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【小説】You know~有能だったはずの僕がAIの奴隷になるまで~ #2

新垣は選択に迫られていた。
You knowのサービスを一時停止するか、プログラミングし直すか。そして新垣が会社のSNSで投票を募った。
しかしそこにも、You knowが干渉してきて、たびたびサーバーをダウンさせたり、PCをフリーズさせたりしてきた。
まるでYou knowが意思を持ち、もはや人格も持ってしまったのだ。
そして会社の社長をしていた新垣が、株主総会で社長にふさわしくない、と判断されて、とうとう新垣は社長職を辞することになってしまった。
新垣はメンタルがズタズタ。
体も満身創痍になり、休養を取る事になった。
「俺のキャリアは終わってしまったのか」新垣は絶望のふちへと追い詰められた。

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セアカトカゲ
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