ChatGPTの「o3」がでましたので「o1pro」などと回答比較をしてみました
2月1日。ChatGPTのモデルに「o3-mini」「o3-mini-high」が表示されていました。話題の「o3」シリーズがついに登場しましたね。
これまでも「o1」や「o1promode」などがありましたので、モデルが多数になり、どれがどのような性能や回答速度なのかがわかりにくくなりました。
そこで、同じプロンプトを入れてこれらの回答比較をしてみました。
対象にしたのは、当社の「取引銀行は地元の地方銀行がいいか?メジャーなネットバンクがいいか?検討する節目になりました」というブログ記事の最終章の部分です。
以下は、それぞれのChatGPTのモードによる違いです。
なお、最後にはPerplexityで使えるようになったDeepSeek-R1モードでの回答もつけておきました。
みなさんはどの回答がよいと思いますか?
ChatGPT o1proの回答
地方銀行 vs ネット銀行の比較
推論したを1m 4s行う
以下のようにリライトしてみました。地方銀行とネット銀行のビジネスモデルの違いや、中小企業経営者として地方銀行のシステムを利用し続ける必要があるかどうかを再検討する視点を盛り込み、ですます調でまとめています。
これからの銀行に望むこと
地方銀行とネット銀行のビジネスモデルは大きく異なります。地方銀行は地域の企業への融資や地元経済の活性化に深く関わり、対面でのきめ細かいサービスを提供することが強みです。一方で、ネット銀行は手数料が低めでオンライン取引に特化し、利便性やスピードを重視するビジネスモデルを掲げています。
一般論としては、これら双方を状況に応じて使い分けるのが望ましいと言えるでしょう。
しかし、社会環境の変化を考えると、以下の点が重要だと感じます。
デジタル化が必須の社会となり、オンライン上で完結するサービスへの需要が高まっている
ブロックチェーンやAIなどの新技術によって、「お金」の概念そのものが変容しつつある
経営支援を受ける場合、金融機関だけでなく公的な支援機関の活用も選択肢に入れやすくなっている
中小企業経営者の視点から突き詰めて考えた場合、もし今後一切借り入れをしないのであれば、地方銀行と取引を続ける必要性は大きくないかもしれません。逆に、すでに多額の借り入れがある場合には、その銀行との関係をすぐに解消することは難しく、高額な手数料も受け入れざるを得ないでしょう。
将来的には、「地方銀行だけと取引し続けるのは時代遅れだ」と見なされるような社会的風潮が生まれる可能性も考えられます(あくまで個人的な感想ですが)。
いずれにしても、地方銀行とネット銀行のビジネスモデルの違いを理解したうえで、自社の状況に合った金融サービスを選択することが大切です。
特に中小企業の経営者としては、地方銀行を利用し続ける必要が本当にあるのかを再検討し、より合理的かつ効率的な取引形態を模索することをおすすめします。
ChatGPT o1の回答
Thought about banking business models for 8 秒
Evaluating bank choices
Balancing regional and online banks while factoring in digital trends, blockchain, and AI. Considering public support agencies versus financial institutions.
Clarifying differences
I’m mapping out the distinct business models of local and online banks, emphasizing regional support stemmed from face-to-face interactions and the streamlined operations of online banking services.
