、破壊の儀効果でDOOMドラゲリオンを回収して召喚→攻撃時にとこしえ破壊&蘇生で復活の儀と手札の儀を両方とも達成することができます。)

他にも比較対象としては、同様に闇王ゼーロを使ってデストルツィオーネによる全ハンデスを狙う青黒ゼーロがありますが、あちらのデッキとの差別化点は闇王ゼーロへの依存度にあります。

青黒ゼーロは闇王ゼーロを唱えることが基本的な勝ち筋であるが故、ある程度闇王ゼーロを引く前提で動くため、早期に引けなかった場合動きが貧弱になりがちですがサガループは闇王ゼーロを唱えずともサガを直接召喚すればそのままループに入ることができるため、闇王ゼーロへの依存度が低いです。


前書きはこれくらいにして、早速デッキリストの解説に入りたいと思います。

デッキリスト

色配分
青24黒34
単色22多色18

採用カード解説

〈メインデッキ〉

戦略のDHアツト 4枚
戯具ドゥゲンダ 3枚
【問2】ノロン↑  3枚
※以下「アツト系」で統一します。

このデッキの初動です。
アツトだけ枚数が多いのは唯一ドローが任意効果だからですね。

絶対に2ターン目に出したい上、3ターン目以降もプレイしたいことが多いため役割的には10枚より多く採用しても困らない枠ですが、その反面多色であることから増やしすぎると事故の要因にもなってしまいます。そのため調整を重ねた結果、この枚数が適正だと判断しました。

一なる部隊イワシン 4枚

このデッキの潤滑油であり、コンボパーツです。

3枚以下の構築もよく見られますが、実質的にデッキを圧縮してくれる札として活躍してくれるので「サガを2枚揃える」というこのデッキのコンセプトと非常に相性がよく、最大枚数採用しています。

また、「サガが2枚あるもののアツト系を引いてない」という状況でも、3ターン目にサガAを出してこのカードを捨て、墓地にクリーチャーを2枚用意しておくことで次のターンの開始時にサガBを捨てれば4ターン目にループに入ることができます。

青単色なので闇王ゼーロのノイズになると思われがちですが、引いても捨てればいいだけなので最大枚数採用してもそこまで邪魔には感じません。


暗黒鎧ザロスト 4枚

復活の儀を達成しながら手札を消費せずに出せる闇のクリーチャーです。
デッキとの噛み合いが非常にいいため最大枚数採用しています。

爆撃男 3枚

相手のメタクリーチャーを除去するために採用しています。

アツト系から捨ててサガループをするために邪魔なメタクリ(ex.とこしえ、テスタロッサ等)を除去できる上、サガループ中にこのカードを捨てて墓地の儀と併用することで、DOOMドラゲリオンでフィニッシュする際のメタクリ(ex.キャディビートル、こたつむり、ガイアッシュ等)をループ中に除去してフィニッシュすることができます。

本当は4枚採用したいですが、他のカードとの枠の兼ね合いから3枚に抑えています。


闇参謀グランギニョール 4枚

優秀な除去であり、ルーターです。書いてあること全てが偉いため最大枚数採用しています。

墓地から蘇生すると手札を増やしながら復活の儀を達成できるので、2ターン目にザロストやビックリーノとこのカードを落とせれば3ターン目に闇王ゼーロを打ってそのままフィニッシュまで到達することができます。

相手のデッキにとこしえの超人等のメタクリが入ってる場合は、安易に墓地に捨てず手札にキープするようにしましょう。

レッドゾーンBSRに侵略出来るため、ビートプランを取った際のアタッカーとしても優秀です。

闇王ゼーロから出して唯一手札が増えるカードです。数点小突かれた後で闇王ゼーロを2回唱える場合があるので覚えておきましょう。


ビックリーノ 3枚

ザロストに次ぐ5枚目以降の蘇生札です。
ザロスト+ビックリーノの7枚のうち2枚、もしくはこの7枚のうち1枚+グランギニョール1枚が絡めば先攻3キルです。

先攻2ターン目にこのカードを墓地に捨てることで、1ターン目にとこしえの超人を出されない限りは復活の儀を達成しながら盤面にクリーチャーを2体用意することができるため、グランギニョールのムゲンクライムで出すことが可能になり、メタクリを突破しやすくなります。

