限界中年男性でも食える英国貴族の味
限界中年飯のシリーズを始めようと思います。
独身男性でも作れるレシピみたいなのありますけど、ワイに言わせてもらえばそれでも意識が高すぎる。
ワイが求めてるのは鍋とか使わなくても出来る料理なんだよ。
ということで、可能な限り意識の低い限界中年飯のシリーズを始めようと思う。
初回は華々しく!限界中年でも食える英国貴族のフード。
ゆとうマッマはケーキの先生もやっておったので、限界中年であらせられるゆとう様も実はキッズの頃にゆとうマッマに一通りのテーブルマナーは教えられてアフタヌーンティーの作法も教えられていたのである。
オナゴに人気の高級ホテルのアフタヌーンティー、あれ、ワイに言わせればイギリスの正式なアフタヌーンティーとはちょっと違うんだよね…
アフタヌーンティーは、サンドイッチ、スコーン、ケーキ(甘いもの)が三段になってんですけど、
アマンとかの高級ホテルのアフタヌーンティーは肉類とかのオードブル的なものが入っているようで(アマンに行ったことがねえので写真で見た)あれは本来ならアフタヌーンティーには入れないんだよね。
なぜかというと、アフタヌーンティーというのはあくまでもお茶会なんで食事的なメニューが入らないんです。というのも貴族や上流階級の人らか夜に観劇に行く前にお茶と共に食べるものだったのが、上流階級の人らが自分の家に社交のために人を招いて振る舞うようになったのがアフタヌーンティーなので、
日本で言うところの茶道の位置に似てるので肉類などの食事でははいんですね。あくまでお茶会なんです。
多くは応接間で行われたので、正式にはアフタヌーンティーはローテーブル、ローチェアの応接間のセットで行われるものでした。
応接間のローテーブルの上に皿を置くのでローテーブルはそんなに大きくないので皿が三段なわけだよ。早い話が東京は土地が狭いからビルなのと同じなんだわ。
対して、ハイティーと呼ばれるものがあってこれも高級ホテルとかでハイティーとかやってると思うけど、これは食事がセットなんだね。ホテルだとオードブル的な軽食やケーキ、スコーンが出てくるのかな?
これはなんでハイティーと呼ばれるかというと、庶民が夕方にお茶と共にダイニングテーブルとハイチェアで食事を取ることから来てる。
ヴィクトリア朝になると高級だったお茶も庶民にも変えるようになってきて、お茶と共に食事を出来るようになったのがハイティー。
だから、高級ホテルでアフタヌーンティーにオードブル的なものが三段の皿に乗ってるのは正式ではないんだけど、高級ホテルのアフタヌーンティーで5000〜7000円するんでしょ?
だからボリュームとバエ重視でそうなったんじゃねえかと思うんだ。インスタバエしてオナゴが喜べばいいし、サンドイッチ、スコーン、ケーキで5000円じゃボリューム的もっと何かないと客が入らんもんな。
そして、ここからが今日の本題です。
正式なアフタヌーンティーには欠かせないものがあって、それがクロテッドクリームの付いてるスコーンと、キュウリのサンドイッチなんですよ。
今日の限界中年飯で取り上げるのはキュウリのサンドイッチだったのだ!!!
インスタバエ重視の日本のアフタヌーンティーにはキュウリのサンドイッチ付いてないとこらが多いのではないかと思うけど、正式なアフタヌーンティーにはキュウリのサンドイッチがついてる。
これなんでキュウリのサンドイッチかというと、キュウリが今の日本で言うところの千疋屋のメロンみたいなステイタスシンボルだったんですよ。
ヴィクトリア朝当時のイギリスでは気候的にもキュウリが育ててにくくて温室で栽培するか、または栽培に適した土地を所有してるか、または輸入するかでキュウリというのが大変に高価な食材だったんですね。
だからキュウリをサンドイッチに使えるということがステイタスだったんです。
だからアフタヌーンティーに高級なキュウリをサンドイッチに使ったんですねえ…
ということはですよ、我々限界中年でもキュウリのサンドイッチを食えば実質イギリス貴族❗️
キュウリのサンドイッチの作り方
1.サンドイッチ用薄切り食パンにバターを塗る。
2.薄くスライスしたきゅうりに塩をして水気をとって挟む、または軽く酢漬け(酢の物を作る酢がスーパーに売ってる)にして水気を拭き取り挟む。
完成
どうですか?キュウリは夏が旬なんで是非イギリス貴族の味を噛み締めてみてください。
なお、コンビニで売ってるツナサンドの方がうまいです。