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宝塚記念【予想】出走予定馬分析|大阪杯組以外のまとめ

宝塚記念はやはり上位人気が予想される3頭で決まるのかどうか?

↓↓↓前回の記事↓↓↓

こちらでも書いた通りでやっぱ強力なんですよね、特にエフフォーリアとディープボンドの2頭。

ただ、今年は大阪杯組が非常に気になるところ。大阪杯の勝ち時計は1.58.4秒。

これは大阪杯としては評価できるものでラッキーライラックが勝った年と同タイムで過去10年で言えば二番時計タイなんですよね。

良馬場だったとはいえハイレベル戦だった可能性はあるんですよね。

まあ時計だけでは判断できないのでしっかり分析をしていくことが大事。

ですが、大阪杯組は今年の宝塚記念組の中でもキーマンとなる可能性があるので別記事でまとめて紹介します。

というこうとで今回の記事は大阪杯組以外、前回の記事で取り上げた3頭意外を予想・考察していきます。


ラップ分析予想で使用する専門的?用語

記事の中でよく使う言葉を端的にまとめました。
他にも出てくる用語はあるので随時追加していきます。

◆F・・・ラスト5Fとかラスト3Fとか言うがこの(F)は1ハロンの意味。3Fなら3ハロン=600m 5Fなら5ハロン=1000m

◆基礎スピード・・・馬自身が持ち合わす基礎的スピード。これは別に競馬用語ではなく、人間にも言えること。
家を建てる時にも同じ”基礎”が重要となるが、競馬でも同じことが言える。基礎的な部分でのスピードをどれほどもっているかでどのレベルのレースで対応できるかが変わってくる。

◆コーナリング・・・そのまま。コーナー(カーブ)を立ち回る性能を差す。コーナリング良いほど、コーナーでのスピードの減速が小さくなる。
車でも同じ。カーブで減速していくが、スピードが出た状態のほうが当然次の動作が速い。ただ、その分遠心力が働き外に振られるというリスクもある。
これがスムーズであればあるほど相対的な面での差が生まれる。
逆にコーナリングがうまくない馬は減速して次の動作でリカバリーするために加速が問われる。

◆ギアチェンジ・・・そのまま。ギアの上げ下げを差す。MT車をイメージするとわかりやすいはず。馬の場合このギアチェンジで一気に加速できる馬や、逆に加速が乏しくMT車のように徐々に加速していくようなタイプが存在する。
速い馬の場合1.2速からいきなり5.6速まで加速させることが出来る馬も。
ギアチェンジが鋭いほどスローペースからの直線競馬での反応が速く相対的に有利に進められたりする。

◆ロンスパ・・・一般的にはロングスパートの略語。
ただ、それだけではなく例えばラップでラスト3Fから11.3-11.2-11.4というレースがあったとするとロンスパの面でいいものがあったと判断する。
要はラスト3Fからトップスピードに乗って、ラスト1Fまで落とし切らなかった、600m間で速い脚を長く使えたという意味。これは一般的なロングスパートとは意味合いが違ってくる。
細分化していうなら無酸素運動をロンスパで対応したという感じ。
一般的にはラスト5Fから11.8-11.9-11.9-12.0-12.5。こんなラップ推移だとイメージしやすいとは思う。
この場合は後半有酸素運動型レースという言葉を使うことも。
単純に考えるなら「後半質の持続力」と捉えてもらったらいい。

サスケのラップ分析用語


宝塚記念出走予定馬ラップ分析

デアリングタクト

デアリングタクト適性表
適性分析

タイプとしてはやはり後半要素を活かす形の競馬がベストだろうなとは思う。

直線をしっかり出し切れる舞台でこそ最も適性が活きてくる可能性は高いだろうなとは思う。

秋華賞ではコーナーでポジションを引きあがていって直線を押し切る形になったが、最終コーナーでは抑えながらという感じ。

直線の入りでは一旦置かれるようなところもあり結構無理をしたなという印象は受けた。

ただ、ロンスパ面はやはり高いものがあり、ある程度の位置取りを確保できれば直線で違いを作れるということだろうなと。

基礎スピード面に関しても極端に前半から問われてしまうと難しくなるだろうが、JCや金鯱賞でも中団で流れに乗っていけているのもあるし、前走のVマイルでも東京マイル戦で対応できている。

このあたりは以前からの成長を見せているなという感じはする。

前後半のバランスが整ってきている可能性はあるなと思わせる1頭。

宝塚記念ではどう扱うべきか?

