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ペペロンチーノ動画を見まくった僕がペペロンチーノを構造的に組み立ててみる(シリーズ化予定)
こんにちは。DaiKiです。
レシピ記事を僕も書いているわけですが、なぜ、その手順を行うのかをいちいち書いているととても文字数が多い生地になってしまうため、なかなかできないのです。
そこで、今回は文字数が大変なことになること覚悟の上、細かくペペロンチーノを解説していきます。
なお、有料設定となっておりますが、この記事は最後まで無料で読むことができます。ぜひ読んでください。
数多くのぺぺろちーの動画を見て、それを自分なりに解釈、組み合わせ、理論化した内容を皆さんに共有します。
お子さんと一緒に作るとき、誰かに教えるときに役に立つようなことを書くシリーズにできたらなと思いますので、書いてほしいレシピがあればコメントやTwitterに送っていただければ頑張ります。
それでは気合を入れてGO!
にんにくの使い方
にんにくはそのまま→つぶす→スライス→みじん切りの順に細かくなっていきます。
にんにくの香りを楽しみたい方はみじん切りにするとソース全体と絡んで香りが豊かになります。
そのまま使うことはそうそうなく、つぶして使った場合はにんにくそのものを楽しむことができます。
国産にんにくをつぶしてじっくり火を入れればとてもホックりしておいしいにんにくを楽しめます。
スライスはその中間といった感じになります。
欲張りな人はみじん切りとスライスかつぶしたやつを両方使います。
オリーブオイルは加熱すると香りが飛ぶ
最初にニンニクを加熱するときにエキストラバージンオリーブオイルだけを使ってしまうと、大切な香りが飛んでしまい、なんだかもったいないコストをかけてしまうことになります。
最初はサラダ油7:3エキストラバージンオリーブオイルで混ぜて使うか、ピュアオリーブオイルを使っておきましょう。
オリーブオイルを入れるのはパスタをフライパンに入れた後が一番香りを生かせるタイミングです。
正確に言うと、パスタを投入してからある程度乳化が完了したタイミングです。
まあ大して変わらないからパスタを入れた後って覚えていただければOKです。
鷹の爪を入れるタイミング
辛さをつけたいっていうよりは、味をしめるっていうイメージで使います。
ペペロンチーノ(鷹の爪)が入ってないペペロンチーノはペペロンチーノにあらず。
でも、主張が激しいとただの辛い料理になってしまい、それもそれでペペロンチーノではないような気がします。
ぼんやりしたあじをきちっとしめて、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのうちのアーリオ(にんにく)とオーリオ(オリーブオイル)を際立たせるように使います。
塩も味のアシスタント
塩も鷹の爪と同様に他の味を際立たせるために使います。
塩味が足りないと他の味に集中して感じることができず、オリーブオイル味のうっすいパスタ小麦粉を食ってるような感覚になります。
ただ、濃すぎても食えたもんじゃないので、ちょうどいい加減を目指さなければいけません。
だいたいパスタ100gに対して1gから1.5gくらいがちょうどいい割合になります。
ほかに入れる材料、ゆで汁の塩分濃度によって変わってくるので、何回も作って自分なりに基準を見つけてみてください。
2gを超えるとかなり濃くなりますのでご注意ください。
乳化の目的は主に二つ
YouTubeのペペロンチーノ動画のコメント欄に毎回いらっしゃる乳化厨は知っているのか知りませんが、ペペロンチーノにおいて乳化の目的は二つあります。
一つ目はソースをパスタに寄り添わせること。
オイルパスタを乳化させないと油がしつこくてあんまおいしくありません。
さらに、パスタにオイルが絡みづらく、食べ終わった皿に油が大量に残る現象を引き起こします。
もう一つはにんにくを柔らかくすること。
油で火を通したにんにくは食感が硬くて、食べにくかったり、筋が歯に挟まってしまいます。
そこで、ゆで汁を足すことによってにんにくを柔らかくし、ほくほくで食べやすいものに仕上がります。
特にスライスやつぶしただけのにんにくを使う場合に乳化の効果を大いに感じます。
試しににんにくを油で揚げて、そのまま食べてみてください。
割と硬くて筋が歯に挟まることもあると思います。
しかし、それを少しの間お湯につけると柔らかくなり、ほくほくになります。
ここにはにんにくを柔らかくしよう!と書きましたが、スライスして油で揚げたフライドガーリックを硬いまま使ってもおいしくなりますから、これが好きな人はスライスしたにんにくをピュアオリーブオイルで薄いきつね色になるまで揚げて、油から取り出しておきます。
それからにんにくを揚げた油を使ってみじん切りのにんにくでペペロンチーノを作り、さいごに盛り付けの段階で揚げたにんにくを添えてみてください。
これもめっちゃうまいです。
明日デートがあって口臭くなりたくない人はつぶしたにんにくでペペロンチーノを作り、にんにくは乳化する前にお役御免していただきましょう。
明日日まで口臭くなっても平気な人はみじん切りとつぶしたやつのダブル使いをして贅沢にかおり、味、食感を一気に楽しみましょう。
少し話がそれていますので乳化に味を戻しますと、別に100%乳化させる必要はないです。
上記の二つの目的を達成すること、おいしく出来立ての冷めていないペペロンチーノを食べることが第一目標なので、乳化にこだわりすぎて、出来上がりの温度感やオリーブオイルの香りがciaoしてしまっては本末転倒なので、あくまでもさっと手早く乳化することをお勧めします。
お好みの材料を入れる場合
これを邪道だなんて言いません。
だっておいしいんだもん!
アスパラやいんげんのような野菜を入れる場合はゆであがりまでの時間を計算してパスタを茹でる鍋に投入します。
そして、パスタのゆであがりと同時にお湯から上げてソースに加えます。
ドライトマト、アンチョビ、シラスのようなさほど加熱が必要ないものはにんにくの加熱が終わったフライパンに加え、さっとあえてなじませます。
シラスの場合は盛り付けの段階でかけるのもいいですね。
ドライトマトは5㎜幅程度にスライスしておいたほうが食べやすいです。
その他の材料に関しては挙げるときりがないので、入れたいものがあればコメントを書いていただければ喜んで答えます。
パスタは表示時間ぴったりで!
だいたいのレシピは表示時間の1分前にお湯から上げてくださいって書いてたりするんですけど、そもそも表示時間ってなんだよ。
と思ってディチェコのスパゲッティーニ(1.6㎜)の表示時間を見てみたら二つ書いてありました。
よく読んでみると、アルデンテ7分という表示があり、この通りに7分ゆでてみたらちょうどいい仕上がりになったので、1.6㎜のパスタなら7分ゆでるのがちょうどいいと思います。
1分前にあげるとフライパンのソースの中で更に火を通していかないといけないので、面倒です。
フライパンの中で行う作業はソースとパスタを絡めることであり、火を通すことでもフライパンを振ってヒャッハーすることでもないのです。
料理において、何のために、この作業をするのか?がわかってると格段に腕が上がります。
盛り付け
お疲れさまでした。
さいごまで読んでいただきほんとうにありがとうございます。
盛り付けは具が上にくるように盛り付けることが基本となっており、だいたいいつもそのように盛り付けます。
でも、固形の大きめの具、例えばドライトマトなんかはパスタの間に挟まって少し見えている状態も結構きれいですのでちょっとこれも意識してみましょう。
鷹の爪はてっぺんにいたほうが座りいいです。
以上になります。
こんな長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
そして、またこのブログに訪れて頂ける日を心待ちにしております。
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