エプソムカップに出走する想定4番人気以下馬のラップ予想分析|ガロアクリークを買いたい!
この記事の続きです。
今回の記事ではエプソムカップに出走する想定4番人気以下の馬を中心に分析していきます。
上位人気勢は今回のメンツでは通用する、というか有力になるなとは思いますがなにせ適性的には隔たりが見えるのでどの馬にもチャンスがあるのではないかと思うところ。
今回の記事では力さえ出しきれれば。という馬がいるのも確かなので、やっぱ実のところエプソムカップは楽しみもあるんですよね。
ということで、ザダル含め、想定4番人気以下の出走予定馬を分析していきます。
ラップ分析予想で使用する専門的?用語
記事の中でよく使う言葉を端的にまとめました。
他にも出てくる用語はあるので随時追加していきます。
2022年エプソムカップ予想オッズ
某サイトによるエプソムカップの予想オッズがこちら。
ジャスティンカフェ(2.8倍)
ダーリントンホール(3.8倍)
ザダル(4.8倍)
タイムトゥヘヴン(4.8倍)
シャドウディーヴァ(7.6倍)
ノースブリッジ(18.6倍)
ヤマニンサンバ(22.6倍)
ガロアクリーク(23.8倍)
タイムトゥヘヴンまでの分析は終了。(ザダルは今回の記事で公開)本記事ではシャドウディーヴァ以下を分析、公開していきます。
個人的にはこの組の中に軸となる馬がいるのではないかなと思っているので楽しみなところ。
特にシャドウディーヴァあたりはまともならこのメンツの中では勝ち負けだとは思うので、近走の敗戦内容含めて考察していきます。
エプソムカップ出走予定馬ラップ分析
ザダル
適性分析
どちらかといえば後半質のほうが比重は高い。特にロンスパ面で出し切る形で良さが見えているなと思う馬ではある。
基礎スピード的な対応は正直物足りないと考えるのが妥当ではないかなと思う。
ただ、昨年のエプソムカップなんかをみても比較的基礎スピード的な競馬で後半を出し切る形で良さも出ているし、ちょっと詳細な分析をしてみないとわからないなという馬かなと思う。
直近レースの内容
前走のダービー卿に関してはラスト3F付近で前の馬に接触しかけたので何ともではある。
一旦立て直してからしっかりと伸びては来ているので不利のポイントが無ければもう少しやれていた可能性はあるのではないかなと思う。
そもそも京都金杯の内容を考えてもある程度出し切る形の中で良さが出ているので、ロンスパ面でラストまで引き出してくるほうが良さが出るのかなと。
そう考えると前走は仕掛けどころのポイントでの不利が痛かったかなと思う。
その京都金杯はハイペース推移での中弛み戦。ラスト6Fから11.5-12.0-11.7-11.5-11.6-12.0のラップ推移なので後半は仕掛けが速く分散する形。
これを後方で流れに乗りつつ、後半で一気に加速という感じでもなかったので持続的に出し切ったという感じ。
ラスト2F過ぎに前がサクッとあいたのでそこをついてしっかり伸びきって不利なくラストまで出し切る形となってこその好走。
ただ、新潟記念、富士Sが物足りない内容でスローからの後半特化戦の中での敗戦。
ここ2戦、ダービー卿が不利があってこその敗戦だとすると全体的に流れた中でのバテ差しよりでの結果で良さが出ている印象。
スローペースで速い脚を求められるとちょっと不安が残るなという感じなのかなと思う。
エプソムカップではどう扱うべきか?
