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【遊戯王】VTuberを囲え。元オタサーの騎士が語るEvil⭐︎Twinデッキ
どうも、ざくおです。
僕は若かりし頃、学生時代にオタサーの姫を囲っていた過去があります。
当時は恋心 + 下心 = 100%でしたが、当時の僕はオタク知識にステ全振りだったので、苦い思い出です。
さて、今回はVTuberを囲うデッキを作ってきたので、紹介したいと思います。
本当はCSに出たかったのですが、昨今のコロナ禍事情により、少しだけですが体調が悪かったので自粛したため0回戦落ちでした。
早く終息してほしいですね。
◯Evil⭐︎Twinって何するデッキなの?
このテーマは、VTuber界隈のてぇてぇを体現したようなギミックで成り立っており、VTuberの「キスキル」モンスターと「リィラ」モンスター、そしてサポート魔法罠によって構成されています。
「ピンクの方」、「デビュー3ヶ月後辺りから下ネタで人気取ってそうな方」です。
「青の方」、「オタク受けが良さそうな方」です。
どちらも可愛いですね。
これらのメインデッキに入る初期衣装VTuberはNS、SS時に相方をリクルートする効果を持っています。
基本的に、どちらかを出すと相方が出てきてそのままリンクする、という非常にてぇてぇメインギミックとなっております。
そして、そのリンク先が
リンク体キスキルと
リンク体リィラです。
どちらも「メインフェイズ中フリチェで相方がいなければ相方蘇生効果」と、「SS時に相方がいれば追加効果」を持っています。
追加効果はそれぞれ1ドローと1枚破壊と腐りにくい効果です。
そして、手札コスト1枚でVTuberをリクルートするカードと、それをサーチできるカードがあります。
メインギミックは以上です。
以上です。
というわけで、おさらいするとこんな感じです。
ちょー単純ですね。
魔法カードも併せて、一枚初動が最大12枚も入ります。
キスキルかリィラにアクセスできれば、
相方リクルート
リンクキスキルをリンク召喚
リンクキスキル効果でリィラ蘇生
リンクキスキル+リィラでリンクリィラをリンク召喚
リンクリィラでリンクキスキル蘇生
リンクキスキル効果で1ドロー
リンク2体でリンクキスキルをリンク召喚
これで1枚初動で1枚ドロー+相手メイン中に1除去の形が作れます。
メインギミックはこれで以上です。
1枚初動が12枚入ってて素引きゴミがないって言葉だけ見れば強そうですよね。
◯実際どんな構築?
僕がCSで使おうとしていた構築はコレです。
まず、大前提として現状の環境が中速で罠カードが比較的強く撃てる環境という点が重要です。
やってることは「罠型コードトーカー」と近く、メインギミックにドロー効果があり、罠がたくさん敷ける。
そしてリンクを伸ばしてアクセスからのワンキルを目指す感じになります。
「罠型コードトーカー」との差別点は、罠の質です。
特にギミック上、環境で強いとされている罠カード「激流葬」を強くプレイできる点が非常にポイント高いです。
他にも実質ゴドバになる「ゼロデイブラスター」をほぼノーコストで撃てる(むしろ、蘇生→SS時効果に繋げるきっかけにもなるのでメリットになる)など、罠の質という点で「罠型コードトーカー」と差別化が図れるかなと思います。
一方で、アクセスからのワンキルを目指すためのハードルは「罠型コードトーカー」には遅れをとります。
そのため、リンク数を伸ばすカードとして、「ディノミスクス」や「天龍雪獄」、「大捕り物」といったカードで補助を行なっています。
◯採用カード、非採用カード
◯採用カード
・Evil⭐︎Twinギミック
まず、上述の初動となる12枚はフル投入しました。
これを引けないとただの罠ガバ伏せデッキになります。
なんとしてもリンクギミックによるループでリソースを盛るorアクセスワンキルを通すことをしないと勝ちは見えません。
リィラトリートは、墓地に仕込んでおくことでライフの保養や戦闘でのアドバンテージ有利が取れることもある点、デッキの初動になるカードを減らさないので盤面を返された場合や妨害を貰ってしまった場合に立て直しが効きやすい点などから一枚刺していますが、すごい強く使えた場面は少ないです。
・金満で謙虚な壺
最強カードです。
このカードのおかげでメインギミックを絞ったこのデッキでも安定して動きに入ることができます。
初動が通った後に撃てば対面に対して有効な罠を探しにいったり、羽根ケアで宣告を探しにいったりもできます。
・一滴
2割くらいは後手で展開するときのまくり札として使用します。
下級のリクル効果は「場に相方がいなければ」なので、効果にチェーンして下級をコストに発動することで、出て来た相方がさらに相方を呼ぶので、実質ノーコストで通すことが可能です。
打点の補助にもなるので、戦闘によるアドバンテージを得ることも視野に入ります。
コストにして強いのは下級だけでなく、リンク体も同様です。
リンク体を片方場から離すことで相方を呼ぶ機会を生み出せます。
