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ヘッドウェイだから実現できた!マーチンD-28クラレンスホワイトモデル!!
今日はDK Factory珠玉のジャパンビンテージギターの中から、
『ヘッドウェイ CW-117』を紹介します!
ヘッドウェイ CW-117 クラレンスホワイトモデル
クラレンスホワイトが使用していた1935年製マーチンD-28をモデルとして、ヘッドウェイの伝説のルシアー百瀬さん監修のもと、2002年製に30本限定で生産されました。
え、ビンテージじゃないじゃん!と思うかもしれません。
しかしこのギター、ヘッドウェイで最初に生産されたのは1983年。れっきとしたビンテージモデルなんです。
(その辺のことはYouTubeで解説してますのでこちらをご覧ください!)
クラレンスホワイトって、どなた?
知らない人は知らない、知ってる人はちょーーー知っている
アメリカの伝説的ミュージシャン、クラレンスホワイトさん。ザ・バーズのギタリスト、と言えば分かる方もいらっしゃるでしょうか。
1944年アメリカ生まれ。時代的にはビートルズとだいたい同時期に活躍した人です。
ブルーグラスやカントリーのスペシャリストで、その画期的なギターテクニックも含め、この方に影響を受けたミュージシャンは星の数ほど!
まだまだ音楽のジャンルが少なかった時代に、カントリーとロックを融合させて『カントリーロック』を確立したと言っても過言ではないでしょう。
ザ・バーズ / Sweetheart of the Rodeo [邦題:ロデオの恋人]
こちらは彼がセッションミュージシャンとして参加していた時のアルバム。この時使用しているのはストリングベンダー付きのエレキギターですが、これぞカントリーロック!というカッコよさ。必聴です!
改造されたマーチンD-28
バーズでのエレキ演奏も有名ではありますが、やはり彼の代名詞とも言えるブルーグラスなどでのアコギ演奏において彼を象徴するのが、1935年製Martin D-28です。
独自の改造がされており、通常よりも大きなサウンドホールが特徴的。
グレッチの指板が貼られたため、ポジションマークの無い21フレット仕様となっています。
クラレンスは29歳の若さで亡くなってしまうのですが、その後トニー・ライスに弾き継がれたのも有名な話。
ヘッドウェイのCW-117はココがすごい
長々と語ってきましたが、冒頭でもお伝えした通り、このクラレンスホワイトのD-28をモデルとして研究・生産されたCW-117。
当時ヘッドウェイの技術部長だった百瀬さんも、そのギター作りには苦心されたそう。サウンドホールをただ大きくしただけでは音のバランスが崩れて良いギターにならない!と、ブレーシングやトップ材の厚さ(1935年D-28も後年のものに比べ薄かった)にまで徹底的に研究され、製作されました。
確かに他メーカーから販売された同モデルでは、芯のない仕上がりになっているものもありますが、ヘッドウェイのはちゃんと『使える』ギターになっているのがすごいところ。
ギターの細かいスペックやサウンドは商品ページをご覧ください!
少しはこのギターの凄さをお伝えできたでしょうか?もっと文章がうまかったらこの情熱をより伝えられるのに!ともどかしい想いです。
クラレンスホワイトが好きな方、トニーライスが好きな方。ブルーグラスはもちろん、カントリーロックの超絶テクニックをお持ちの方にこのギターを弾いてもらいたいです(そしてできたらその演奏を聴かせてほしい!)
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