零龍によるビートプランの際は、相手の手札が1枚以下ならこのクリーチャーでブレイク&ハンデス、ブレイク&ハンデス…と一点ずつ刻むのを繰り返すことで安全に盾を詰めていくことが可能です。


絶望神サガ 4枚

このデッキの核です。

サガAが手札または墓地にあり、墓地にクリーチャーが2枚以上ある状態でサガBを出せば、自身の墓地肥やし効果と合わせて蘇生効果の条件が達成されるため、ループに入ることができます。

アツト系を引いてない場合、ループできずともバトルゾーンに出して永続的なルーターとして使用することも稀にあります。
自身が闇王ゼーロの種になりながら蘇生先でもあるのが非常に偉いですね。
除去されても2枚目のサガを引けば即ループに入れる上、闇王ゼーロでも蘇生できるため破壊される分には構いません。


闇王ゼーロ 4枚

3キルを可能にするカードであり、このデッキの核です。

サガを蘇生してループに入るメインプランで使うことは勿論、零龍の各儀を1枚で達成してくれるため、零龍を使ったサブプランを取る際も必須となります。

自身の効果で墓地肥やしを行ってくれるため、打てるとループに入れる確率がグッと上がりますが、最初に述べたように、4ターン目以降はサガが2枚揃えば即ループに入れるため、このカードを打つことに固執したあまりサガを探せず負けた、という状況にならないよう、あくまでもこのデッキはこのカードありきのデッキではなくプランの1つである、という認識を心がけましょう。


超神星DOOMドラゲリオン 2枚

フィニッシャーです。フィニッシュの際に1枚あればいいため、盾落ちを嫌って2枚採用してます。

イワシンを進化元にしたDOOMドラゲリオンの攻撃時効果でイワシンを墓地に落としてシャコガイルを蘇生することで、イワシン効果でドローしてシャコガイルによるexウィンを狙います。

闇王ゼーロを打ったがサガループに入れない、という状況でも、破壊の儀でこのカードを回収して召喚することでそのターン中に手札の儀の達成まで持っていけるので、零龍+DOOM+闇王ゼーロから蘇生したクリーチャー+GRクリーチャーの過剰打点で殴り勝つことができます。
そのためこのカードが見えていればサガが1枚しか見えてない状況でも、闇王ゼーロによる見切り発車が可能になるため枠があれば3枚目が欲しいです。

水上第九院シャコガイル 2枚

DOOMドラゲリオンと同様フィニッシャーであり、盾落ちを嫌って2枚採用してます。

闇王ゼーロを打つ際のノイズになるため、基本的に早く墓地に落としましょう。

採用候補カード解説

黙示賢者ソルハバキ

アンタップマナが0枚の状態からでもサガループした後にこのカードを蘇生することで、フィニッシャーのマナ回収+黒単色マナの生成を行うことができます。

しかし1枚採用の場合は盾落ちした時のリスクが高いため見切り発車することが難しく、2枚以上採用した場合はデッキパワーの低下が目立ちました。

不死鳥縫合ブラック・ビッグバン

黒の「水上第九院シャコガイル」と言えます。
自身が闇王ゼーロの捨てる札となる上、シャコガイルが盾落ちした場合はこのカードを出すことで、LOケアとアツト系を蘇生、捨ててドロー効果を置換して再び蘇生…と繰り返して蘇生効果のストックを大量に作り、後述する盾落ちケアカードをグランギニョールのバウンス効果で使い回すことで、シャコガイルの盾落ちケアが可能です。

