スペースレポ・第1回ソドワスペース「ラクシアの冒険者ギルドを考察する会」
はじめに
本記事はTwitterのスペースで行った、ソード・ワールド2.5に関する考察を記事に書き起こしたものです。Twieetのアカウントはこちら。
ソード・ワールド2.5はグループSNEが出版するTRPGシステムです。
スペースの詳細は以下の通り。
2023/06/03 前半:17:30~18:30 ゲスト:3人
2023/06/03 後半:20:00~21:00 ゲスト:7人
1.きっかけ
ある日こんなものがTLに流れて来ました。
なるほど。冒険者ギルドがファンタジーでどう扱われているのか。
続いて、TLでは「冒険者ギルドの仕組みってどうなってるんだろうか」とか流れて来ました。ソドワだとルールブックⅠに基本的な在り方は書いているけど、その他の余白は特に書かれてないです。
僕、他の人のソドワ世界とか、価値観とっても気になるんですよね。
あと、身近な人が最近スペースを始めてて興味がある……
よし!とりあえずスペースをしてみよう!!と考えた次第です。
2.共通認識
まず考察をする前に、全員でギルドに対する認識を書き出しました。
基本的にはルルブ1を参考にしながら、当然にここはこうだろう、という場所はある程度、ふんわりとした考えを纏めました。スペース的には30分から1時間ほどで纏まりました。
・ギルド本部と支部の役割
金銭的な繋がりは大きくなく、役職、ブランド、共通システムを有する
・ギルド支部の採算性
国や貴族(パトロン)の補助金があると考えられる。
また依頼から1割のマージンを貰っている。(低レベル依頼からは無し)
〈剣の欠片〉を領主に高値で販売しているのではないか。
・冒険者の公共性
冒険者はある種のインフレである。
旅人であり、傭兵であり、政治的な戦争には関わらないものとする。
・酒場と宿屋
基本的な冒険者ギルドは、酒場を1階に、宿屋を2階に置くものとする。
3.「冒険者ギルド」のビジネスモデル
基本的な冒険者ギルドについては30~1時間ほどで共通認識が出来あがった。その後、ダラダラと冒険者ギルドの雑談をしていました。その中で、どうやって維持してるのか、商売してるのか、という話をしていました。
そこで次に「冒険者ギルド」のビジネスモデルについて考察してみました。
・ギルドマスターに功績がある
冒険者が引退、もしくはギルドを立ち上げる際に名前が売れているとスタートダッシュが早いのではないか。主に初心者冒険者育成や顔なじみのメンバーを引き抜くことで、老舗のような立ち位置に落ち着くものと考える。
・鍛冶屋など、商会を一緒に経営している
素材を冒険者伝に安く仕入れたり、ギルドマスターの才能が優れている場合に考えられる。ドワーフの工房で冒険者に武器を卸しつつ、販売もできるレベルの鍛冶屋。商会の一支部や、移動する商会として〈ギルド〉を運営することが出来るものもあるだろう。
・強大なパトロンがいる
王族がギルドマスター、ギルド登録に5000Gの入会金がいる、など投資対象として魅力的なギルド。例えば、グランゼールの〈純粋なる黒〉亭などが該当するだろう。
・酒場、宿屋
主に稼ぐ手段の無いギルド、もしくは稼ぐ気のないギルドが該当する。
最低限の衣食住を提供し、マージンや〈剣の欠片〉、補助金でやりくりする。
だいたいの区分けでは、この4種類かなぁ、となりました。
あと話題に上がっていたのは、ウルシラ地方では〈冒険者ギルド〉が実質的に国になっているのではないか、ということですね。奈落に近いと魔神が出ますし、存在しそうだなぁと話していました。
あと、冒険者ギルド支部を設立する時に、本部からの許可はいるのか、というものもありましたね。考察としては〈もぐりギルド〉や暖簾分けされた〈孫ギルド〉があるのではないか、という話になりました。
4.終わりに
今回は初めてスペースを使ってみよう!と雑談がてら初めてみましたが、色々な人の冒険者ギルドに対する考察が聞けてとても楽しかったですね。
次は論点や、基本ルールブックには書かれている事項をリストアップしようと思いました。何せ時間は有限ですからね。
なんか〈もぐりギルド〉とか〈商会ギルド〉はシナリオフックになりそうですね。手が空いたらシナリオとして書き上げてみたいです。
以上