35年前の8月12日
(元々はFacebookに投稿したのですが、タイムラインに流れてしまうので保存の意味でこちらにも残しました)
今から35年前のことになります(少し長いです)。
あの頃はボーイスカウトに入っていて、当日は西富士演習場の隣のキャンプ場で3泊4日の夏のキャンプをしていたその2日目ぐらいだったように思います。
夕飯の準備に水場で仕事をしていると、杉木立の上を非常に低い高度をかなりの音量で飛び去る飛行機がありました。あまりにも低空だったので、それこそ飛行機のディテールが見えるぐらいだったのでは(かなり昔のことで記憶が再作成されているかもしれませんが)。その時は「演習場の隣にもなると飛行機は低いところを飛ぶんだな」ぐらいに感じてそのままキャンプは続いていました。
35年も前ですので、スマホはおろか携帯さえ無い時代です。引率の大人たちも含めてキャンプ中は完全に文明から独立してたと思います。そんな状況にいたので、事故が起きたことはこの期間は知る由もありませんでした。それよりも、夏のボーイスカウトのキャンプでは一晩はキャンプ地を離れ、人里離れた明かりのないところで一人で幕営して朝食を摂って帰ってくるというタスクがあり、そちらが一番の関心事でした。
そんなタスクも無事に終え、数日後に帰宅してはじめて事故を知ることとなりました。数日溜まった新聞を読むと事故のことが様々な観点で書かれており、疲れを忘れて読み込んだのを覚えています。読みすすめるうちに、飛行コースや通過時刻が出てきてはじめてあの時の飛行機はこのJL123だったのかと知ることになりました。それを知った瞬間の怖さと悲しさ、あの感覚は今でも忘れません。
きっとあそこで機体を見かけたのも何かのご縁かもしれません。改めて事故に合われた方のご冥福をお祈りいたします。
また、その後の安全運行にご尽力いただいている運行各社に感謝しています。
未だに御巣鷹山にはお参りは出来ていませんが、いつかは行かなければと毎年この頃になると思い出し、少し長いですが書いてみました。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA123%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85