ラジオの話#2 ZIP-FM
高校生の頃はZIP FMオンリーでした。
平日夜22時からの『レディオ・プラネット』ばかり聞いていた気がします。
DJはジェイムス・ヘイブンス。東海エリアでは有名ですね、この人の軽妙(適当?)なトークが好きでした。今でも東海エリアに出かける時によく聞いてます。たまにプレゼント企画があり、リスナーに生電話してジェイムスの作ったヘンテコなキーワードを答えられればグッズ獲得というのも好きでしたね。
レディオ・プラネットの最終回は確か高校3年の夏の終わり頃です。今なら有り得ないですが、僕は自分の携帯番号だけをハガキに書いて、ZIP-FMのレディオ・プラネット宛てで最終回前に送りました。
最終回の日、ジェイムスはいつも通り地元中日ドラゴンズの試合結果や、放送されたテレビ番組の悪口なんかをザーッとまくし立てるように話し、出てきたキーワードは未だに忘れません。
『セイタカカクテ GB 悪魔のヒット 引き分け』 です。
なぜなら僕に生電話がかかってきたからです。CM明け、非通知で電話がかかりました。高校3年の僕は何故か慌てることなく直感で『ZIPや』と思い、、、
『セイタカカクテ GB 悪魔のヒット 引き分け』と言いました。
なぜなら、もしもし!とかジェイムス!とかも言ってはダメなルールだったから。電話が来たらキーワードだけを伝えるのがこの回のルール。その後何を話したかはあんまり覚えてない。ブツっと切れて音楽が流れてました。
何とも言えない高揚感に襲われました。しかもレディオ・プラネットを聞いてる友達も居なかったので、誰にも言えず、誰にもわかって貰えなくてもいい反抗期の僕は結局誰にも言わずにここまで来ています。ラジオの醍醐味を味わった気がします。
後日、ZIP FMさんからめちゃでかいダウンコートが届きまして、普段話さなかった母親(反抗期につき)には『ジェイムスの番組に出て貰った』と自慢してました。
ちなみにキーワードの意味は確か、、、
『セイタカ』=ジェイムスのセイタカアワダチソウ由来の花粉症が酷かった。
『カクテ』=確定申告の話か誰かの脱税の話題
『GB』=ゲームボーイの何かの話題
『悪魔の』=当時のテレビ番組『クイズ悪魔の囁き』
『ヒット 引き分け』=確か中日対広島 ギリギリで同点タイムリー打たれて引き分けになった
未だに一番好きなラジオ局はZIP FMです。高校時代の暗黒期を支えてくれた思い出深い番組でした。