d-lab 第3回授業
5月7日に行われた第3回ゼミについて…!
コロナの影響で、今回のゼミ活動もZOOMを通して行われました。
活動内容は…
★自分自身が過去に、学校でも、学校外でも、一番深く良く学んだ経験を1つ思い出し、自己紹介を兼ねて、それをグループ内で発表する。
★カトカン・スピリット。D-lab担任の田尻先生の恩師、加藤寛先生について… 今回はこれをメインに書いていきます。
加藤先生とは慶應義塾大学名誉教授、経済学者です。
学者として政府(中曾根、小泉政権時代)の経済政策の助言役に回り、国鉄の民営化、間接税の導入などを推進しました。現代日本経済の枠組みを建てた者の一人といってよいでしょう。
カトカン・スピリットとは?
加藤先生は学生の潜在力を引き出すのが非常に上手な方でした。
学生からの粗い内容の質問、原稿を真摯に受け止め、熱心にアドバイスをくれる姿勢は多くの院生を惹きつけました。
話を聞いた中で私が特に印象に残ったのは、あるテーマについて院生各自が本を分担執筆して出版するというプロジェクトで、田尻先生を含む院生たちの締め切り直前に仕上げた粗い原稿を加藤先生が読み、特に添削することもなく、そのまま本として出版しようとしたことです(後に修正)。勢い任せな気がしますが、加藤先生の学生への深い寛容さが窺えます。
感想
教授と学生、立場は異なりますが、学ぶということは共通の行いで、そこに楽しさがなければ同調し合えないです。教授と学生の間ではプロジェクトへ取り組む姿勢、学習意欲に温度差が生じやすいですが、それをどう融解し、個々の成長へ繋げていくか?というのが今回の授業から学び得たことだと思います。
これは教授と学生だけでなく、学生同士でも当てはまると思います。
一つの課題に取り組む姿勢(怠惰なもの、協力し合うものなど何でも)は、ほかの学生のモチベーションに何らかの影響を与えるのです。お互いの意見をフェアに評価し、尊重し合い、協力することはプロジェクトを成すために大事なのです!
ライター(高田、松井)
__________________________________________________________________________________
授業で閲覧したサイトのURL
https://www.sfc.keio.ac.jp/alumni_stories/006183.html