まず以前の内容から考えるなら少し阪神内回り戦は少し適性的に難しいところはある。

ただ、東京マイルで対応できた基礎スピード面を考慮するならある程度前半基礎スピードを問われる中でも流れには乗っていける。

同様にコーナリング性能も成長しているのであればと、未知数な面を期待できるところはある。

後半要素に関しては以前からもトップレベルのものを見せているところはあり、有酸素運動型の競馬での結果も出している。

比較的総合的な面での良さを持ち合わせている馬だとは思うので宝塚記念でも無視はできない。

そのうえで後半のロンスパ面の質が抜きんでているなという印象なのであとはレースメイクでこれを活かしきれるかどうか。

長期休み明けのVマイルでは対応はしてきたが負けはした、ただそもそもマイルで基礎スピードを問われる形がベストというわけではないので見直しできるが、状態面などがどうかなというのはある。

個人的にはトップクラスの馬だと思っていたのでコーナー性能に関しては未知数の成長力にかける部分はあるが宝塚記念でもおもしろい存在になるとは思う。


パンサラッサ

パンサラッサ適性表
適性分析

小細工無しの逃げで近況だけで重賞3勝なので無視はできない。ドバイでも自らのスタイルで同着ではあるがG1タイトルを奪取するまでになった。

やはり現状最大の持ち味は前半からペースを引き上げて後続に脚を使わせながら基礎スピードの違いで出し抜くという競馬。

コーナーでギアのコントロールをして翻弄するとか、引き付けたうえで後半で出し抜くとか、そういう変化球的な競馬ではなくあくまで直球勝負という感じ。

同じ逃げ馬のタイプでいうならタイトルホルダーとは真逆と言っても過言ではない。

ただ、それゆえに距離の幅がかなり狭い印象は受けているし馬場状況が影響を及ぼすタイプなのだろうなと。

しっかりはまった舞台であればパンサラッサを差し切るのは簡単ではないだろうが宝塚記念、2200mの阪神で快速逃げを活かしきれるかどうかは少し怪しいところかもなとは思う。

実際、前半からペースを引き上げて後半要素がガクっと削がれるタイプではなくある程度は後半の質でも対応はできている。

だからこそのG1勝利、重賞勝利数に繋がっているとは思うが一定の距離を走ったら一気に失速という感じ。

基礎スピードタンクが尽きるまで出し切ってしまうので後半に温存とか言うことはできないんだろうなと思うし、そういう競馬をしていない。

なので出し切ってどこまで持つか?この点がカギとなるだろう。

宝塚記念ではどう扱うべきか?