左回りで長い直線を出し切る。という観点から言えば東京自体は合うかなと思うが、全体的に引きあがってくれるかどうかというのがポイントになりそう。
昨年のエプソムカップに関してもやはりある程度引きあがった中での勝利なので、スローぺースがこなせるとしても極端なトップスピードが求められるのは嫌な材料。
そうなると毎日王冠が不満であるが、この時が道悪だったこともあるのでその点が作用しての敗戦だとするなら全体で流れる展開になるなら今年もチャンスがあるのではないかなと思う。
シャドウディーヴァ
適性分析
まず大前提として高速状況に特化しているタイプだとは思う。
タフ馬場、道悪の状況になると後半の鋭さを削がれてしまうので軽い馬場の中で出し切る形がこの馬には向いているのだろうなと。
あとは、前半の面での対応も高いものを持っているとは思えない。
やはり後半の質で勝負をしてくるタイプだろうなとは思うので、前半特化戦で基礎スピードを求められてしまうと後半が甘くなる。
年齢も重ねて衰え、幅の狭さというのが出てきているなという印象は受ける。
直近レースの内容
前走のVマイルが上がり最速で32.9秒を刻んでおり軽い馬場での鋭さ、というこの馬の良さは見えたかなとは思う。
結果的には9着ではあるが、まずもってローザノワールレベルが残れたことを考えると前から出し切るタイプが簡単には止まらなかったと判断することはできる。
シンプルにローザノワールのレースメイクがうまかったのもあるので、一概には言えないところがあるがポジション的にかなり遠い位置でラスト3F32.9秒で上がっても差せないのだから物理的に難しかったのだろうなと。
さらには位置取りの差も出ていた可能性はある。
最終局面でどうしても大外を突っ込んでくることになったのがシャドウディーヴァ。
対して結果的には内を立ち回って直線で馬場の真ん中をついてきた各馬が台頭。
2着のファインルージュが一旦躓きながらも立て直して伸びてきたのも外をつくのではなく、内目に切り込んでの台頭だった。
当然と言えば当然で極力ロスを失くし直線入りのポイントで的確な位置を取れているかどうかという問題が大きな部分だったと思うが、極端な外は伸びなかった。
東京戦はなぜか以前から道悪状況が回復してくると内が伸びやすくなるのだが、それがヴィクトリアマイルで見られたように感じる内容だった。
このように力負けしたところもあるのだろうが、見直せると思う敗因が積み重なっていることもある。
事実、後半3Fで脚は使えているので少なくても後半要素が完全に衰えてしまった、力を出し切れなくなってしまったというわけではないだろうなと。
エプソムカップではどう扱うべきか?
ヴィクトリアマイルから1ハロンの延長というのは個人的にはプラス要素になるだろうなと。
マイルだとやはり前半が比較的求められてしまうので少し忙しいなという面を感じる。
昨年の府中牝馬Sがやはりベストパフォーマンスでこの時も中弛みで後半型の競馬が顕著だった中で鋭く脚を伸ばしてきているので全体でペースが速くなりすぎてしまうと難しいところはあるのだろう。
どうしても前半で脚を使いたくない分ポジションが悪くなってしまい分の悪い競馬になりがちな印象は受ける。
なのでエプソムカップでは大前提として高速状況であること、更にはスローペースが見込める展開であること。
この2つが揃うなら頭数も少なめなのでヴィクトリアマイル以上のパフォーマンスは期待できるのではないかなと思う1頭。
ノースブリッジ
適性分析
前走のインパクトが強いのでどうしても高速状況の中での基礎スピード面は不安になる。
コーナリングは及第点ではあるが、東京メインに使われているのでコーナーで違いを作れているようには思えないし、道中でコントロールできているという感じでもない。
ただ、この馬の一番の武器は一脚の良さ。
要はギアチェンジだが、これが道悪でも良馬場でも使えているというのが最大の持ち味。
これを活かしきるためにポジションが必須という印象を受ける。
直近レースの内容
前走の内容が悪くない。発表が稍重でドスローの1戦。道中もゆったりした流れで進み、ラスト5Fあたりから徐々にピッチが上がっていく形。
ラスト3F最速でここでギアチェンジを披露してきておりラスト5Fから12.1-12.0-10.9-11.7-12.2と強烈な加速を見せている。
ただ、その後は減速ラップが顕著でラスト3F地点での一脚が顕著にフューチャーされている。
更に、2走前の大敗戦。2番人気に推されて結果12着と大きく負けはしたがそそもそもが出負けして後方からの競馬になってしまいこの馬の形を作ることが出来なかったのが一番の要因ではある。
ただ、ここでも内をついてラスト3Fから2F地点で鋭く伸びていることが見て取れる。
持続力がそこまでないなという印象で、そこから詰めることが出来なかったのでやはりロンスパ面の不安は残るがトップスピード質に関しては足りているなと思うし、それを瞬間的に使えるということはわかる。
後半要素に関してはロンスパ面よりも一脚の良さに隔たりがあるのはそれ以前のレースを見ても間違いないのでそれを如何に発揮できるか?というのがこの馬の最大のポイントになる。
エプソムカップではどう扱うべきか?
