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消費の二極化ってなんだろう? | 3分で未来洞察


📰 このニュース知ってる?




🤔 どうして大事?背景を深掘り


一般的な価格の10倍もする入浴剤がよく売れているという話。

これが、その入浴剤「BARTH」

この前初めて使ってみたのですが、1回に3錠使うのでかなり贅沢な感じでした🤣

昔から「消費の二極化」って聞きますが、実はよく分かっていませんでした。

この機会にほんの少しだけ解像度を上げたいと思います。


まず、高所得層の人を考えてみます。

彼らは、可処分所得が増えたため、基本的に「高価格帯の商品」を購入します。中価格帯/低価格帯の商品は無視です。

次に、低所得層の人について考えてみます。
彼らは、生活コストを抑えるために「低価格帯の商品」を購入します。
以前は「中価格帯の商品」も購入していましたが、商品の値上げなどにより購入する頻度が減りました。

最後に、中所得層の人について考えてみます。
彼らは、使うところにはお金をかけ、節約するところは徹底的に節約するメリハリ消費をします。
「中価格帯の商品」は、中途半端(良くもなく、悪くもなく)なので、買わなくなりました。(ここがポイント)

こうして、中価格帯の商品のニーズが少なくなるという理屈です。


少し気になったので、各所得層の人数を調べたところ、賃上げトレンドなどの影響で、中・高所得層の人数が増加傾向にあるようです。

給与階級別給与所得者数(単位:千人)

令和5年 民間給与の実態調査結果(国税庁)より https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2023/pdf/R05_000.pdf


👨‍🏫 気になる単語、ざっくり解説


【日用品と景気の関係】
日用品は「景気のリトマス試験紙」とも言われます。食料品とは異なり、景気が悪いと消費が落ちやすく、景気が良くなると「プチぜいたく」として高額品の売れ行きが伸びる傾向があります。

【消費の二極化とは?】
景気回復の中で、節約志向が根強い層と、高額品を積極的に購入する層の二極化が進んでいます。特に賃上げが期待される大企業の社員や富裕層が、高級日用品の購買を増やしています。



📞 Q&Aでスッキリ解決!


📞Q:なぜ日用品の売れ行きが景気の指標になるのですか?
✅A:日用品は「食べ物とは違い、なくても生きていける」ものが多いため、景気が悪いと節約対象になりがちです。しかし、景気が良くなれば「プチぜいたく」として高級品が売れ始めるため、消費者の心理を敏感に反映しやすいのです。

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📞Q:価格が高い日用品が売れる理由は?
✅A:賃上げが進んだことで家計に余裕が出たことや、富裕層の消費が活発化していることが要因です。また、「日常の中で少しだけ贅沢したい」という消費者心理の変化も影響しています。





🧭 ニュースから創造する未来


今回は、日本で働く人の最低年収が500万円以上になった世界を創造してみましょう。

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✨新しく生まれるもの/技術

  • 「スキル投資市場」の拡大:
    自己投資の需要増で、オンライン教育・学習コンテンツ市場が急成長

  • 時間をお金で買う「時短サービス」の普及:
    家事代行・食事宅配・パーソナルアシスタントが一般家庭でも利用可能に

  • 「メンタルヘルス&幸福度向上産業」の拡大:
    収入が安定したことで、より良い人生を求める層が増え、メンタルケアやライフコーチング市場が活況に

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🗑️消えていくもの/技術

  • 極端な節約志向:
    日本全体で「安さ重視」より「品質重視」の価値観が強まる

  • 安価なファストファッション・外食チェーンの衰退:
    消費者が高品質な商品を選ぶ傾向が強まり、低価格を売りにした業態は縮小

  • ブラック企業・サービス残業文化:
    高賃金化で労働者の交渉力が向上し、劣悪な労働環境が淘汰される



📷 未来の一枚


そんな未来を連想させる画像をChatGPTに作成してもらいました。
数年以内にこのような世界が訪れるかもしれません。

家事代行スタッフが掃除を担当し、パーソナルシェフが食事を準備、食材の宅配も利用されています。 リビングでは家族がリラックスし、デジタルアシスタントがスケジュール管理をサポート。 「時間をお金で買う」ことが一般的になり、効率的で豊かな暮らしが実現した社会

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