最近よく聴くアルバム3枚(U2,レッチリ,AM)


 最近(2024年12月時点)よく聴いているアルバムを3枚ご紹介します。


・U2『The Joshua Tree』(1987)

 U2の最高傑作との呼び声高い本作。オープニングのM1「Where the Streets Have No Name」がやはり素晴らしいです。アンビエント風のイントロからThe Edgeのギターが徐々に近づいてきて、ベースとドラムのリズム隊が加わったところで、満を持してBonoが「アイ・ウォアナ・ラン(I Wanna run)」と歌う。ここまでの流れがとても気持ち良い。この曲のみならず、全体を通してBonoのボーカルとThe Edgeのギターが味わい深いですね。エモーショナルなボーカルとギターが空間を満たすように重なり合い、さながら広大な大地にいるかのような気持ちにさせます。冬の乾いた空気にぴったりなアルバムです。

・Red Hot Chili Peppers『Blood Sugar Sex Magik』(1991)

 ファンクロックの代名詞のようなアルバム。次々作『Californication』(1999)からはファンク色が徐々に薄れていき、美しいメロディーを軸にした楽曲が増えていくのですが、本作の頃は依然としてファンク色が濃いです。どちらの路線も魅力的ではありますが、本作がレッチリの(ファンクロック路線における)一つの到達点であることは間違いありません。なお、この頃から既に今後のメロディー路線の萌芽が芽生え始めている点も興味深いです(M3、M6、そしてM11「Under the Bridge」)。

・Arctic Monkeys『AM』(2013)

 ヘヴィなギターリフ一発で聴き手をノックアウトさせる曲が多いです。例を挙げると、M1『Do I Wanna Know?』やM9『Why’d You Only Call Me When You’re High?』において顕著ですね(どちらも本当にカッコいい)。類似する他のアーティストとしては、一つにBlack Sabbathが挙げられます。本作に漂うダークな雰囲気はまさにBlack Sabbathそのものです。あと、個人的には本作にKing Gnuらしさも感じられます。King Gnuの「飛行艇」という曲には、まさに本作の影が見て取れます。


 やや短めですが、以上になります。
 X(旧:Twitter)ですと一つの投稿で限られた文字数しか書けませんので、今回はnoteで最近よく聴くアルバムについて自由に書いてみました。今後も不定期でこういう記事を書こうかな。

 それでは。 


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