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春の
090422に
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@伊勢丹新宿店「2022 伊勢丹フランス展」
待ち焦がれていた春の訪れがそこにはあった。
このあたたかく優しい色合いのパフェがそのもの。
苺のスライスをひとたび口に含むとその柔らかさと軽やかさに驚いた。とても薄く切られている。
日差しの中、たった今摘んできたばかりのような、冷たくも温かくもなくフレッシュな苺。自然の水のよう。
そして隣の苺のソルベを口に含むと慣れ親しんだデザートの冷たさがある。三寒四温を思わせる。
1番上に乗った白い花を眺めながら食べ進んでいく。
サクサクとしたクランブルの食感が楽しい。
真っ白で柔らかなフロマージュブラン。
そして生まれて初めて口にするウスイエンドウのアイスクリーム。
春風のような爽やかさがありとっても美味しい。
野花に思いを馳せる、綺麗な緑色と香り。
ずっとここにいたいくらいの心地がしていた。
エルダーフラワーのジュレも黄色が綺麗。
以前一度だけ口にしたことのある、白いお花は思った通りの柔らかさ。お花を食べることのできる料理はどうしてこんなに素敵なのだろう。
時々混ぜながら、クランブルとフロマージュブランを挟み、最後の苺のソースはあまりスプーンが届かずもどかしかった。
これらの層を通してやはり花が1番上にあることからこれは豊かな土壌なのだなと思った。
そしてパフェグラスを縁取るかのように並べられた輪切りの苺の存在と合わさって花冠を思い起こさせた。
間違いなくもう春がやって来たんだ。
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