これからの銀行に求められることを考えるうえで、まず理解しておきたいのは、地方銀行とネット銀行ではビジネスモデルが大きく異なるという点です。地方銀行は対面を重視した地域密着型のサービスや、地域企業への融資・支援に強みがある一方、ネット銀行はオンライン完結を前提とした利便性やコスト面での優位性を武器としています。そして中小企業経営者としては、地方銀行のシステムを使い続ける必要があるのかどうか、社会環境の変化を踏まえて再検討してみることが大切ではないでしょうか。
たとえば、近年はデジタル化への対応が不可欠になり、ブロックチェーンやAIなどの技術によって「お金」という概念自体も大きく変容しつつあります。また、経営支援を求める際には、金融機関よりも公的な支援機関を活用したほうが有益なケースも多いように思われます。
さらに突き詰めるならば、もし借り入れを行わないのであれば、地方銀行との取引が絶対に必要というわけではないかもしれません。反対に、多額の借り入れがある場合は、すぐに関係を解消することは難しく、今回のように手数料が高額化しても受け入れざるを得ない可能性があります。
将来的には、「いつまでも地方銀行だけと取引しているのは時代遅れ」と見なされる日が来るのかもしれません。もちろん、これはあくまでも個人の感想ではありますが、中小企業経営者としては、こうした変化やコスト面、サービス面のメリット・デメリットを総合的に見極めながら、どの金融機関と取引を続けるかを再考してみることが重要だと思います。
ChatGPT o3-miniの回答
Thought about local and digital bank models for 5 秒
以下にリライトした文章を示します。地方銀行とネット銀行のビジネスモデルが異なる点、および中小企業経営者として地方銀行のシステムを利用する必要性を再検討すべきという考察を踏まえて記述いたしました。
これからの銀行に期待する姿勢として、一般論ではChatGPTの回答のように、地方銀行とネットバンキングを使い分けることが最適とされるでしょう。しかし、現代の社会環境の変化を考慮すると、もう一度見直す必要があるかもしれません。まず、地方銀行とネット銀行はそれぞれ異なるビジネスモデルを採用しており、そのため提供されるサービスやシステムも大きく異なります。特に中小企業経営者としては、従来の地方銀行のシステムを無条件に利用するのではなく、デジタル化が必須となった現代において、自社の経営戦略に合った金融パートナーを選定することが求められます。
また、ブロックチェーンやAI技術の発展により「お金」という尺度自体が大きく変容しつつあります。このような状況下では、経営支援を受ける際にも金融機関より、公的な支援機関など他の選択肢が有効となる可能性があります。もし借入を行わないのであれば、必ずしも地方銀行との取引に固執する必要はなく、むしろシステムやサービスの柔軟性を重視する選択が賢明かもしれません。
一方で、すでに多額の借り入れを抱えている場合は、現行の取引関係を容易に解消することは難しく、今回の手数料の高額有料化も受け入れざるを得ない状況にあります。しかし、将来的には、地方銀行とのみ取引を続けるという姿勢が時代にそぐわないとされる日が来る可能性も十分に考えられます。(あくまで個人的な意見ですが)
このように、従来の慣習にとらわれず、金融システムの変革やデジタル化の進展に合わせた柔軟な対応が、中小企業経営者にとっても重要であると考えられます。
ChatGPT o3-mini-high
Thought about local and online banking models for 7 秒
Evaluating bank models
I’m considering the distinct business models of local and internet banks, and questioning the necessity of local bank systems for SMEs. The evolving digital landscape and alternative financial support make this crucial.
Evaluating bank systems
I'm working through how digital transformation, blockchain, and AI are reshaping money's measurement, and whether public support institutions might better serve SMEs than traditional banks.
以下のようにリライトいたしました。
これからの銀行に対して私たちが求めることとして、まず地方銀行とネット銀行がそれぞれ全く異なるビジネスモデルを持っている点を十分に理解する必要があります。一般論では、状況に応じて両者を使い分けるのが最適とされておりますが、現在の社会環境の急速な変化を考慮すると、従来の考え方に再考の余地があると考えます。具体的には、以下の点が挙げられます。
・デジタル化への迅速な対応が不可欠な社会となっていること
・ブロックチェーンやAIの技術進歩により、「お金」という尺度自体が大きく変容しつつあること
・経営支援を受ける際、金融機関よりも公的な支援機関を活用する方が効果的な場合があること
また、中小企業経営者としては、従来から利用している地方銀行のシステムをあえて使用し続ける必要があるのか、改めて再検討することが求められると考えます。もし借入れを行わないのであれば、わざわざ地方銀行との取引を維持する理由は薄いかもしれません。一方で、既に多額の借入れがある場合は、現状の関係性を解消することは容易ではなく、今回の高額な手数料改定も仕方なく受け入れるしかない状況かもしれません。
もしかすると、いつか地方銀行のみとの取引を続けること自体が時代遅れと見なされる日が来るかもしれない、と個人的に感じております。
ChatGPT カスタムGPTの「blogリライト」による回答
※上記のカスタムGPTは私が作成したものです、このカスタムGPTによる回答は以下のとおりです。
これからの銀行に求められる役割とは?