大前提として2200mを出し切るだけのスタミナがパンサラッサにあるのかどうか。

有馬記念でも前半から出し切る形で道中も淡々と流してはいたがラスト4Fあたりから差が詰まりラスト3F地点では捕まっている。

ラスト2F地点では止まってしまっているし2500mの中山、タフ馬場での前半特化戦では分が悪くここまで持たすことは無理だということがわかる。

一方で2000mの福島記念でも前半から引き上げていき前後半のバランスで4秒以上のハイペースを作った。

そのうえで後半ラスト4Fが12.4-12.4-12.1-13.1のラップ推移。

後半は落としてきたがそれでもラスト2Fで再加速を見せてきている。

ラスト1Fは完全に止まってしまっていたがセーフティリードで出し抜いたという競馬だったし中山記念の時よりは余力を見せれた。

福島記念は前半基礎スピードで違いを作れたことで他がついていけないという状況を作り出してのポジション差による勝利。

ただ、前半からかなり飛ばしていくとここでもラストで止まってしまっているように苦しくはなる。

まあ前半3Fの入りが高速状況だったとはいえ中距離で33秒台に入ってきているので速すぎたというところはあるが・・・。

ただここまで引き上げて違いを作らないと後半で甘くなってしまうというのも事実なので2000mなら守備範囲だと思うが、このあたりのペースコントロールが難しいところ。

まとめると阪神2200mという条件は少しパンサラッサには難しいところがあると思う。

個人的にはやや長いなというのと、スタートして間もなく坂なのでここまでで逃げを確定してやや落とし気味に入らないと後半に響いてくるのは確実。

なので、タイトルホルダーに競られる形になるのは避けたい。

全体で出し切る形になるにしても福島記念程引き上げるとラストで完全に失速するし、中山記念レベルだとたぶん今回のメンツなら捕まってしまう。

基礎スピード対応できる馬、有酸素運動型の競馬で良さのある馬が高いレベルで揃っているなというのが宝塚記念の印象なので逃げて違いを作るのは楽ではないだろうなと。

それでも実績的に放っておかれる立場ではないだろうし、ある程度ペースを引き上げても後続もついては来るはず。

そうなれば後半質を削ぐことはできるのであとはどこまで粘れるかどうか。

この手のタイプなら高速馬場状況が理想ではあると思うが、内回り戦でタフ化してしまうと引き上げれば引き上げるだけこちらの消耗度も増してくるので当日の馬場状況も大切になるだけに楽しみがある馬ではあるが、狙いとしてはどうしても少し下がるかなとは思う。


オーソリティ

オーソリティ適性表
適性分析

比較的前々で競馬をすることが多い馬ではあるが前半基礎スピードに優れているというわけではなくスロー推移の後半特化戦でというタイプ。

なので楽にポジションを取っていってこそという感じはある。

実際JCに関しては後半分散でロンスパ型の競馬になったがバランスで見ればかなりのスローペース。

アルゼンチン共和国杯は極端なドスローでの後半特化戦で、天皇賞春が前半から流れてしまっての前半特化型の競馬で敗退。

天皇賞春に関しては距離だった可能性はあるが、流れてしまった中で前半のポジション確保ができていないのはあるし、有馬記念が有酸素運動型の競馬で大敗してしまっている。

基本的には後半型の競馬で総合的な後半要素を問われる舞台でこそ狙うべき馬なんだろうなとは思う。

宝塚記念ではどう扱うべきか?

パンサラッサがいる以上はそれなりにペースが速くなる可能性のほうが高いとは思うので宝塚記念では適性的に買いにくい馬ではある。

ただ、逆にタイトルホルダーが全体のレースメイクをする形になるなら少し楽しみはあるかなと思う。可能性としては薄いが・・・。

ただ、以前の内容から考えるならどちらにしても阪神2200mで買うべき馬ではないだろうなとは思う。

有酸素運動型の競馬では後半の質を活かしきることがでこれまでもできていないし、しっかり前半を溜めたうえで後半で自在に動けるという感じ。

なので息の入るポイント作らないとどうしても甘くなってしまっている。

この時点で今年の宝塚記念では個人的には買う気が失せる馬ではあるなと。

ただ、前走ドバイシーマクラシックの内容が悪くないのでこれをどう見るか。

ラップ推移がわかりかねるが逃げの展開に持ち込んでおりそこまで極端にペースが落ちているという印象は受けない。

まあシャフリヤールが勝っている時点でそれなりにスローからの後半特化で高速状況だったという想定はできるが、バランス的にオーソリティの位置なら平均レベルに近かったのかもなとは思える運び。

仮にこれが有酸素運動型の競馬だったとするなら以前の好走パターンからは異なるところではあるのでその点での怖さが少しあるかなと思う。

天皇賞春は距離だった可能性もあるし、有馬記念も3歳時の話ではあるので成長してきている可能性は否めないし、可能性としては高いので。

ベストはスローペースで後半特化型の競馬で違いを作ってくること、なのだが中距離戦での有酸素運動型競馬は守備範囲なのかもなと思えるだけに宝塚記念でも無下に嫌ってしまうのは痛い目を見るかもしれない。


ステイフーリッシュ

ステイフーリッシュ適性表
適性分析

一応基礎スピード面に関してもそれなりの評価を与えはしたがこれは距離によって変わってくるかなと思う。

福島記念ではパンサラッサの超絶基礎スピード戦で4番手で進めて結果的についていくのが一杯という感じで終わってしまっているので極端な基礎スピード質を求められるのはあまりよくない可能性はある。

ただ、有酸素運動型の競馬では京都記念が強かったし、対応できている余地はあるなと。

京都大賞典がそれで甘くなってしまったのでどこまで信用を置くかが難しいところではあるが・・・。

極端なスローからの後半特化型のレースの経験が近走はないが、タイプ的にトップスピード面で勝負をしてくる馬ではないしギアチェンジで一気に違いを作ってくるという感じでもない。

持久力を問われる形の中のほうが良さが活きている印象ではあるし、宝塚記念自体はフィットしている可能性が高そう。

今回に関してはパンサラッサがいることもあるのである程度ペースも速くなることが予想できるのでその点でも2200m阪神ならおもしろいかなとは思う。

宝塚記念ではどう扱うべきか?