ただ、自身が多色である点と盾回収のために枠を取らなければいけないことが気になりました。

「大蛇」の鬼ジャドク丸

今1番採用する可能性が高いカードです。
相手のメタクリを除去しながら盾落ちをケアしてくれるので、0コストでメタクリを除去できる爆撃男とどちらがいいのか自分も悩んでいます。

スプーン=ンプス

メタクリ除去はできないものの、墓地から蘇生できるようになったジャドク丸です。
ビートプランを取る際には実質SAとして使える等、ジャドク丸にはない強みもあります。
環境に応じてジャドク丸と枠を相談しながら採用することになりそうです。

龍月ドラグスザーク/龍獄殺

下面を初動として使うにはGRを闇で染めなければならず、上面もとこしえやパルテノン等のメタへの有効なサブプランとなっていません。
これならアツト系の枠を増やした方がいいので不採用にしました。

罪無ターボ兆

ビックリーノと同様に5枚目以降のザロストとして使用することが出来るカードです。
ただ、使用できるのが3ターン目以降なので相手のとこしえに引っかかりやすい点や、ビートプランを取った際に攻撃できない点が気になったのでビックリーノに枠を譲りました。


〈GRゾーン〉

このデッキが手札の儀を達成するのは一緒に卍誕する場合がほとんどです。

そのため、今回は「卍誕した返しのターンに負けないようにする」ことを意識したGRゾーンにしています。
⚠︎返って見づらくなったので画像は割愛します

全能ゼンノー 2枚

ビート対面に最も捲れて嬉しい1枚です。
このカードでないとダメな状況が多々あるため採用しました。

甲殻TS-10  2枚
バツトラの父 2枚
超衛の意志エイキャ 2枚

守りを固めるためのブロッカー、シールドセイバー達です。
バツトラはクリーチャーへの攻撃は防げないので注意してください。
ランジェスではなくエイキャなのは殴れるからです。

ポクたまたま 2枚
トムライ丙ー三式 2枚

墓地利用デッキに対して捲れると戦況がひっくり返ります。
5C相手にも墓地が整ってるかリセットされてるかで盾の要求値が大きく変わるので入れるべきだと思います。

不採用にしたのは、殴れないブロッカーであるランジェスとブレインテンタクルです。
周りに墓地利用系のデッキがいないとか、手札の儀を使ったゲームメイクに一貫性を持たせたいという場合には採用を検討すべき枠だと思います。

〈超次元ゾーン〉

時空の禁断レッドゾーンX/
終焉の覚醒者レッドゾーンBSR 2枚

DOOMドラゲリオンとグランギニョールから侵略することができます。
表面がWブレイカーであるためグランギニョールに乗せると打点が伸びる他、DOOMドラゲリオンに乗せると相手の盾のカツキングをケアすることが可能になります。

また、表面のコストが8で裏面のコストが12であるため、ターン開始時に2体覚醒できる場合

レッドゾーンAが覚醒
②覚醒したレッドゾーンA+未覚醒のレッドゾーンBの合計コストが20なのでストームGXX召喚
③未覚醒のレッドゾーンBの覚醒を引き継いでストームGXXがラストストームに覚醒

とすることでラストストームを1ターンで出すことが可能なのは覚えておきましょう。

以上のことから最低でも2枚は必須なので2枚採用しています。

蒼き覚醒ドギラゴンX/
轟く覚醒レッドゾーンバスター 2枚

ドギラゴンXのみDOOMドラゲリオンから革命チェンジすることが可能です。
ブロックされないアタッカーとして強い場面がそこそこあるため2枚採用しています。

時空の英雄アンタッチャブル/
変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード 1枚

裏面が選ばれない効果とブロックされない効果を持つため、ラストストームから出す優秀なアタッカーとして使用します。

時空の戦猫ヤヌスグレンオー/
時空の戦猫シンカイヤヌス 1枚

ラストストームの攻撃時にシンカイヤヌスの面で出して、勝利のガイアールカイザーを出すことでヤヌスグレンオーに覚醒させてアンタッチャブルにSA効果を付与します。
覚醒したら召喚酔いが無くなるで自身も攻撃に参加できるのは忘れがちなので注意しましょう。

