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Midnight Gospel ep1-1

僕が好きな割には記事が少ないと感じたから自分で書いていくよ。

各話聴覚情報と視覚情報との2つに分けて書こうと思ってるよ。

(ミッドナイトゴスペルが何かわからない人はこちら)


【冒頭】

ep1のゲストは大統領役ドリュー・ピンスキー医師。メディア露出の多い中毒医学の名医らしい。

仮想世界アース4169はオペレーションエラーの為ゾンビパニック中。

そして民衆は大麻の合法化運動中。

クランシーはインタビューを開始する。「世界はゾンビパニック中だから大変でしょう?」「ゾンビの話は無し」「大麻合法化は?」「F**k」

こうしてクランシーは大統領と薬物の取り扱いについて語り合う。


【part.1 ドラッグについて】

大統領が「F**k」と罵る大麻合法化への意見を要約すると、「私は実際、大麻合法化へ反対も賛成もしない。この国の国民で決めたらいい。しかし良い結果にはならない気もするから、合法化の上で起こる問題をなんとかしたい。」

つまり合法化がどうとかそういう話は次元が低いものとして、大麻そのものと向き合うべきだという旨だと、この後の話を聞くと分かってくる。

ここで執事の登場。敷地にゾンビが侵入したことを、大慌てで大統領に報告に来たようだ。この後クランシーと長い付き合いになる犬?のシャーロットも登場。大麻の損益や、ドラッグが及ぼす社会や個人への影響へと話題は移行していき、大統領はホワイトハウス屋上で敷地に進入してきたゾンビをスナイプしながら倒しながら、クランシーは空を眺めリラックスしながら、インタビューは続けられる。

内容「⒈大麻合法化によりオピオイドの利用が減る ⒉大麻は吸いすぎても死なない ⒊危険なドラッグの組み合わせ」 以下補足

⒈オピオイド系ドラッグは、それ単体の接種でも普通に死ぬ。(アメリカでは立派な社会問題。この解決もしくは緩和に、大麻が一役買ってくれるはずだと期待が高まっている。)

⒉吸いすぎると気持ちが落ち込みすぎる場合がある。

⒊睡眠薬とアルコールを同時摂取して死にかけた体験談。

片手間にライフルを連射しながら国民を救い、二人は屋上を後にする。


【part.2 いい薬わるい薬】

「ところで〜」大統領はクランシーへ語る。場面はパーティーホールへ。コーヒーを容れ、ビリヤードを楽しむ二人。

大統領曰く「良い薬とか悪い薬とかいう考え方は嫌い」「それらはただの化学化合物であり、存在するだけ」「問題なのは人間と薬の関わり方」

さらに続く。「例えば、バリウムを飲んで大腸検査をするのはめっちゃイイ!!けれど、アブサンを飲んで運転をするのはめっちゃダメ!!」だそうだ。要はバカもハサミも、さらには薬も使いようだと。

ここらへんの考え方はミッドナイトゴスペル全体を担うテーマの一つなので、興味がある人はインドの密教にでも入会しよう。陰と陽の本質に触れよう。今の時代ならダークウェブでオンライン修行とかも充実してるかも。僕は結構です。

最後に、このパートの最後で執事が内臓で本棚の裏にある隠し通路を開け放つ際に(情報の暴力が過ぎる!!)、本棚のアップになるんだけど。一瞬ノイズが意図的に入り、本の見出しが切り替わる。具体的には

The Butcher in the City
Dr.Plamp’s American Babies
Don’t Nuke Don’t Tell
Slathering Brook
MY KINGDOM OF THIRST
Slap to Win
NIGHT DIAPER
The TibetanBook of Mayflower

Psychic D——
Killi——age
-cclhes of Tomorrow
All the Creeks I’ve Known
Milk the Crow
2132 EAGLE
Night Diaper
Sare Krishm   (伏せ字部分は内蔵が被ってて判読不能)

となる。何かしら意味があるはずなのだがネットで軽く検索したくらいじゃ大して拾えなかった。悔しいのでそのうち別途記事にしたいな。


【part.3 ドラッグの楽しみ方と精神的効果】

大統領とクランシーは武器をとり、進入してきたゾンビ達を除けながらWH脱出を強行する。「建国の父たちは有害な国のトップに幻覚剤を飲ませた。覚めた後に悪と善どちらに転ぶかわからないから。」

そして大統領の好きな言葉は「健康とは、現実をあるがままに受け入れること」

これらの会話を踏まえ、クランシーはドラッグで体験する幻覚症状をエレベータに例え紹介する。

「そのエレベーターは楽しいことがあると最上階へ連れて行き、扉が開くと理想郷が広がる。でもドアが閉まり地上に戻るとまた元の自分と出会いイライラする」「もし地上ではなく地下2階に下されたら?」「関係ない。何も見失ってはいないから、その状況を受け入れるだけ。」

ここで興味深いのは、大統領とクランシーの考え方や感じ方というのには共通項目が多いことだ。どうやら大統領はドラッグ未経験で、当然クランシーは、まぁ、大分いっちゃってる。「医者としての人格が君を心配している」という大統領からは、現在求められている他人から見られる自分の立場と、それとは関係のない現在の会話を楽しみたいという自分本意な立場とのバランスが綺麗に取れた上での優しさが見て取れ、人間として大分磨かれている印象だが、クランシーはというと好奇心や「喋りたい、聞きたい」という欲求が目立ち内面まではまだ見えてこない。MCとしちゃ当然ではあるけれど。

みんなはドラッグのもたらしてきた文化についてどう思う?

--後半へ続く--




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