2023年に最も聴いた音楽をApple Musicのランキングで振り返る
はじめに
皆さん、こんにちは。てんていと申します。
皆さんは、普段音楽を聴くときはどういった媒体を使われていますか?
レコードにCD、ラジオにテレビ、はたまたインターネット、…などなど多岐にわたりますね。そもそもあまり音楽を聴かないという方もいらっしゃるかも知れません。そういった方々も、まあ読んでいってくださいな。
さて私の場合、普段音楽を聴くときはApple Musicを使います。
(ちなみに、このアルバムに特に意味はありません)
話を戻しましょう。
このApple Musicというものは非常に賢いので、利用者がどういった音楽を何回聴いているのかを記録しており、年末にはその年で最も聴いたアーティスト、最も聴いた曲、最も聴いたアルバムを利用者が見ることができます。
そこで本noteでは、私が2023年にどのような音楽を聴いたのかをApple Musicの力をお借りしてお披露目しようと思います。
なお数日前にnoteを始めたばかりですので、今の私がどういった音楽に興味があるのかを皆さんに知っていただく良い機会かなと思い、筆を取った次第です。
ちなみに、昔の私がどういった音楽に触れてきたのかについては、こちらの初noteをご覧いただければ分かると思います。約10000文字と長いですが、勇気のある方は是非読んでみてください。
最も聴いたアーティストランキング
それでは早速、今年2023年のトップアーティストからカウントダウン方式で見ていきます。第15位から第11位はこちらの方々です。
特筆すべきは第13位のリンダ・マッカートニーでしょうか。これはリンダのソロアルバム、…と見せかけて、『Ram』の影響でしょう。
ポール・マッカートニーがビートルズ解散後にリリースした2枚目のアルバム『Ram』。羊と、その角を握るポールのジャケットでおなじみです。このアルバムは、ポールとリンダの「共作」という扱いですので、この位置にランクインしたのでしょう。
第15位にランクインしたデレク・アンド・ザ・ドミノス。これは説明するまでもなく、『Layla and Other Assorted Love Songs(邦題:いとしのレイラ)』をよく聴いたためです。表題曲の⑬「Layla」のギターリフはご存じの方は多いと思います。
続いて、第10位から第6位を見てみましょう。
イギリス勢の何と多いことでしょう。自分でもイギリスのアーティストが多くなるだろうと予想していましたが、ランキングを通して結果を見ると、私の英ロック好きは誰の目にも明らかですね。
ところで、第10位のレディオヘッドですが、聴いたアルバムはほとんど2ndアルバムの『The Bends』です。3rdの『OK Computer』は何度か聴きましたが、「まあ、良いね👍」くらいの感想だけ持ちました(②「Paranoid Android」は好きです)。4th『Kid A』に関しては聴いてすらいないという始末。
レディオヘッドのファンの皆さん、申し訳ありません…。でも『The Bends』は好きなので、それに免じて許してください。
さて、ファンの怒りを買ってしまったところで、いよいよ今年のアーティストトップ5を見てみましょう。
トップ5はこちらです!
これまでのアーティストは一つのアルバムを集中的に聴いたことで上位に来ていますが、ビートルズはさにあらず。複数のアルバムを集中的に聴いた結果の、納得の第1位です。これは後で見る最も聴いたアルバムランキングと比較しても面白いでしょう。
第2位のザ・ビーチ・ボーイズですが、こちらも複数のアルバムを集中的に聴いた結果です。特に思い入れのあるアルバムは『All Summer Long』です。今年の夏に合わせて初めて聴いたのですが、まるで永遠に夏を感じさせてくれるような爽やかさがあります。毎年夏が来ると聴くことになりそうです。短いため聴きやすいのも高ポイント(たったの25分!)。
以上、最も聴いたアーティストランキングです。続いて、最も聴いた曲ランキングに移ります。
最も聴いた曲ランキング
こちらも先ほどの同じくカウントダウン方式で、第15位から見ていくことにします。第15位から第11位がこちらの曲になります。
第14位について。先ほど紹介したザ・ビーチ・ボーイズのアルバム『All Summer Long』から、1曲目の「I Get Around」がランクインしました。ザ・ビーチ・ボーイズの代表曲であるとともに、'60年代のポップスを代表する名曲です(それは言い過ぎ?)。まあとにかく、良い曲であることには変わりはないので、聴いたことがなければ是非聴いてみてください。
第13位から第11位には、フリートウッド・マックのアルバム『Fleetwood Mac(邦題:ファンタスティック・マック)』から3曲がランクイン。フリートウッド・マックは先ほどのトップアーティストランキングで第4位でした。
フリートウッド・マックといえばこの次のアルバム『Rumours(邦題:噂)』が有名ですが(グラミー賞最優秀アルバム賞を受賞しています)、『ファンタスティック・マック』もそれに劣らず名盤だと思います。余談ですが、こちらのアルバムの最後の曲「I'm So Afraid」が個人的に大好きなんです(ギターが本当にカッコいい!)。
続いて、第10位から第6位はこちらです。
何やら怪しい様子を呈してきました。
第9位は先ほどの『ファンタスティック・マック』の1曲目。しかし、それ以外は全てビートルズの1stアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』の曲。お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、実は第15位も『プリーズ・プリーズ・ミー』の曲だったのです。
基本的にビートルズのアルバムは名盤との誉れ高いですが、こちらのアルバムとて例外ではありません。1曲目の「I Saw Her Standing There」(第6位)からフルスロットルでロックン・ロール全開のビートルズが楽しめます。なお、3曲目の「Anna (Go To Him)」やラストの「Twist And Shout」等では、ジョン・レノンの枯れ気味のカッコいいヴォーカルが存分に味わえます。それにしても、このアルバムから5曲もランクインするとは思いませんでした。
次はいよいよ今年最も聴いた曲トップ5の発表です。
トップ5はこちらになります!
