【Sw25】「暁影の夜」【ハロウィン・日常表】
トリック・オア・トリート!!
今年もハロウィンですね!皆さんお菓子は貰いましたか?僕は貰える人もいないので、今から買いに行こうと思っています。よよよ……
さてさて、それはともかく今回はソード・ワールド2.5、ラクシア世界でハロウィン気分を味わうために、ちょっとしたお祭りとイベント表を作ってみました。
セッションを始める前、あるいは始めた後にイベント表を振って、PC達がハロウィンでどのように過ごしているか考えてみませんか…?
あと、ソドワの魔物で仮装するメーカーも作ってみました。良ければ是非~
https://x.com/DKP71603706/status/1851919585911640120
「暁影(ぎょうえい)の夜」
『月の光が薄れ、暁の影が差すこの時、神々の目が地上に降り注ぎ、亡き者たちは導きの光に集まる。忘れられし名もまた、この宵にて一度甦るであろう。』
――ライフォス神殿の祭司、ダルヴィンの祝詞より
概要:
「暁影の祭」は月神シーン、太陽神ティダン、始祖神ライフォスの信仰に基づいた行事です。この夜、人々は月光が影に消え、やがて夜明けに近づく僅かな時間を「暁影」と称し、祖霊や精霊がこの世に戻ると信じています。各地の神殿では特別な儀式が行われ、ティダンの守護とシーンの導きを祈りつつ、家々は影と光のもとで先祖を迎えるとされています。
冒険に出かける前、あるいは出かけた後に、このにぎやかな夜に一員として参列できます。霊に交じるため、怪物や死者の恰好をしても良いでしょう。
もしこのイベントを楽しみたいのであれば、次の2d6のイベント表を振ってみましょう。
イベント表
2:鏡の中の幻影
街の古道具店の窓辺に並ぶ古びた鏡が、不思議な人影を映し出します。冒険者たちの背後に、誰もいないはずの影が一瞬映り込みますが、ふと目を離すと消えてしまいます。村の伝承では、これはかつて迷子になった霊の仕業だと言われています。
3:静かに囁く声
廃屋のそばを歩いていると、微かに名前を呼ぶ声が耳に届きます。この声は「「暁影(ぎょうえい)の夜」に現れる「霊の声」とされ、応じれば秘められた秘密が明らかにされるかもしれない、と人々にささやかれています。
4:不思議な贈り物
子どもたちが通りかかる冒険者に「贈り物」として古い石やドライフラワーを手渡してくれます。これらは先祖の加護を宿したお守りとされ、持っている間は悪霊から身を守る効果があると信じられています。
5:さまよう灯火
街外れの墓地に青白い小さな光が浮かんでいます。守人によると、それは罪人を監視する精霊だとか。1日なれど、光に見守られる中、罪人の魂でも現世に帰れることはあるようです。
6:不思議な音楽
夜の街角に差しかかると、どこからともなく懐かしい旋律が流れてきます。音の主は見当たりませんが、老人はそれを昔の伝承の歌いい、懐かしそうに耳を澄ませています。
7:失われた手紙
地面に落ちていた古びた手紙には「暁影の夜の明け方に帰る」と書かれています。通りがかった人に尋ねると、その署名は数十年前に行方不明になった者のものだといいます。手紙を彼の妻へ届ければ、小さな安らぎが夫婦に訪れるかもしれません。
8:子供の行列
大通りを仮面をつけた子供たちが踊りながら通り過ぎていきます。その中には「異界の者」が混じっているという噂もあり、目が合った者は思わぬ導きを得られるかもしれません。
9:尽きない灯火
広場に並ぶランタンの一つが、不自然に長く燃え続けています。言い伝えではこの灯火は「祖先の霊が見守っている証」とであり、その光は夜が終わるまで静かに人々を照らします。
10:古井戸の囁き
神殿の古い井戸から、かすかな怨嗟の声が響いてきます。村人はこれを「殺された女の霊」と恐れています。アンデットではないのでしょうが、霊の恐ろしさが垣間見えます。
11:黒猫の視線
黒猫が冒険者たちの足元に現れ、じっと見つめてきます。この猫は「シーンの使者」とされており、目が合った者には幸運と守護が訪れると子供達は信じています。
12:先祖の導き
ふとした瞬間、霧が冒険者の周りを漂い、優しい微笑みをたたえた先祖の霊が姿を現します。霊は「加護」を授け、静かに消え去っていきます。
筆者:DKP