勝利のガイアールカイザー 1枚

火文明を持つためラストストームから出してシンカイヤヌスを覚醒させることができ、自身もSAなのでアタッカーとして使えます。

超時空ストームGXX/
超覚醒ラストストームXX 1枚

レッドゾーンBSRやドギラゴンXを複数体出した際のフィニッシャーとして使います。
基本的に狙って出すものではないので、あくまでも出せるなら出す、位の感覚でいましょう。

不採用にしたカードの中で今最も採用する可能性が高いのは、レッドゾーンBSRの3枚目もしくは時空の不滅ギャラクシー/撃滅の覚醒者キングオブギャラクシーです。

手札の儀を残した状態でラストストーム攻撃時に出せば、相手のスパーク系のトリガーを踏んで耐えられても手札の儀達成→零龍卍誕でブロッカー効果が付与された零龍とGRクリーチャーを残したままターンを返すことができます。
別にドギラゴンX2枚目要らないとか思うならば1枚枠を譲ってもいいかもしれません。



基本プレイング


繰り返しになりますが、このデッキはサガループありき、もしくは闇王ゼーロありきのデッキではありません。
このデッキは

①闇王ゼーロによる最速3ターンの高速サガループ
②サガ素出しによる4ターン以降の準速サガループ
③闇王ゼーロによる零龍卍誕、あるいは横並びによるビートプラン

の3つのプランを取ることができるのですから、相手のメタカードに付き合わず、状況に応じて1つのルートに拘らない勝ち筋を探し続けることで勝率が上がるデッキだと考えています。


「サガループ」
初期盤面
・手札にサガA
・手札または墓地にサガB
・墓地に任意のクリーチャーが2体以上

①サガAをバトルゾーンに出し、効果で手札のクリーチャー1枚(サガB)を捨てる
②墓地にクリーチャーが3枚以上いるためサガBを蘇生し、サガAを自壊

これで、初期盤面から山札が1枚減り墓地が1枚増えた状態なので任意の数ドロー&墓地肥やしを行うことができます。

「DOOM+イワシン+シャコガイルフィニッシュ」
初期盤面
・山札残り1枚
・手札にDOOMドラゲリオン 1枚
・墓地にイワシン、シャコガイル各1枚+任意のクリーチャー10枚以上

①1マナで、イワシンを1枚以上進化元としてDOOMドラゲリオンを召喚
⚠︎この時、墓地にシャコガイルが1枚以上残るようにしましょう
②DOOMドラゲリオン攻撃時にメテオバーン効果で、イワシンを墓地に落としてシャコガイルを蘇生
③イワシン効果で1ドロー+シャコガイルのexウィン効果により勝利

サガループ共通の基本的なフィニッシュ方法です。

「先攻3キルルート」

①2ターン目にアツト系召喚
②ザロスト+ビックリーノを2枚、もしくは前者2種1枚+グランギニョール1枚を墓地に
③ターン終了時、もしくは次のターン開始時にザロストorビックリーノ蘇生
④黒マナを1枚残した状態でグランギニョール召喚
⑤盤面に闇のクリーチャーが3体、手札の枚数が4枚以上なので闇王ゼーロ詠唱
⑥闇王ゼーロ効果でサガを蘇生

これで、墓地または手札に2枚目のサガがあればサガループに入ることができます。
⚠︎手札が0枚の状態からループに入る場合は、サガループ終了後、破壊の儀効果でDOOMドラゲリオンを墓地から回収する必要があります。


終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考になった際は良ければ記事のいいね、ツイートのいいねとRTをよろしくお願いします。

また新しい構築が出来たら順次追記していこうと思うのでよろしくお願いします。



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