勝つ事とは 負ける事とは

こんにちは!
Dance Labo Cocoon代表の岩本真由子です。

気付けば8月も後半ですね。
夏休みの宿題は終わりましたか?
私はいつも最終日に慌てるタイプでした。汗

さて、スタジオの方は
夏のコンクール月間が終わり、ひと段落した所です。
年々レベルが上がっていくコンクール、今年もかなりレベルが高かったです。汗

コンクール会場に行くと、
私の現役時代のダンサー仲間(今は指導者)と会うのですが、
今年は少しゆっくり話す事が出来ました。
現役時代とは話す事が変わり、何だか感慨深かったです^_^


今日はそのお話を。


彼女のスタジオはコンクールの出場者がかなり多く、
上位入賞者を沢山輩出していますが
入賞のスタートダッシュを切った生徒さんを最近見かけなくなったので、どうしたのか尋ねた所、ある時なかなか思う様に結果が出ず、
更に、ライバルの子に負けた事をきっかけに
モダンダンス自体辞めてしまったとのこと。

やっぱりとんとん拍子に進む子はちょっとした事ですぐに萎えちゃうからねー
負ける経験も大切だよね、
と話していました。


私も同感でした。

コンクールは勝負事なので、
もちろん勝つ為の努力は "絶対に“ しなければなりません。
でも結果主義になってしまうと、
結果が出なかった時に
全てが(自分の存在までもが)否定された様な気持ちになってしまうのです。

1+1=2
とならない世界でのコンペティション、
思う様に結果が出る方が稀だと思います。

私は子供の頃、先生から
コンクールでの結果なんて
(踊りを)辞めてしまえば、何の価値もない
と言われました。


社会に出て、改めてそれを感じます。
(その先生は続ける事の大切さを教えてくれていた様に思いますが)
何の価値も無いとは言いませんが、
米粒位でしょうか、、、(それも言い過ぎか⁉︎)
社会は広く、沢山の事が起こっていて
踊りの世界を知らない人からすると、
とてもとても些細な事の様に感じます。
(賞を取って、何か社会貢献したりすれば話は別かも⁈しれませんが)

だからこそ、(逆に考えれば?)
賞を取って終わりではなく、
賞を取れなかったから終わりでもなく、
何の為の受賞なのか、
賞を取ったその先に何があるのか、
何の為に入賞を目指すのか、

そこまで掘り下げて考えて欲しいなと
思います。

そして、思う様に結果が出なかった時に、
投げ捨てるのではなく
立ち止まって
自分自身としっかり向き合って欲しい。
そうする事で人として成長出来ると思うのです。

吉田沙保里さんもオリンピックで銀メダルを取った時に
『負けた人の気持ちがわかった』と言っていました。
この言葉に吉田沙保里さんの人間性が表れていますよね。

私はコンクールは技術だけでなく、
心の成長も出来るチャンスだと思っています。

もし踊りを辞めてしまったとしても、
この様に考え取り組んだ癖は
社会に出てからも必ず役に立つと思います。


私のスタジオからは今年は6名参加しました。
それぞれに色んな思いが詰まった夏となり
この経験が時間を経て
次の成長に繋がって行くんだろうなと、
私もそうなる様に指導頑張らねば
と改めて誓った夏でした。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう^_^

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