適性自体は宝塚記念とフィットしている可能性は高いのではないかなと思う。

レース質もそうだしやはりスピードの絶対値はある程度削がれる形のほうがいいだろうなとは思うのでそのあたりはいい要素になるだろうなと。

京都記念の時が悪くなく、この時が平均バランスの有酸素運動型競馬でコーナー、要所でギアのコントロールが問われる展開を前々で流れに乗って対応しきっている。

そのうえで後半ラスト3F最速の形から出し切るロンスパ要素もしっかり見せてこれているし、ラヴズオンリーユーには捕まったがこの形がベストなのだろうなと思うところはある。

ただ、どうしてもその形で2000mだと甘くなってしまっているところがあるし、前述したように京都大賞典が2400mで後半有酸素運動の競馬で7着と敗退。

2200mに特化して考えるとオールカマーで後半分散のロンスパ戦で結果を見せているところもあるし、20年の京都記念でも大きく離されはしたが道悪の有酸素運動型の競馬で3着と好走。

非根幹距離での実績も固まっているのでこのあたりも影響しているのかもなと思える。

実際2500mの目黒記念でも有酸素運動型の競馬で3着とまとめてはいるので。

宝塚記念に置いて考えるなら非根幹距離で有酸素運動型になりやすいレース、この時点で個人的に買い要素としては増すかなと。

近況は海外の長距離戦で実績を積んでいるのでやはり後半スピード勝負、高速状況でスピード特化のレースというのは分が悪いし、ある程度の位置取りで流れに乗りながらという競馬が出来れば勝ち負けまでは相手が強いので難しいと思うが馬券内で抑えてはおきたいなと思う。


ウインマリリン

ウインマリリン適性表
適性分析

個人的にこの馬はコーナリング最大の武器だと思っていて、オールカマーにしても日経賞にしても内をついた立ち回りで最終コーナーで違いを作ってきている。

そのうえでスロー分散なら後半の総合力で勝負になるという馬で、逆を言えば流れ切ってしまうと全てにおいて良さが出てこないという感じ。

ここ2戦は前半からタイトに流れる中でしかもタフ馬場でパワーバランスが問われる中で余力なくという競馬になってしまったのでまったくもってかみ合わなかった。

ただ、宝塚記念においてもペースとしては引きあがってきそうで前半から基礎スピード面を流れた中でタイトに求められる形になると思う。

そうなると余力を持って進められないがウインマリリンでもあるのでレースメイクはかなり重要になるだろうなと。

自身の形をしっかり守って進められるのであれば前哨戦だったとはいえグローリーヴェイズ、レイパパレ、ステイフーリッシュを後半要素で負かしている馬。

勝ちパターンに持ち込めれば能力的には通用する面があるとは思う。

宝塚記念ではどう扱うべきか?

大前提としては前半基礎スピードを如何に削ぐことが出来るかというのは重要になってくると思う。

なのでこれまで好位で流れに乗って直線では先頭位置から出し抜くという競馬が板についているが、宝塚記念に関しては前半は意識せずロスを嫌って後ろからの競馬になるリスクを取れるかどうかは一つ重要になると思う。

なんなら割り切りやすい外目の枠とかに入ってしまったほうが個人的にはいいのではないかなと思うレベル。

実際、負けはしたが天皇賞春では中弛みがあったとはいえ前半から流れる中で中団後方位置で前半特化戦の中だと考えれば及第点の内容で走れている。

無理に前半から流れに乗っていこうとするので後半の良さを引き出せないがロンスパ面にしても、ギアのコントロールにしてもトップレベルを負かしている実績はあるのでそこに信用を置いてほしいなと思う。

まあその競馬になってもこのメンツをまとめてしまうだけの力があるかどうかは微妙なラインではあるが、少なくても前半から流れた中で前を取るよりはいいと思う。

あとは勝負ポイントとなりそうなラスト4Fあたりから間髪入れずに仕掛けられるかどうか。

余力が残っている状況ならコーナー性能はこのメンツでもトップレベルにいる馬、コーナーでギアを上げて直線入りで妥当なポジションを確保することが出来ているなら面白い存在になる。

ただ、このあたりは騎手の意識も必要になってくるので本命視まではしにくいが、レースメイク次第で変わる馬なのは間違いないと思う。


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