この結果、私も驚きです。
まず『プリーズ・プリーズ・ミー』の曲がトップ5に4曲も(トップ15には9曲も!)ランクインしていることが驚異的です。
しかし、それらのヘビーローテーションをも超えるザ・フーの「Baba O'Riley」。第2位とはたったの1回再生の差を付けて第1位の座を治めました。
「Baba O'Riley」は、ザ・フー(トップアーティスト第3位)の最高傑作とも呼ばれるアルバム『Who's Next』の1曲目です。このアルバムは私の最も好きなアルバムのうちの一つですので、この結果はかなり嬉しいです。名曲「Baba O'Riley」に始まり、こちらも名曲の「Won't Get Fooled Again」に終わる。さらには間々にも名曲が詰まっている。これを名盤と言わずして、何を名盤と言おうか! …失礼、少々熱くなりすぎました(「名盤」は人それぞれ、十人十色ですからね)。それでも、このアルバムを名盤とする私の意見に賛同する人は、きっと少なくないことでしょう。
以上、最も聴いた曲ランキングでした。なかなか面白い結果だったと思います。特に『プリーズ・プリーズ・ミー』の大量ランクインにおいて。
続いて、最も聴いたアルバムランキングに移ります。
最も聴いたアルバムランキング
私は、音楽を聴く際は基本的にはアルバムで聴きます。
それはアルバムという形式が好きだからに他なりません。もちろん、アルバムにコンセプトがあったり、名曲がたくさん入っていればアルバムを通して聴きますよ、それは。
しかし、それ以上にアルバムで音楽を聴くことが好き。だからアルバムで聴きます。
より具体的には、アルバムを聴きながら自分の中で批評したり、またアルバムを通してそのアーティストの思想や音楽性を読み取ったりすることが好きなのです。「批評」するとは言っても単純なもので、アルバムを聴きながら頭の中で「これは良い曲! でもこれはあんまり…」などと考えています。
そういったことをあれこれ考えながら、自分よりもずっと高みにいるアーティストの思考を覗き見するような感覚で、私はアルバムを聴くのです。それはちょっと言い過ぎかも。でも、そういった行為を全てひっくるめて、私は好きなのです。
…やや抽象的な話をしてしまいました。失礼しました。
要するに、私はアルバムが好きでよく聴いていますよ、ということです。
さて、こんな私が普段どのようなアルバムを聴くのか、気になってきたのではないですか!? そういうことにして、2023年最も聴いたアルバムランキング、見ていきましょう。
今回は、第1位から第15位まで一気に見ていきます。
それではどうぞ~。
どうでしょうか。なんだか顔なじみばかりがいますね笑。
すぐに気が付くのは、ここでもビートルズがランキングを席巻しているという点です。トップ15に6つもランクインしていますから、ここからもビートルズ熱の高まりが伺えます。
個人的な注目株は第14位のジョン・レノン&オノ・ヨーコの『Double Fantasy』です。実は、ジョン・レノンはトップアーティスト15にランクインしておらず、またビートルズ解散後のジョンの曲はトップソング15にランクインしていませんでした。それにも関わらず、アルバムのランキングには入っている点が興味深いです。そして例にもれず、これも名盤です。
第8位と第15位の『ファンタスティック・マック』について。これらは実質同じアルバムですが、一時期は第8位のデラックス・バージョンで聴いていましたので、2つランクインしています。そして、再生回数を合計すると一気に第2位にまで浮上します。つまり実質第2位ということ。さすがにトップソングに4曲もランクインしていただけありますね。
なお、今後は正確なデータを得るために、出来るだけ聴くバージョンを統一して聴こうと思います。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
いかがでしたか? 私が現在どのような音楽を聴いているのか、ランキングを通して伝わったでしょうか。
まとめると、私の音楽志向はイギリスよりで、特にビートルズが好き(ほとんどの方は好きでしょうけれど)ということは伝わったと思います。またランキングの中でも、最も聴いた曲ランキングは面白い結果になったのではないかと自負しております。
ひとまず、2023年に聴いた音楽の振り返りはここまでとします。
明くる年、2024年はどんなランキングになるのか、今から考えるだけでもワクワクします。私は一体どんな音楽に出会い、心をときめかせるのか。その答え合わせは来年のこの時期になることでしょう。2024年のランキングは、また私のnoteにて発表しようと思います(気が向いたら)。
それではまたどこかでお会いしましょう。
あなたに良き音楽との出会いがあらんことを…。