平塚センセに捧ぐいろはすの想い #俺ガイル完
●冒頭の『交通事故』により、作品通して"前提"となる『"償い"=劣後意識による隷属』=コンテクストレベルの"贖罪原理"を埋め込む=『母毒』による"コントロール"とは何か
●雪ノ下雪乃表象=奈良美智の画く"三白眼の小さな子"=幼少期の抱える・抱えていた"有り得たかも知れない私"≠反対に、雪ノ下陽乃は"あり得べき私"
●雪ノ下陽乃表象=小松美羽の画く"神獣"(=線を挟む同位相は"太陽の塔"岡本太郎)=trophywife=『強化外骨格』=男性優位社会への過剰適応="女性"の抱えがちな劣後感情=過干渉による自尊感情毀損=伝統的母毒(=鬼子母神類型)="行き過ぎる母の愛は時に毒となる"(河合隼夫)
●ネグレクト気味の雪ノ下雪乃=母に姉に構って欲しくて高スペック化=過剰忖度による『良い子』=『能面』学級委員長タイプ=『絶対正義』羽川翼(化物語)=自由と放置を履き違えるもうひとつの『母毒(贖罪原理)』のカタチ="自由に育てた"とする母曰わく『わたしは悪くない』
●『わたしは悪くない』で駆動する雪ノ下"母"(達)に『交通事故』の"加害"による『償い』を要求=『あなたが悪い』を突きつける=相手のネクタイを使って相手の首をぎゅうぎゅう絞める=絶対リセットするマン=『joker』引企谷八幡
●『あなたのためを思って(=『わたしは悪くない』裏返し)』で駆動するsoccer mom的=昭和型"母毒"表象・由比ヶ浜由衣=『専業主婦』指向=oldschoolなシンデレラストーリー=『墓守娘』再生産の否定=『陽乃』による"お嫁さん願望"由比ヶ浜エンド終了のお知らせ
●つまり『陽乃』は"母毒によるコントロール"(贖罪原理)に気付いている=その上で雪乃世代に『強化外骨格』による武装を要求=『超人』化(=過剰競争的)することでノイキャンしてきた陽乃・平塚世代="母性"を否定する、それもまたもうひとつの『母毒』による蝕み="男性優位社会"への過剰適応
●三期冒頭で語られる『妹弟世代』の"健全さ"=雪乃が陽乃に憧れるのは至極"普通"=上世代は下世代に脅威を感じなくていい="助けたい"を受け入れていい=もうひとつの『超人』のカタチ=もうひとつの『自立』のカタチ="武装解除"せよのサジェスト=孤独≠孤立
●上世代による『投影性同一視』による"誤読"(雪乃・談)=自立とは『強化外骨格』で武装すること=孤立を引き受ける覚悟(=陽乃=唯我独尊)
●下世代による"試行錯誤"という『共依存』(陽乃・談)=自立とは『助けて欲しい時に"助けて"』と言えること=孤独を引き受ける覚悟(=雪乃=融通無碍)
●『プロムナード』=多様性の現前化=関係性のjournal=他者性に拓かれる=『通過儀礼』の寓意
●『わたしのためです☆ミ』で駆動するツンデレ的表象("青鬼"兼ファシリテーター)"いろはす"=artist"ろくでなし子"=『わたしの性器は"猥褻"ではない』≒ "猥褻だ、猥褻だと言い募る、おまえ等の頭の中身が、一番『猥褻』なんだよ" =孤高を引き受ける覚悟=友達いない=メゾ領域を架橋="今からやらないと間に合わない"=平塚・陽乃世代の抱える『超人』的振る舞い=『強化外骨格』を強いられる"枠組み"の解除に"神学論争"してたら『永遠』に間に合わない=平塚センセ赴任中に『プロムナード』=多様性の現前=パリテParitéを実装したい=平塚・陽乃世代表象≒フェミニスト平塚らいてう(=本名:平塚 明ハル)オマージュ
●EDテーマ"ダイヤモンドの純度"の謂=『ラウンドブリリアントカット』=光は"内"に届かない="雪融け"しない="パラレルな関係"もまた"関係性のひとつ"=リンドバーグ『GANBAらなくちゃね』アナロジー
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●『フェミの壁』
『わたしは悪くない』が行動原理の人に、『"正しきこと"で行動しようとしない、あなたは悪い』と指摘しても、でも『わたしは悪くない』、の無限ループに陥る。加え、このロジが端的に無効なのは、結局"言ったもの勝ち"の論法=『"あなたが悪い"から悪い』(=トートロジー)になっている。すなわちハラスメント構造を強化する。
●『プロムナード』とは
とどのつまり、いつまでも"神学論争"をやってないで、完全情報化"見える化"=多種多様な"関係性"の現前化=パリテParité=すなわち『プロムナード』を"実現"するしかない(=大竹伸朗的アイロニズム)。
trophywife(男性優位社会への過剰適応=『女性』の抱えがちな劣後感情)から入り、feminismに抜ける。"ラブコメ"の『枠組み』を使い『ラブコメ』を内破せんとする"POP"な皮をかむった現代政治学概論。
"俺ガイルは思想ではない、行動だ。残念ながら‥"
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