「水からの伝言」と言語学
「水からの伝言」は言語学の知識だけで問題を指摘できる
さいきん、以下の動画で言語学に関連させる形で「水からの伝言」が紹介されていることを知りました。
この動画ではそれほど詳しく取り上げていませんが、「水からの伝言」については少し前にブログでもう少し詳しい反論を書きましたので、この問題に興味がある方はぜひざっとでも良いので見てみてください。また「水からの伝言」の問題を指摘する時にこの記事を紹介していただけると嬉しいです。
「水からの伝言」の内容が(実験とか再現性とかの問題の話を抜きにして)言語学の観点だけから見ても問題であり、成り立たせるのが難しいことを指摘しています。具体的には、1) 言語記号の恣意性、2) 意味の文脈依存性、を取り上げています。また、関連する本もいくつか紹介しています。
noteに書こうと思ったわけ
上で紹介したブログ記事に書いたように、あまりnoteに積極的に書くことは考えていませんでした。ただ、この話題についてはもともとnoteに書く計画があったことと、また「水からの伝言」の知名度から考えると言語学の考え方だけで反論できるということは思ったより知られておらずできるだけいろいろな媒体で宣伝した方が良いではないかと考えたのでこちらでも紹介してみることにしました。
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