仮に全体でペースが引きあがってしまい有酸素運動型の競馬になれば全く無理だろうなと思うので、ペースは自身で作っていきたいだろうなとは思う。
なので今回はトーラスジェミニの存在がノースブリッジからすると邪魔だろうと。
更に東京1800mで仮に良馬場だとするなら基礎スピード面での不安は出てくるので、オーバーラップで入ってくる可能性は高い。
このあたりからもやはり逃げてというのは絶対条件で更に、意識的に落としてというコントロールが要求されるとは思う。
そのうえで最終的に武器となる一脚をどのタイミングで持ってくるか。
ここまで揃わないと今回の相手関係だと苦しいところがあるかなと思うので狙うのは簡単ではないが、仮に道悪の状況になるなら全体の意識はスピードからいかに消耗しないか。というところにシフトされがちなのでその点でチャンスが出てきそう。
それが前走でも発揮できているわけなのでノースブリッジをエプソムカップで買うなら雨が前提になるかなと思う。
通常の高速馬場状況だと越えないといけない壁が多すぎる印象。
ヤマニンサンパ
適性分析
ここ2戦がかなり良くなっている印象なので以前からの成長という見込みも兼ねての評価。
特に後半要素、持続力に大きな成長を感じる。トップスピード面への対応、瞬間的にいい脚を使えるというタイプではなさそうではあるがラストまでしっかり伸びてくる特徴がある。
前半のポイントも後半要素の評価が高いので及第点という感じではあるが、展開次第で器用に対応できているなという感じはする。
ある程度バランスの良さも兼ね備えている馬ではあるだろうなと思う。
直近レースの内容
ここ2戦をメインに振り返りたい。まずは2走前の1勝クラス戦。
ラップ推移としては平凡でこの日の阪神の外回り戦でスロー推移なのであれば後半はもう少し速くなってほしかったなというのはある。
ただ、全体で見れば平均で中弛みを挟んでのものなのでそこまで悲観するほどでもないかというのはある。
ラスト5Fから12.3-12.2-11.7-11.2-11.7でラスト1Fまで落とし切らなかったこと自体は評価できるし、ここでのヤマニンサンパの伸びがかなり目立った。
ラスト2Fの最速ポイントで一気に詰めて、そこから坂で突き放しての快勝。
シンプルに力が違ったなという感じで後半要素のレベルでかなり高いものを見せてきたというのは間違いない。
全体的に運びやすい位置取りを終始確保できたことは好走ポイントのひとつにあがってくるが、それを踏まえてもロンスパ面ではかなり高い評価を与えるべきで相手は弱かったがインパクトが強いレースだった。
そして、前走。ここで一気の3勝クラスではあるが
ラスト3Fの最速地点ではスムーズだったが進路どりに手間取り少伸びあぐねて他馬にぶつかられたりというシーンもあったがラスト1Fでエンデュミオンとの追い比べで完勝。
ラストは突き放す形となったので坂の上りから減速しなかった。という点は素直に評価していいだろう。
精神面で強くなったというか、持続力で勝ったことは間違いないかなと思う。
ここは仕掛けの速い展開でラスト5Fから12.6-11.7-11.3-11.5-11.8の流れの中でラストまで出し切る持続力を見せてきてのものだったし直線馬群の中でもたつかなければここもかなり突き放してきていたのではないかなと思う。
エプソムカップではどう扱うべきか?
