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松ぼっくり男爵 Pine Baron


選挙ネタ書こうと思ったんですが、急激に寒くなって、寒い→秋→秋の絵画ってなんか閃いたので選挙ネタじゃなくて秋の絵画ネタで書きます。

ゆとう様は幼稚園中退が最終学歴のインテリゲンチャなので絵画もすちなのです。

今日ご紹介するのはアメリカ絵画の巨匠、アンドリュー・ワイエスの松ぼっくり男爵でございます。


ゆとう様は昔渋谷のBUNKAMURAザ・ミュージアムでアンドリュー・ワイエス展がやった時見に行きました…

アンドリー・ワイエスはクリスティーナの世界のシリーズで有名です。


クリスティーナは筋肉の障害を抱えていて歩けない女性でしたが障害を抱えていても身の周りのことを自分でやって生きていてワイエスは心打たれてクリスティーナのシリーズを書いたと言われてます。

ワイエスはまだ人種差別が激しかった頃のアメリカに生きてましたが人種や障害に関わらず人に優しく接していたらしい。

これを踏まえて松ぼっくり男爵を見てほしいんですね。


松の林の中に置かれたヘルメットの中に松ぼっくりが入ってます。

松ぼっくりは火が起こしやすいので暖炉やストーブの火を起こすのに使うのです。
アウトドアで覚えておいてもいいでしょう。

ここからこの絵画を紐解いて行くのですが、このヘルメットの持ち主はワイエスの実家のそばの農場を経営していたカール・カーナーというドイツ人移民でした。
カールの農場の入り口に松の並木があったのです。
カール・カーナーが第一次世界大戦に従軍した時に使っていたヘルメットがこのヘルメットでした。
カールが戦場を共に戦ったのがこの鉄のヘルメットだったのです。
松ぼっくりはカールの奥さんのアンナが入れたものでした。

つまり、アンドリュー・ワイエスは松ぼっくりとヘルメットを通して第一次大戦後にドイツからアメリカに移民して農場で慎ましく暮らしていた夫妻の人生を描いていたのです。

ワイエスはこのドイツ人の農場主と年齢は離れてましたが子供の頃から交流があり、この絵を描いた時ワイエスは59歳、カールは78歳だったらしい。

ワイエスはこの農場をモチーフに繰り返し絵を描いた中でもこの松ぼっくり男爵は傑作と言われています。

人種差別やまだ男尊女卑もあったろう当時のアメリカで優しい目で人の人生を見つめ続けたワイエスだから描けた傑作なんですね。

最近、ネットを見ていると老人死ね死ねやってる連中がすげー多い。
もういい歳こいてる氷河期のおぢおばまでやっているけど、あんたらもうアラフィフにもなろうという分別のついた大人でしょうに。

氷河期の俺らは爺さん婆さんの犠牲になって可哀想だし、老人は金融資産持ってるのは氷河期を犠牲にしてきたからだ老人死ね、こういう主張をいい歳こいたオッサンオバハンがやってんのがもう醜悪だよ。

国民年金なんて5万くらいだし、年金をいっぱい貰ってる人はそう多くはない。
厚生年金でも男で平均15万、女で10万くらいのとんでそれで豊かな生活を出来てるのか想像すりゃ分かるでしょ。
だから定年退職しても働いてる人がいるんだよ。

金融資産持ってる老人だって現役時代に稼いだもんだし老人死ね死ねやってる連中よりトータル多く納税はしてんじゃないの?
金持ってるから狡いは言ってることがマルクス主義者の左翼と同じなんだよ。恥を知れよ。

https://www.mhlw.go.jp/content/001233406.pdf


で、こういう連中の自認が保守だったりするから始末が悪い。
保守なら老人死ねはやらない。

たしかに現実問題、社会保障改革は必要になってくるし高齢者への負担割合を増やすというのが解決方法になるのはリバタリアンは老人死ね死ねやってる連中が騒ぐ遥か前から言ってたんだよ。

しかも今は老人死ね死ねやってる島本界隈は10年前はワイを血も涙もないリバタリアンだー!って攻撃してたんだぜ?どの口が言ってんだよw

社会保障費増えて現役世代の負担がもうこれ以上どうしようもないところまで来るので、高齢者にも負担をお願いするというのはやるしかなくなってくる。
だとして、社会保障改革をするというのが高齢者憎悪とセットの必要もない。

そこで高齢者は狡いー逃げきりだー言うたところで、じゃあお前は金の卵と言われて中卒で集団就職で働いてた世代に若い頃代わりたいか?
高校も通わないで工場で働きたかったか?
今の70代後半がその世代だし、更に上の世代は戦後苦労したろ。
そんなもんその年代でいい時代もあれば大変な時代もあるやろ。
それを俺は可哀想でお前らは狡いはクソフェミお気持ち理論と同じなんだわ。
高齢者に負担をお願いする理由付けが高齢者は金持ってる狡い死ね!はバカです。
お気持ち阿Qです。

俺たちは可哀想な氷河期だから老人死ねはそれこそもうどうしようもないお気持ち阿Qですわ。

要は自分ばかりが可哀想、なんのことはないネトウヨ名乗ってた保守サイドでもこういうフェミや左翼みたいな人間が増えていて俺は可哀想でお前は狡い、おれおまをやっているのを見てどうしようもねえなと思った次第であります。

ワイエスは他者への思いやり、想像力があったからクリスティーナの世界や松ぼっくり男爵という傑作を描けたのです。

これな

インテリゲンチャゆとう様のお話は含蓄がありますねぇぇぇぇ〜〜〜

他人への想像力もなくそれこそ先人である高齢者に死ね死ねやってるカスに保守を名乗る資格はねえんだよ、スマホで駄文を書き散らす余裕もあるのに生きるのくるちぃくるちぃなら何やってても苦しいんだわ、生きるの諦めててめえが死ねや

まあ、ワイは保守ですらなく血も涙もないリバタリアンだがリバタリアンのワイですらそう思うわ。


そしてワイエスが描いた松ぼっくり男爵のヘルメットの持ち主のドイツ人移民のカーナー夫妻はカールが81歳、アンナはなんと98歳まで生きたそうです。
この松はカールがドイツから苗木を持ってきたものだそうでドイツからアメリカに来てカール夫妻と共に農場を守ってきたのでしょう。
今も松ぼっくりを付けていることでしょう。