ターンテーブルを手にしてから20年。「第3話 DJデビューするには。」
カテゴリ: DJ U-SAY
DJデビューするには、色々な方法があると思います。友達のつながりでイベントに出たり、自分で主催したり、デモを送ったり、作品を出してからってパターンもあるかもしれないですね。
わたしの場合は、友達からのお誘いで。
ここまで、名前が書けないのが残念ですが4人目の友達のおかげでDJデビューしたわけです。
当時宇田川町のATOMがオープンする前のスペースでしたね。その前にお店の名前があったかは不明です。すいません汗。。
ちょっとしたことで
そのイベントで高校の時の友達が何人か一緒に行ってて、友達が「あの人、クラブHarlem※1 の偉い人じゃね?声かけてこいよ」って。緊張しながら声かけたら違う人で(笑)
そのクラブが入ってるビル(Dr.Jeekahn's)の社員の方でした。すると、その方から「今、学芸大学のBarでDiscoかけられるDJを探してるんだけどできるか?」と。
当時ヒップホップのレコードと並行してソウル系のアナログレコードも買っていたので、「はい!やらせてください。」と。
※1 クラブHarlem
「渋谷のヒップホップの大箱クラブ。当時からVIPには芸能人やスポーツ選手も遊びに来てましたね。」
19歳か20歳頃ですかね。毎週金曜は学芸大学のBarでDJバイトできることになりました。まずは本格的にスタートはBarだったんですよね。
学芸大学のBar
今はDJ設備はないでしょうが、Alwaysという隣が中華屋のところでDJバイトさせていただいてました。5,000円のギャラとお酒飲み放題。お酒もだいぶここで覚えましたね(笑)
お店のレコードも使えて、自分のレコードも毎週金曜の夜は大学帰りにレコード150枚くらいを電車で運んで。当時10歳ぐらい年上の方から曲を教わったりしながらディスコやユーロビートもレコードでかけてました。3年か4年くらいやらせてもらいましたかね。
現場でアドリブできるDJ
自分が開講しているDJスクールの生徒さんから「知らない曲だとつなぎがわからないので曲を持ち込んでもいいですか?」と相談されることがたまにあります。
わたしは、当時、お店のレコードをほぼ知りませんでした。もちろん持っていたレコードもありましたが、アーティスト名知ってるぐらいとかがほとんど。その場でかけながら選曲していくわけですよ。試聴の延長のような(笑)
でも、それでアドリブできるDJになれましたね。今では友達の家の知らないレコードでDJとか最高です。楽しすぎて。知らない曲でも基本は一緒ですよ。出来ないことはないですよ、出来ます。
クラブDJデビュー
このあと渋谷のクラブAsiaでちょこちょこ回しはじめるんですが、その先か後かここは記憶が曖昧で、、、おそらく阿佐ヶ谷のクラブが先だったような。。その頃に募集を見たのか。うーん、ここのはじまりがあまり覚えてなくて(笑)
デモテープも作ったような、、おそらくデモテープですね。カセットでミックス作って、渋谷で主催者に会って直接渡して。でオッケーの連絡もらって、阿佐ヶ谷の小箱でも毎月やってましたね。10人くらい入ればいっぱいぐらいな小箱でしたが音が良くて楽しかったですね。
それと同時進行でその日も同じように、学芸大学のBarににむかい、選曲していると目の前のお客さんから「選曲いいね!今度AsiaでDJしない?」と。これまたお誘いなわけです。
「弟がヒップホップで俺(お兄さん)がハウスでイベントやってるんだよね。」
もちろん、わたしの返事は「はい、是非やらせてください!」
集客について
無名なDJに客なんて来ないわけですよ。
DJにとって集客って非常に大事で。自分で呼ばなきゃいけない。有名な方でもたまにガラガラなことをお見かけしますね。それくらい難しい問題ですね。この時くらいからDJに本気出して来たんでしょうかね。とにかく、クラブに遊びに行っては男だろうが、女だろうがナンパして友達作りして。で、DJやって。繰り返し。大変ですよ。でも楽しかったなぁ。
今ではそんなガツガツしてないですけどね。
気がつけば、、、
渋谷のクラブAsiaでメインDJをやらせてもらえたりするようになって。そのときはDJ名はYASSでしたね。メインフロアの上からDJできた時にフロアを見下ろしたらほとんどが友達ってときもありました。あとでオーガナイザー(主催者)から「60人とか集客、さすがですね」って。
そんな呼んでたっけ。って驚きです。
もちろん、友達が友達を呼んで。当時みんなナンパしてましたからね。
阿佐ヶ谷のクラブでも当時、一緒に出ていたDJがこのあとレギューラーイベントを新宿で開催して、いずれ渋谷のロックウエストで長くにわたって枠でやってて。その時には、またいろんな方とご一緒させていただきました。今ではすっかりわたしもファンのサイプレス上野氏とは最初の新宿から一緒で。イベント後半ではケツメイシのDJ Kohnoくんとかイベントが一緒でしたね。他にも今では有名になった方がゴロゴロいたんじゃ。もっと仲良くしとけばよかった(笑)
最後に
これからDJをしたい方は、こんな感じでいろんな人とつながると、気づけばいろんなところでDJできるってこともあるので、なるべくたくさんのイベントに出ていろんな方に自分を知ってもらうことが最初は大事かと思います。
今回で第3話完。ってしようと思ったのですが、まだ締めれなかったですね。ミックステープだったり、ラジオだったり、レーベルだったりまだまだありました。。
次回はミックステープについて書いていきます。「ミックステープをこう出しました。」