ここ2戦の内容から察するには条件クラスにいる馬ではないなという感じはする。
ただ、一方で相手関係が弱いところでのパフォーマンスなのでこれがどこまで重賞レベルで通用するのか?という不安はひとつある。
後半質の勝負にしてもやはり見せているものとすれば既に記事で公開したジャスティンカフェや、タイムトゥヘヴンは強敵になるし、今回は比較的前で競馬できそうなダーリントンホールあたりも後半要素は割としっかりしている。
ヤマニンサンパの最大の武器はラスト1Fまで伸びてくる持続力だとは思うのでこれを活かしきるには東京という舞台設定自体はプラスだと思う。
東京自体は初ではあるが、左回りのトップスピード戦でも対応はできているので心配はないだろがやはり相手関係がどう出るか。
個人的にはラスト2F最速の流れなど仕掛けが遅くなってしまってはチャンスとしては減ると思う。
このレベルの相手だとしっかりと自分の形を出し切ることが大事になってくるとは思うので、ある程度仕掛けは速めで持続力を問う流れになってくれれば。
その展開を予想するなら勝ち負けまで持ち込めるだけの要素は持ち合わせていると思う。
ガロアクリーク
適性分析
タイプとしては後半型で競馬をしたい馬で前半の質を問われると甘くなるなという感じはする。
あとはコーナリング性能が比較的高いなという印象は受けるのでコーナーで動いていき前とのポジション差を詰め後半の質で勝負してくる。
という感じの馬に思える。
比較的器用なタイプの馬で、直線を出し切る形で後半の質比べになりやすい舞台だと乗り方が問われるという感じかなと。
こう考えると左回り戦で苦戦している意味も理解できてくる。
直近レースの内容
個人的には前走の内容が無ければエプソムカップでは重い印を視野に入れていたかもしれない。
適性分析でも書いた通りで恐らく直線の比重を高く問われてしまうと速いラップを持続的に踏んでいけるタイプではないのでシンプルにスピード負けしてしまうのかなと思う。
前走に関しては直線で追われて寄れたりスムーズさを欠いているので状態面などもあったのかもなとは思えるが後半が分散する形でラスト3F最速タイでここで比較的速いラップを問われている。
ラスト6Fから11.8-12.0-11.8-11.2-11.2-12.2と高速馬場だったこともあるが、ラスト3F~2Fで最速ポイント。
ここで突き詰めることが出来ずラスト1Fも相手なりに垂れてしまった。
昨年のエプソムカップに関してもまずもって前半から11秒台の脚を使わされているのでここについていくのが一杯。
更に、ラスト3Fで最速。基礎スピードを問われる中で更にギアを引き上げてくるという難しい競馬になってしまったので対応しきれずの敗戦。
こういう速いラップの中で出し切る形になるとザダルが強力なのだなというのが改めてわかる1戦でもある。
更に右回り戦で好走しているレースは基本的にトップスピードの質を極端に問われていることは無いし、分散する形になってもガロアクリーク自体の仕掛けが遅めだったりする。
要は基本的に速い脚を使えるポイントも瞬間的で無酸素運動を維持できるタイプではない。ということ。
これは東京戦では結構致命的ではあるが、ダービーの内容なんかが悪くなくこの時が超スローで前半で脚を溜めることに専念できたことで後半の質を高めてきたという可能性はあるかなと思う。
実際、ベストパフォーマンスだと思っているスプリングSも超スローペース。
適性分析でも書いた通りでコーナリング性能が比較的いいのでここでポジション差を潰して一脚で出し抜く形をとってきたのだが、前半が顕著にスローペースだと溜めた分だけ一脚の質が伸びてくるのかなと思う。
結構厄介なタイプだとは思うが近走の内容をまとめると個人的にはこれで納得がいくところ。
エプソムカップではどう扱うべきか?
大前提としては自身はスローでレースメイクしたいというところ。昨年のエプソムカップみたいに全体で淡々とした流れになってしまうと今年に関しても出番はないだろうなとは思う。
ただ、週末は雨の予報が出ているのでこれがどこまで馬場に作用してくるのか?これが一つポイントになるだろうなと思う。
全体でスピードの絶対値は削ぎたいタイプであることは間違いないとは思うので高速状況を回避することが出来れば。
あとはやはり仕掛けのタイミングを遅く持っていくことが出来るかどうか。
持続的に出し切る形になってしまうとやはり甘くなるとは思うので、ここまで条件が重ねれば今回はおもしろい馬になるのではないかなと思う。
これ。これがガロアクリークの好走パターンだと思うが。
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