心臓カテーテルって痛い?実際は…
悪性リンパ腫になって
色んな検査を受けました。
その中でも一番大変だったのが
心臓カテーテルです。
初めに。
悪性リンパ腫だからといって、
全ての人が心臓カテーテルを受ける訳では無いです。
ガンになるとPET検査というもので、ガンがどこまで広がっているか、全身を検査します。
(PETはたぶん大概のガン患者さんは受けると思います)
このPETの弱点として、
糖分を普段から使ってる脳とか心臓は
健康であってもちょっと反応しちゃうんですね。
私の場合、脳は正常範囲みたいだったんですが…
心臓はガンの可能性有りって事で、
カテーテルで心臓の筋膜を一部採取して検査となりました。
ハートが強いせいでPETが反応しただけならいいんですけどねえ😭
入院と準備
術後は安静にしなきゃいけないって言うので、
一泊入院です。
まあしゃあないですね。
造影剤で気分が悪くなる人もいるそうで、
嘔吐防止で昼飯は絶食です。
…が、緊張でさすがに食欲無いので
正直関係無かったです。
心臓カテーテルは腕から入れるパターンと、
脚から入れるパターンの2種類があるそうなんですが…
私の場合、徹底的に調べるって言うんで二箇所から同時に入れる地獄のフルコース!!
…もう好きなように料理して下さい😭
脚の付け根から入れる場合、
邪魔にならんよう剃毛されます。
(結構恥ずかしい)
更にしばらく動けなくなるため、
尿道カテーテルも入れられて、
オシッコが勝手に出るように準備します。
これが辛いのなんの!!
ある意味、この尿カテが一番の山場かもしれない。
ただ、以前も別の手術で尿カテ受けた事あるんですが、今回の看護師さんの方が手際が良いのか、苦痛は割と一瞬でした。
ここら辺はやっぱり腕なんですねえ。
看護師さんに感謝!
そして本番へ
ベッドに乗せられたまま、手術室に運ばれます。
お医者さんが気さくに話しかけてくれたので、
比較的緊張はほどけました。
手際良く、まず造影剤の点滴を打たれます。
次にカテーテルを挿し込む脚の付け根付近と、
手首に麻酔の注射なんですが…
当たり前だけどこれが痛い!
特に、脚の付け根なんて注射された事無いですから、慣れない痛みで思わず呻き声が出ます。
ただ、お医者さんも慣れたもので、痛く無くなるまで、何箇所か注射してくれます。
(もちろんその度に痛いですが、だんだん麻酔が効いて分からなくなります)
その後はいよいよカテーテルです。
麻痺はしてるんですが、強く押し込まれていく感覚はあって結構痛いです。
首とかは全然動くので、作業を見ようと思えば見れるのですが…
ヘタレな事に、見たら怖くなりそうなんで、
ひたすらじっとしてましたねえ。
ただ、何かをすごい手際で入れていく振動は伝わってきました。
ちなみに血管の中に神経は無いので、カテーテルを入れられた後はそんなに痛くありません。
時々、「ちょっとドキドキしますからねー」
と声をかけられて、実際に一瞬脈打つのを感じましたが。
もしかしたらアレが心臓の一部を採取するときだったのかもしれませんね。
施術はたぶん30分くらいだったんでしょうが、
感覚的には1時間くらいでしたね。
カテを抜く時も結構痛いんですが、やっと終わる安心感の方が強かったです。
術後の苦労談
当たり前ですが、麻酔が切れてくると若干痛いです。
ただ、最初に予想してたよりは全然ガマンできるレベルでした。
むしろ5時間くらいスマホも何も見ずに、ジッと安静にしてなきゃいけない方が大変でした。
夜になって尿カテを抜ける頃には、
もうすっかり元気に動けるようになったので、
これから心臓カテーテル受ける人は参考にしてくださいね。
どんな検査にも限界はある
苦労した心臓カテーテルですが、幸いガン細胞は直接見つからなかったものの…
ガン化してるかもしれない箇所を直接狙って採取は出来ないそうです。
なので、カテーテルで心臓がガンと確定は出来ても、ガンでないという確定は難しいそうです。
検査を受ける人からしたら、大変だったのにと思うかもしれませんが…
私はしょうがないと思ってます。
お仕事柄、どうしてもバグに例えちゃうんですが、どんなにテストしてもバグ0と立証するのは難しいですからね。
少なくともバグ…じゃない、ガンが出なかった事を喜んで、これから治療していきますね。
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