激流を無理矢理通す際に使うことが一番多い使い方です。
・罠
もう、全部強そうな罠カードを入れました。
使い方はご想像の通りだと思います。
全部のカードが引いたら引いただけ妨害になるかと思います。
・アーゼウスセット
このデッキで一番パワー高いかもしれないけど、一番使わないかもしれないカードたち。
基本、このカードが出せるタイミングはアクセス展開で殺せる場面です。
相手ターンにリンク体で下級を蘇生し、追加の下級かディノミでセイントレアを組んで上に乗せるのが基本的な使い方です。
応用として、相手のエクシーズ体に突っ込んでから大捕り物などでコントロールを奪って上に乗せることもあります。
出たら強いよね。
◯非採用カード
・手札誘発
今回は手札誘発0枚構築です。
「ついに脳がVTuberに侵食されてファンデッカスになったか」と思われそうですが、ちゃんと理由はありますし、誘発入れても僕はファンデッカスです。
まず、初めはうららと増殖をデッキに入れていました。
しかし、現環境ではそれらを通したとしても十分な妨害になり得ることはそこまで多くなかったです。
展開系デッキは指名者があったり、そもそも貰っても踏み越えて展開できるデッキばかりでうららがあまり信用できず、一枚手札を消費しても、それに見合ったリターンが返って来づらいと感じました。
中速以降のデッキに対しての増殖は、モンスター以外の妨害を構えてターンを返されたり、そもそも撃つ場面がなかったりという風に感じました。
環境でγが流行しているという点も大きな理由の一つです。
以上のことから、後手であってもうらら一枚通すより激流一枚通す方が強いという理論で、誘発を全て罠に差し替える方向で構築しました。
逆にγを入れるというのも考えましたが、γが撃ちやすいデッキタイプではありませんし、ドロー効果でデッキを引いていくという性質上、2枚目以降のγやドライバーを引いてしまうリスクを犯すよりはいつ引いても強い罠を増やす方が合理的かなと感じます。
・ドラグマギミック
一番初めにこのテーマのデッキを組んだ時に使ったのがドラグマ型でした。
パニッシュメントはたしかにかなり強力なカードです。
しかし、このデッキではシャドールや召喚のようにうまく使えていないように感じたため最終的にアウトしていきました。
パニッシュメントのみの採用も試してみましたが、最終的には抜けていきました。
パニッシュメントは撃った瞬間はかなり強力ですが、その返しでアクセスワンキルに繋がらない点、エクストラのコスト要員がアーゼウスセットと入替になってしまった点から、非採用を決めました。
・サイバースギミック
「サイバースガジェット」や「パラレルエクシード」ですね。
それぞれ展開を強くしたり、アクセスワンキルへの繋ぎやすさがメリットです。
しかし、それらはあくまでEvil⭐︎Twinギミックが回った前提での話となります。
デッキの性質上、後手であえて一枚初動を切らずに罠のみでターンを返し、激流などで安全に展開を通せるようになってからスタートする事も多く、そうなった場合に一緒に手札で留守番をしてしまうのはあまり美味しいとは言えません。
以上のことから非採用となりました。
◯ゲームプラン
このデッキで意識してプレイしているのは上述の通り、
・罠でリソース差を付ける
・アクセスで場を荒らしてワンキル
です。
メインギミックの妨害能力の少なさと、打点の低さから、罠によって盤面をコントロールしていくことが必要不可欠となります。
そのため、意識して相手のリソースを枯らし、リソース差で上を取れるよう意識して罠をプレイしていく必要があります。
そして、キルに至るまでのプランもしっかり考える必要があります。
イージーな勝ち方としてはもちろん、アクセス+ライゴウで8000オーバーダメージを出して削り切ることが挙がります。
リンク体を一体残しながらアクセスを作ってから相方蘇生→ライゴウで5300+3000でワンキルになります。
他にも、2200通した後に手札の下級をアルミラに変換してトランス→アクセスでキルというパターンもあります。
しかし、時にはキルできない場面でもアクセスを組んで相手の盤面を剥がしきってリソースを枯らしきって、後はリンク体のクロックで勝つという選択肢も考えないといけません。
他のデッキと違って、ギミック内のカードや盤面のモンスターではなく、持っていたり引いた罠カードと相手の状況を見てどういった流れで勝利するかのプランを考える必要があると思います。
本当に打点面がしんどいデッキなので、罠型コードトーカーが羨ましくなることが多いです。
◯さいごに
「ぼくのかんがえたさいかわVTuberでっき」ですが、いかがでしたでしょうか。
環境上位がある程度固まっていて、かつ低速な環境なので、こういったファンデッキめいたデッキでも勝てちゃうのでファンデッカーな僕にとってはとても楽しい環境だと思いました。
使ってる人見ない割にカードが割と値段してしまいますが、汎用カードが大半を占めているデッキなので、よかったら組んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。