近年の社会環境の変化に伴い、銀行の役割も大きく変わりつつあります。地方銀行とネット銀行、それぞれの特徴を活かしながら、どのように使い分けるべきかを考えることが重要です。
社会環境の変化と銀行の対応
現在、銀行を取り巻く環境には、次のような変化が見られます。
デジタル化の進展:社会全体がデジタル化に対応することが求められ、オンライン取引が主流になっています。
ブロックチェーンやAIの活用:従来の「お金」の概念が変容し、新たな金融技術が登場しています。
資金調達の選択肢の拡大:経営支援を受ける際に、金融機関よりも公的支援機関を活用するケースが増えています。
このような状況を踏まえると、従来のように「銀行ありき」で考える必要があるのか、見直す時期に来ていると言えるでしょう。
地方銀行とネット銀行、それぞれの役割
地方銀行とネット銀行では、ビジネスモデルが異なります。
地方銀行の特徴
地域密着型で、地元企業や個人への融資を中心とする。
窓口での対応が充実し、対面での相談が可能。
振込や決済にかかる手数料が比較的高い傾向にある。
ネット銀行の特徴
店舗を持たず、オンラインでの取引が中心。
24時間365日利用できる利便性がある。
金利や手数料が低く抑えられていることが多い。
この違いを理解した上で、自社のニーズに合った銀行を選ぶことが重要です。
中小企業経営者が考えるべきこと
特に中小企業の経営者にとって、銀行の選択は慎重に行うべきです。
地方銀行のシステムを使う必要があるかを再検討する
地方銀行を利用する最大の理由は融資や取引の信用確保ですが、近年ではクラウドファンディングや公的支援制度など、銀行に依存しない資金調達の手段が増えています。融資を受ける必要がない場合は、必ずしも地方銀行を利用する必要はないかもしれません。手数料やサービスを比較する
取引頻度や金額によっては、ネット銀行を活用することでコストを削減できる可能性があります。特に送金や決済の頻度が高い場合、ネット銀行の低コストなサービスが有利になることもあります。
これからの時代は、銀行を単なる資金調達の場と考えるのではなく、必要な機能を選択しながら賢く使い分けることが求められます。地方銀行とネット銀行の違いを理解し、自社にとって最適な選択をすることが、経営の効率化につながるでしょう。
PerplexityでDeepSeek-R1モードを使い検索せずに回答
これからの銀行に求められるもの:地方銀行とネット銀行の役割を再考する
地方銀行とネット銀行のビジネスモデルの違いを理解し、中小企業経営者として銀行システムの利用を再検討することは、現代の経営環境において非常に重要です。
地方銀行とネット銀行の特性
地方銀行は、地域密着型のサービスと対面でのコンサルティングを強みとしています。一方、ネット銀行は、低コスト運営と24時間利用可能な便利さを提供しています。
社会環境の変化と銀行の役割
デジタル化の加速:オンラインでの取引が主流となり、ネット銀行の利便性が増しています。
フィンテックの進化:ブロックチェーンやAIの発展により、従来の「お金」の概念が変わりつつあります。
経営支援の多様化:公的支援機関など、銀行以外の選択肢が増えています。
中小企業経営者の視点
借入がない場合:地方銀行との取引維持の必要性を再検討する余地があります。
既存の借入がある場合:関係銀行との取引継続は避けられず、手数料高額化にも対応せざるを得ません。
今後の展望
銀行との関係性は、単なる金融取引を超えて、企業の成長戦略やデジタル化対応にも影響を与える可能性があります。地方銀行も変革を迫られる中、中小企業は自社のニーズに最適な金融パートナーを選択する必要があるでしょう。
将来的には、デジタル対応や革新的な金融サービスの利用が、企業の競争力や社会的評価にも影響を与える時代が来るかもしれません。中小企業経営者は、この変化を見据えた戦略的な銀行取引の再構築を検討すべき時期に来ているのかもしれません。
さてどの回答がよかったですか?
こうして生成AIのモデルを比較することができるとは、なんとも贅沢な時代になったものです。
今回は、「題意に沿ったリライト」ということですが、元の文章を書いた自分自身の感想とすると、ChatGPTのどの回答よりもDeepSeek-R1(Perplexityのモデルとして選択)が一番よかったです。これはちょっとした驚きです。
月額3.6万円もするChatGPTproモードよりも秀逸な回答をしてくれています。しかも回答速度が爆速です。
DeepSeek-R1の凄さを感じる結果となりました
DeepSeek-R1自体は無料で使えます。オープンソースです。ローカルに組み込むAIとして使うこともできます。
このような使い方なら、中国のAIだからといっても、中国のサーバーにAIモデルを置いておく必要がないわけですからセキュリティの不安も少ないです。
いやーすごい時代になりましたね。ますますシンギュラリティが近づいていることがわかります。